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2015年9月30日 (水)

★2015アキタビNo.2★1日目…1=上越市水族博物館(直江津)

アキタビ初日、しかも朝8時半の時点で、いきなり予定変更。

直江津の水族博物館へ向かう。

これ、(上越妙高駅で)たまたまわずか12分の新幹線からの乗換時間に、

駅舎を撮ろうと思わなかったら、発生してない変更。

駅にポスターを張り出してみるもんだよな。

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直江津駅から、街中をテクテクと15分。日本海にほど近いロケーションに、

じみ~に建っておりました、

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市営はなにかと予算的に大変なのよ、というわけで(株)八景島が指定管理を

請け負っていることが明示されていました。

ここの売りは、マゼランペンギンの飼育数。100羽を超えているので

左右両方の羽にタグがついているんだけど、まあ何号が即座にわかるもんかね?

餌をやった個体、食べてない個体を毎日チェックする?

で、定期的に体重も測りますか?

このペンギンの賑やかさはちょっとすごい。

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となりのゾーンのゴマフアザラシ君もなかなかに芸達者だけど、

ペンギンには数で負ける。

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↑ゴマちゃんのジャンプ! え?ゴマちゃん、ジャンプするんだっけ?

さらにとなりのカワウソ君にはスポットが当たらず、ちょっと寂しそう。

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イルカのショーは土日限定みたいだけど、屋上からはイルカプールと

ペンギンゾーンが一望。

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もちろん日本海の眺めも!

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メイン水槽はライティングを改善していい雰囲気に。

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ウツボ、そしてイワナ。

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それにしてもどの水槽も賑やかですこと!

派手さはないけど応援したくなる、水族館でしたね。

2015年9月29日 (火)

★函館の坂<第6回>日和坂★ここからは訳アリ度がアップ(追加取材加筆)

では第六弾いきます。日和坂(ひよりざか)。

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こんな坂かと思いきや、

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こんな坂、なの? 違う坂じゃん!

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No.10の坂なわけですが、地図でわかるように

高橋病院の上手で通りがズレている。(○印のところ)

これ明らかはに下側が後年改修してまっすぐに見せているわけ。(←実は別の坂、らしい)

旧相馬邸脇で写真をとると、ほんとうに港までまっすぐな坂。

でも、坂の最上部にある船魂(ふなたま)神社からの道は十字で交差して

ないんですな。明治40年の大火は相馬邸まで迫っていた。(←相馬邸は罹災して再建)

No.14の二十間坂は当時、この広さになっていない。

東本願寺はこのとき焼けて、コンクリートで建て直し。(←大正5年完成)

明治40年の大火が、このズレに影響しているのではないでしょうか。(←ズレとは別の問題かも?)

(旧相馬邸で発見した「昭和8年の市街図」を後日もっと詳細検討する予定)

いずれにしろ、(坂下は)数年前に舗装をしなおし、タイル状の石板をしきつめて、

電車通りまで下りていく、大三坂に次ぐ、推された坂になってきたようです。

これでNo.9基坂からNo.14二十間坂まで、観光ゾーン化が着実に進行している、

ちゅうね。

最初の七坂(No.1~7)とは、明らかに趣を異にしている観光ゾーンです。

(以下の記事公開後追加取材→9/29PMを反映加筆)

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旧相馬邸に行ってきたわけです。ピエール瀧の旅番組で、

「大正10年の大火」という文言がここの場所でガイドさんの口から出ました。

というわけで東出館長に直接取材。

「明治40年の大火で全焼したということはないらしい」

「罹災したが翌年には建て直し。ただし洋館部分の完成には3、4年かかった

という資料もある」

というわけでこの界隈は明治40年の大火で被害甚大だった地域だが、

その程度はまちまち、が結論。

また(大三坂近くの)カフェやまじょうのマスターいわく、

旧相馬邸から下が日和坂、上が鳶(とび)坂。

マスターは旧愛宕中あたりの坂上グランドで野球少年だったとのこと。

根っからの地元!

