★仙台駅構内での激戦★乗継割引?JR自らの複雑なシステムに翻弄されるの図
もったいぶってみたのはJR仙台駅(JR東日本)で
まずい対応が2件続いたからだ。
JR東日本の職員が「そんな面倒な切符を買う客に会ったことがない」
は禁句である。
もちろん禁句だから言わないのだが、乗客の言い分がまったく理解できないのは
不愉快を通り越して、陳腐ですらある。
こういった経験を9月3日の松江駅、9月4日の新大阪駅で体験し、JR西日本も
たいしたことないな、とここに書いたばかりだ。
まずは最初のケース。前エントリの続き。
函館東京往復切符(かえり)有効期間9/19までを
9/15にフリー区間内の大宮駅で出たあとに、別の切符で入り直し
北陸新幹線に乗車した。
そして9/16に一ノ関→仙台の乗車券・特急券を使用して改札を出たあとに、
(翌9/17に)「函館東京往復切符(かえり)」での自動改札通過の可否を
駅員に尋ねたのだ。
ほんとうに結果として駅員をテストしたような、そんな展開になって苦笑である。
駅員いわく
「その切符では途中下車できませんから、無効です」
話がすれ違っている。
こちらが聞いているのは、明日も有効期限内である当該の切符が
自動改札が通るかどうかである。
そして、いまその駅員の目の前を別の切符で
通過、出札した上で、改札の外で質問しているのだ。
こちらが声を荒げて当然だと思う。
「途中下車は前途無効です」は未来形か、過去形か?
そこが日本語の難しいところで、相手がコミュニケーションをとろうとするハートがないと
聞き手はネガティブに捉える。
「そのような行為は違法です」と一緒。
違法行為をしてしまっていたら、現行犯だろう。
もし、そうしたら現行犯ですよとは雲泥なのだ。
いずれにしろ、3分間の長い押し問答の末、こちらの言い分が理解され、
「自動改札は通れません」
そうだよな、で終わりの話だ。
これだけなら、「ったくよ」で終わりの話だ。
(内包型の企画切符はこういう割り込み的な利用が可能なのである。
分社化により駅員にその知識がない。)
これが仙台駅、続くから厄介だ。
帰りの切符を買おうとみどりの窓口を見ると、この列。

そういえば前日の夕方、到着したときもたくさんの人が並んでいた。
新幹線特急券と在来線特急自由席の乗継割引は同時購入である必要があるので、
860円を節約することを最大優先と考えた。
窓口では「自動販売機でも買える」というのだが、4回トライして
パネルタッチの手順がよくわからない。
結局860円が惜しいので長蛇の列に並んだ。
16分並んで自分の番が来た。列の長さの割にはよく回転しているが、
新幹線自体はそんなのんびりした時代のものではないだろう。
この窓口の女性スタッフも「自動販売機でも買える」という。
で、「乗車券と同時購入ではありませんので、乗継割引にはなりません」
とのたまうのだ。
何のために16分も並んだのか。860円節約のためだ。
よーく、考えてほしい。自動販売機で買えるのに窓口では買えない、と言っているのだ。
もっと細かく言うなら、
「乗車券と特急券2枚を同時購入」が割引の条件なのではなく、
「乗車券を所持した状態で特急券2枚を同時購入」なのである。
当然ながら「バカヤロウ、何のために16分並んだと思ってんだ!」
とどなりつけて、その場を去るだけである。
この時点で希望の列車の窓側は売り切れ。1時間後の列車に変更する。
その部分は大きな問題じゃないが、仙台駅の12の窓口には客が並びすぎて
窓口も疲労困憊しているというわけである。
しかし、それを理由に許される対応ではない。
本当に自動販売機で買えるのなら、当該機の前で
「買えねえ!どうなってんだ!」と喚き散らしてやろうか。
いやいや、パネルの押し順にちょっとコツがあるってのがオチ。
↑左列の水色のアンダーラインに反応すると
乗車券込の選択肢しか残らないので要注意。
右列2段目のもっとも自由度の高そうな
パネルをタッチするのが吉。
そんなら、自販機の前に係を張りつけておけよ、だ。
JALなんか羽田でちゃんとやっている!
で、幸い自販機の前には係のお姉さんが案内しており、
実にあっさり買えるのである。
これを「知らないおまえの負けだ」というのが
いまどきの誠意を欠いた世の中である。
だからJR東日本には徹底抗戦。ここから買いましょう、と拡散して見せましょう。
それにしてもいまどきwifi事情も考えるとJALはwifi事情で新幹線に対抗、します???
電源では新幹線の勝ち、wifiではJALの勝ち? マジ?
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コメント
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同じく50代ですが・・・
いえいえ、
【左列の水色のアンダーラインに反応】して、指定券ボタンを押したとしても
そこから、候補を選択していって、最終的には
【特急券と乗車券を購入する】【特急券のみを購入する】のボタンは出ますよ?
もちろん、そのあとに、乗車券を購入する場合は往復にするか片道のみかや
座席マップからの好きな席の指定なんかも出来ます。
操作をお間違えでは無いでしょうか。
まぁ、判りにくいのは事実かも知れませんが、
JRの様々な列車と旅客取扱規則(変更・取消・特殊取扱)の
全てを漏れなく反映させて
しかも、膨大な割引規則を反映させたあの指定券売機って
相当優秀なハードウェアだと思いますし、
あれ以上判りやすくは、出来ないと思います。
というと語弊がありますかね・・
Aさんに併せて、設計を変更すると
Bさんにとって判りにくい部分がどうしても出て来てしまうのが
複雑系システムの宿命だということでしょうか。
もっとも私は、これまでATMとかの設計が主体の
エンジニア+SEですので、考え方が一部特殊かも知れませんが。
投稿: 同じく50代ですが | 2020年4月 4日 (土) 06時40分
4年以上前の記事に超亀レスしている時点で、開発側エンジニアとしての一方的な見解かな?
猛省を促します。
問題点は乗車券を提示しないと特急の乗り継ぎ割引をしないと突き放した窓口対応であり、実際に現場で東日本職員がそういう機械操作を指示したから書いている記事。
まったくもってこういう人間が多くて困るね。その前にJR各社のまずい対応が十数回も本ブログで述べられていることもご存知なかろう。これがJRという組織の病巣。
さらにはすでに北海道新幹線が開通した現在、こういう乗り継ぎ割引ストレスは発生しない。
本人無意識・無自覚&無責任コメントの好例なので晒すことにします。
あと世の中不思議な人が多いのは知ってますよ。いろんな人がいることをコメント主も知ったほうがいいね。
投稿: fishlights(ブログ主) | 2020年4月 4日 (土) 09時24分