知らない坂名もいろいろ出てきた。

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↑故森田芳光監督のメモリアル色の濃い、カフェやまじょう。

マスターはこのあたりのコーディネーター(TV・CM等のロケ関係)として有名。

TV出演も多数。

そして、写真を付け加えておきたいのが、船魂神社。

函館山の麓には実に神社が多い!

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船魂神社から港へは見通せない。坂下先のブルーは

となりの基坂先の自衛隊敷地内工事中のブルーシート。

2015年9月28日 (月)

★函館の坂<第5回>大三坂、チャチャ登り★教会の間を下りていく快感

函館坂物語再開です。

現存十二天守もそうなんだけど、たまたまその十二だった、のが真相であって

十二がそのラインナップになるべくして繰り込まれたか、と言えばそれは言えない。

函館の19坂も、18坂という説もあり、じゃあ、大三坂とチャチャ登りは1つでいいのか、

ということだし、谷地坂だけ異端じゃない?という主張も可能である。

つまりは、函館市が規定した坂標の19の名称に対して、ツッコミを入れることで

事の真相が明らかになるだろう、ということなのである。

ということで数時間のセッションを3回ほど行った結果、第五弾は

セオリー通り、大三坂(+チャチャ登り)としてみる。

函館市が坂の舗装を石畳にしている時点で、ポジションは第四位なのである。

それはしょうがない。

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地図ではNo.12とNo.13(上手がチャチャ登り、下手が大三坂)

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八幡坂の起点を横にたどっていき、そのラインから下が大三坂。上がチャチャ登り。

チャチャとはアイヌ語でお爺さんの意味で「爺々」と漢字を当てる。

国後島の爺々岳と同じと覚えればいい。

チャチャ登りを最上部から下りていくと、右に聖ヨハネ教会、左にハリストス正教会。

ラインを超えて大三坂に入り、左に元町カトリック教会、右に東本願寺函館別院(重文)

と寺院の間を抜けていくとても雰囲気のある人気のエリア。

繰り返される大火の結果として、このエリアに異なる宗教の寺院が集められた

必然を思うと、函館第二の寺町ゾーン(第一ゾーンはもっと北西寄りに存在)

と意識できるのかもしれない。

まあまあ、石畳はけっこう歩きにくいんですけど?

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チャチャ登りは登るのは大変そうだけど、

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港に向かって右手に聖ヨハネ教会。
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左手にハリストス正教会。

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この教会群は捨てがたい。

この下に、

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元町カトリック教会が位置している。

で、このオールインワンなアングル(↓)が発見できるのも、

チャチャ登りを登った人だけの特権。

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左の2つ(の塔)がハリストス正教会。右側(の塔)が元町カトリック教会。

合間に摩周丸と五稜郭タワーが見えている。

(元町カトリック教会の陰にあるのは、ホテル・ラビスタ)

し・か・も! 塔のてっぺんにはカラスが休憩中。

2015年9月27日 (日)

★2015アキタビNo.2★直江津~北越急行~只見線…

それではようやく2015アキタビNo.2詳細を。

最初の構想は

9/15→東京スタートで北越急行、JR只見線連続乗車

9/16→平泉

9/17→仙台市内、うみの杜水族館…東北新幹線経由で函館の実家戻り

ということで大宮発6時54分のはくたか551で上越妙高へ。

そこで乗り換え「越後トキメキ鉄道」(旧JR・北陸新幹線開通に伴い第三セクターに)

で直江津へ。直江津から犀潟まではJR信越本線で、そこから直通で北越急行で

六日町へ。六日町からJR上越線で小出へ。

小出から只見線で会津若松というルート。

なかなかに乗り鉄志向の強いセッティング。

ここで直江津~小出間で、約2時間の余裕があり、只見線のダイヤの関係で

前倒し不可、小出発13時11分発、会津若松17時20分着は固定なので、

その約2時間を消化するのは六日町?と想定していたのだが、

上越妙高駅で「上越市立水族博物館@直江津」のポスターを見て、急きょ変更。

2時間は直江津で消化することに。

さてダイヤ上は4時間の列車乗車のように見えるJR只見線は4年前の豪雨で、

只見~会津川口間が不通のまま。ここで代行バス1時間確定済。

そして9月上旬の豪雨で今度は会津川口~会津若松が不通。

おいおい全行程の4分の3がバス?

実際は会津坂下(ばんげ)~会津若松間が不通のままで、会津川口~会津坂下は走ってました。

つまり、只見線、列車+バス+列車+バスの約1時間4セットのパッチワーク

運行。こんな経験はまあ、ない。

初日は会津若松の奥座敷、東山温泉泊。

2日目。朝8時17分に会津若松駅を出て、郡山経由で岩手県平泉町へ。

もちろん世界遺産で有名な中尊寺+毛越寺(もうつうじ)がターゲット。

一ノ関で新幹線を在来線に乗り換えて、平泉ではレンタサイクルで

自在にぐーるぐる作戦。

予定の滞在時間をすっかりオーバーして、午後4時過ぎに平泉駅に帰還。

けっこう端折ったつもりでもガチで4時間コースでした。

最近、お城、お寺系をじっくり見るようになった感あり。

カメラのせいもあるけど、けっこう展示&掲示系でじっくり時間かけてる。

金色堂で言えば、金箔(の金)はどこから持ってきたの?

奥州藤原氏と摂関家って本当に繋がってるの?

的な熟考…。

それに最近面白くなったのは過去の時代の遺物を、その後のこれも過去の人々が

どう評価していたか。

当該時代ではなくて、その後の時代の人々の評価に、いまの自分たちはただただ乗っかって

いるんじゃね?的な裏読み。

だって藤原清衡、基衡は宇治の半世紀前の平等院を強烈に意識しているの、

明白だもん。

まあ、いろいろ面白かったです。平泉。

で2日目は仙台泊。

3日目は仙台城址で定番の政宗騎馬像をカメラに収めたあと、

ことしオープンしたうみの杜水族館へ向かい、午後遅めに函館への予定も、

仙台地方、昼から雨が判明。いっぽうで函館は一日晴れ。

「じゃあ、午後6時までに函館に着いて函館山だあ」

だってその想定を含んでデジカメ用のミニ三脚をバッグに入れてあったのでした。

仙台泊の翌日に函館夜景…うーん、旅人してるわ。

では次の記事からデイバイデイで。

9/15直江津→北越急行→只見線

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トレーニング中のイルカ君を盗撮

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北越急行車窓。南魚沼の稲穂。

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↑田子倉ダム(車窓)

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↑ずっと、ずっとの只見川

9/16(東山温泉発→平泉、中尊寺+毛越寺)

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↑会津・東山温泉

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↑金色堂(覆堂)

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↑毛越寺の大泉ケ池

9/17(仙台+函館)

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伊達政宗さま

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函館ベイエリア、金森倉庫のライトアップ

2015年9月26日 (土)

★ドコイク函館ランチ(19)★ザ・エビフライ

9月22日。

連休を利用して、坂取材&夜景取材。

まずは朝市へ行ってみようか、と思ったものの、

午前9時ではさすがに出遅れ。

スタートが遅い自分が悪い。

で、以前にも紹介したカフェマルセンでお粥の朝食。

そうかあ、朝市の海鮮丼とラビスタ・国際ホテルの朝食に挟まれて

朝食戦略苦戦してるわ。

並ばなくていいのは嬉しいのですが、そこ喜んじゃダメだ。

で、谷地頭から高竜寺までずっと函館山の裾野をまわってゆき、

気がついたらもうお昼。

「ガイドブックに載っている人気店」はやめて、

函館どっく終点の方面から候補を探す。

で、ここにしてみました。

エビフライ自慢の「ヨシヤ」

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Aセットで1870円也(税込)。これにアイスクリームもしくはコーヒーがつく。

エビフライ、ヒレカツ、ハンバーグのコンビ。

これでエビフライは「小」の指定。「中」も「大」もある!

ここからグレードアップ可能、という…。

まさに昭和の洋食レストランという感じで年齢層やや高め。

3世代で「庶民がごちそう食べにくる」ほのぼの感。

大正生まれのウチのオヤジも絶対こういう店好きだな。生きてたら連れてきたい。

なんてったってデザートのブルーベリーアイス(写真なし)が◎

船見坂(坂No.2)と千歳坂(坂No.3)の間、かつて函館どっく全盛時代の

繁盛商店街、もはや名残すらない感じだけど、電車通りから一本入ったラインに

ぽつんとある。

いい味出してる「函館らしい」(マイペースな)お店。

「エビフライがイチオシ、ただそれだけ」を貫いているのはアッパレだ。

レジで創業何年?と聞いたら、「40?年?ぐらい?」と3つも?が飛んでいた。

そういうことも頓着しないそんな洋食店なのでした。

いかにも観光客向き、のお店が嫌いな人にはおススメ。

でもソマリのラインとはちょっと違う「ごちそう」店ですな。

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↓こちらはカフェマルセンのお粥朝食(850円・税別)

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2015年9月25日 (金)

★鉄道vs航空機…長年のせめぎあい★掘り下げるとどっちもそれなり???

JR仙台駅のあまりに印象的な対応の悪さを思い出すにつけ、

このブログのテーマとして、

JRvsJALの抗争を継続的に追っかけたいと思った。

地方には「飛行機に今まで乗ったことがない」という方々が大勢いる。

それだけJRは身近な日本国民の足なのだ。

にもかかわらず、ガタイのでかい組織にありがちな、残念な問題は

JRのほうがJALよりも大きいような気がする。

どっちが強気の商売をしているか、という話だが。

只見線の代行バスの中でも

「都会の鉄道マンはストレスがたまっているね」

という会話が偶然聞こえてきた。

鉄道マンじゃなくてもたまっているでしょうけど、彼ら地元自治体の観光振興担当は

只見線勤務の東日本社員と比較しているのではないだろうか。

そうそう、鉄道部門も観光立国日本の大きなキーになるわけだしね。

★仙台駅構内での激戦★乗継割引?JR自らの複雑なシステムに翻弄されるの図

もったいぶってみたのはJR仙台駅(JR東日本)で

まずい対応が2件続いたからだ。

JR東日本の職員が「そんな面倒な切符を買う客に会ったことがない」

は禁句である。

もちろん禁句だから言わないのだが、乗客の言い分がまったく理解できないのは

不愉快を通り越して、陳腐ですらある。

こういった経験を9月3日の松江駅、9月4日の新大阪駅で体験し、JR西日本も

たいしたことないな、とここに書いたばかりだ。

まずは最初のケース。前エントリの続き。

函館東京往復切符(かえり)有効期間9/19までを

9/15にフリー区間内の大宮駅で出たあとに、別の切符で入り直し

北陸新幹線に乗車した。

そして9/16に一ノ関→仙台の乗車券・特急券を使用して改札を出たあとに、

(翌9/17に)「函館東京往復切符(かえり)」での自動改札通過の可否を

駅員に尋ねたのだ。

ほんとうに結果として駅員をテストしたような、そんな展開になって苦笑である。

駅員いわく

「その切符では途中下車できませんから、無効です」

話がすれ違っている。

こちらが聞いているのは、明日も有効期限内である当該の切符が

自動改札が通るかどうかである。

そして、いまその駅員の目の前を別の切符で

通過、出札した上で、改札の外で質問しているのだ。

こちらが声を荒げて当然だと思う。

「途中下車は前途無効です」は未来形か、過去形か?

そこが日本語の難しいところで、相手がコミュニケーションをとろうとするハートがないと

聞き手はネガティブに捉える。

「そのような行為は違法です」と一緒。

違法行為をしてしまっていたら、現行犯だろう。

もし、そうしたら現行犯ですよとは雲泥なのだ。

いずれにしろ、3分間の長い押し問答の末、こちらの言い分が理解され、

「自動改札は通れません」

そうだよな、で終わりの話だ。

これだけなら、「ったくよ」で終わりの話だ。

(内包型の企画切符はこういう割り込み的な利用が可能なのである。

分社化により駅員にその知識がない。)

これが仙台駅、続くから厄介だ。

帰りの切符を買おうとみどりの窓口を見ると、この列。

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そういえば前日の夕方、到着したときもたくさんの人が並んでいた。

新幹線特急券と在来線特急自由席の乗継割引は同時購入である必要があるので、

860円を節約することを最大優先と考えた。

窓口では「自動販売機でも買える」というのだが、4回トライして

パネルタッチの手順がよくわからない。

結局860円が惜しいので長蛇の列に並んだ。

16分並んで自分の番が来た。列の長さの割にはよく回転しているが、

新幹線自体はそんなのんびりした時代のものではないだろう。

この窓口の女性スタッフも「自動販売機でも買える」という。

で、「乗車券と同時購入ではありませんので、乗継割引にはなりません」

とのたまうのだ。

何のために16分も並んだのか。860円節約のためだ。

よーく、考えてほしい。自動販売機で買えるのに窓口では買えない、と言っているのだ。

もっと細かく言うなら、

「乗車券と特急券2枚を同時購入」が割引の条件なのではなく、

「乗車券を所持した状態で特急券2枚を同時購入」なのである。

当然ながら「バカヤロウ、何のために16分並んだと思ってんだ!」

とどなりつけて、その場を去るだけである。

この時点で希望の列車の窓側は売り切れ。1時間後の列車に変更する。

その部分は大きな問題じゃないが、仙台駅の12の窓口には客が並びすぎて

窓口も疲労困憊しているというわけである。

しかし、それを理由に許される対応ではない。

本当に自動販売機で買えるのなら、当該機の前で

「買えねえ!どうなってんだ!」と喚き散らしてやろうか。

いやいや、パネルの押し順にちょっとコツがあるってのがオチ。

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↑左列の水色のアンダーラインに反応すると

乗車券込の選択肢しか残らないので要注意。

右列2段目のもっとも自由度の高そうな

パネルをタッチするのが吉。

そんなら、自販機の前に係を張りつけておけよ、だ。

JALなんか羽田でちゃんとやっている!

で、幸い自販機の前には係のお姉さんが案内しており、

実にあっさり買えるのである。

これを「知らないおまえの負けだ」というのが

いまどきの誠意を欠いた世の中である。

だからJR東日本には徹底抗戦。ここから買いましょう、と拡散して見せましょう。

それにしてもいまどきwifi事情も考えるとJALはwifi事情で新幹線に対抗、します???

電源では新幹線の勝ち、wifiではJALの勝ち? マジ?

2015年9月24日 (木)

★乗り鉄かと思いきや…★ベテランJRユーザーの自己防衛策?

さて、前提として何事もベストレートを意識するというところから、議論はスタートする。

以前書いたのは上野駅・みどりの窓口担当は非常に素晴らしかったということ。

再掲すると、

東京発サンライズ出雲、出雲市下車→松江泊、松江→波子(江津と浜田の間)、

松江→(大田市下車石見銀山)、広島→新大阪、伊丹空港→函館

のルートを東京→倉敷、倉敷→新大阪の連続1、2で手配し、

実際には江津~広島の三江線、芸備線区間は乗車せず、遠距離低減制を活かして

乗車券を購入した。

結局途中で行程の変更や特急券の買い間違い等々があったため、数百円しか

節約できなかったが、乗らない区間、スキップする区間があっても、

それを繰り入れることで交通費が節約できることを学ぶことができた。

実はこのとき、アキタビ2の乗車券も同時に購入している。

この切符だ。

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アキタビ2のルートは

上越妙高から北越急行、只見線を経由し(会津東山温泉泊)、

平泉まで北上してから戻って仙台泊、というもの。

えちごキラメキ鉄道の上越妙高から直江津まではJRで買えないものの、

北越急行は一連のルートに収めることができ、

連続1:直江津→一ノ関、連続2:一ノ関→仙台という設定になった。

9月2回めの「連続」きっぷである。

6月の金沢遠征の教訓よろしく、北陸新幹線区間(大宮→上越妙高…

なぜ大宮発かは後述)はえきねっとの得だ値(10%オフ)で購入。

みどりの窓口では直江津以降を購入。このとき、

乗車券2枚と郡山→一ノ関の新幹線自由席は大人の休日倶楽部5%オフで手配。

新青森→東京間は頻繁に利用しているものの、

郡山→一ノ関は同じ東北新幹線でも微妙に景色が違うことを知る。

で、当初上野駅で切符を購入した時点で、この流れを

函館→東京・往復切符(前記事参照)と組み合わせようという荒業に出た。

つまり函館→東京の往路は通常乗車し、アキタビ2のスタート地点を

この切符のフリー区間の北端大宮駅に設定したのだ。

アキタビ2のスタートは山手線内でも大宮までの運賃は不要だから。

問題は「かえり」を往復切符フリー区間からスタートせずに、仙台駅から

スタートすることが可能なのか、ということ。

もちろん行き」は在来線自由席特急券とはやぶさ指定券を同時購入しているので

乗継割引が効いて860円オフ。「かえり」は新幹線を決めないでフリーにしているので、

それを仙台から設定しようという目論見。

上野駅では「函館東京往復切符はJR北海道の商品で途中乗車を内包するかどうか

が不明ですので、きっぷ購入時にご確認ください」

まあ、そうだろう。

このケース、東京発の大人の休日・北陸フリーを使ったときに、

佐久平からの途中入場ができたので(自動改札不可)

同じケースもありうると考え、往復切符購入時に函館駅に確認。OKとの確証を得る。

さて、順調にアキタビを消化し、平泉観光を終え、仙台駅に降り立つ。

この時点で翌日の予定は確定しておらず、帰りの新幹線も確定していない。

仙台駅の新幹線改札を出て、重要なのは「改札を出て」、仕組んだアキタビ2乗車券を

すべて自動改札に回収された後、(当然、手もとに残ったのは函館東京往復切符の「かえり」乗車券のみ)

改札口の駅員に

「この切符で自動改札は通過できませんよね?」と確認してみた。

途中入場だしね。ただ、翌日どれだけ時間的余裕を持って同じ改札を通過するか読めないので、

念のため聞いてみたのだ。

っと、いったんここまでしておくほうが展開が面白いな。(次エントリへ)

2015年9月23日 (水)

★ニーズ分散!★函館→東京、ベストレートに向けての事前学習

北海道新幹線の開業日が正式に2016年3月26日土曜日に決定した。

当然この日はJRのダイヤ改正の日である。

現状「東京駅→函館駅(東北新幹線経由)」の最短所要時間は5時間21分である。

これが「東京駅→新函館北斗駅(東北・北海道新幹線経由)」で

4時間を切るということになっている。3時間59分としておこうか。

問題は新函館北斗駅→函館駅の接続である。

この問題は完全にクリアになっていないので

とりあえず持ち越しにしておくが、短縮分82分の中から捻出されると考えるべきだろう。

標準的に観光目的でこれまでのようにJR函館駅前に宿泊するとしよう。

新函館北斗駅は現在の渡島大野駅に建設中だから、渡島大野→函館間は

普通列車で所要時間26分。快速を走らせれば少し短縮できるにしても、

時間短縮分は17%に留まる。これはあくまで始発東京乗車の場合で、

上野乗車、大宮乗車の利便性を考えると心理的な便利度アップは確実に見込める。

現時点ではこの話を深めるのは尚早と考えるので、本来の話題、ベストレートへ移行したい。

函館東京往復切符という企画切符がある。

\12,340

150914ticket_roundtrip

(新幹線開通後にこの企画切符は残らない可能性大)

ここには特急券が含まれないので、東京まで往復するとすれば、

新幹線特急券(閑散期)\7,000に在来線特急自由席券\860(乗継割引済)で

\7,860x2=\15,720(+\12,340)=\28,060となる。

これが事実上のJR移動における東京→函館のベストレート。

ただし、函館から東京往復の場合であって、その逆ではない。

これで発地を逆に設定すると片道なので、空路のほうがよほどお得なのだ。

現状JALの先得割引で料金を調べると、片道\14,030を下回る設定は

75日前以前に予約するウルトラ先得で便を限定した場合。平日の昼便などである。

このケースでは\12,000台が設定されている。

さてさて、この75日前の予約は現実的だろうか、ということである。

利用客はかなり条件が絞られてしまうに違いない。

もちろんGWや年末年始などピーク時の設定はない。

仮に都内品川区、港区、大田区、目黒区、渋谷区在住で、

函館空港から車で30分圏内に目的地がある場合

(JR函館駅前のホテルは空港から15分程度)

ドアtoドアでの所要時間は3時間~3時間30分といったところ。

さらにこれで新幹線移動中にPC仕事をひとしきり消化できると考えれば、

自分のバアイは飛行機・鉄道甲乙つけがたい。

2015年9月22日 (火)

★2015アキタビNo.2(速報)★無念?日本海発→列島横断に至らず…

詳細な行程はあとでしっかり書く予定。

では、通過&乗換駅の画像羅列で今回は構成しま~す。

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上越妙高駅。えちごキラメキ鉄道ホーム側。

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コシノシュクラ、という企画列車があるようです。

ここから信越本線→北越急行

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上越線を乗り換えてここから…

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こーんな山中の駅で降り、

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代行バスに乗り、

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ここからまたキハ40乗車。

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またここで降りて代行バス。

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目的地に着くころには日が落ちておりました。

翌日、

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ふたたび、ここから出発。

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ここで乗り換えて

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ここが2日目の目的地。

でもって、

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で乗り換えて、宿のある街まで新幹線。

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3日目の観光は諸事情によって端折って

函館まで戻りました。そんで、函館のオマケがコレ。

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雨の仙台とこっちを天秤にかけて、仙台の残りは次回にいたしました。

意外と夜景写真いままで真剣に撮ったことなかったよ。



2015年9月21日 (月)

★旅ざんまい?★抱え込んで面白い、と思えばそこから先は…

こうして書き進めると実感するのは、

旅はどこからでも、どこへでもつながるなあ、と。

偶然は必然を呼ぶ。

そう意図すれば。

偶然のまま、流せば消えていくけど、

偶然も抱え込んで、愛情を注げば、次の必然を呼んでくる。

あとは自分がどうしたいか、だけ。

宿毛→宇和島のバスルートが、広島でオイスターバーで活きてきたり、

土佐小夏が北海道で六花亭のお菓子になっていたり、

はたまた東京駅の駅弁コーナーで牡蠣弁当の牡蠣が厚岸だったり。

偶然の松本城が十二天守旅、松江で完結を呼ぶとは6年前は想像していないし、

笑っていいともの終了が、「函館坂物語」を呼び込むとも思わない。

すべてそうしたのは自分だけど、きっかけをくれたのはすべて他人。

そうなるか、そうならないか。

答えは過ごしていく日々にあるんだろうな。

この件、続編がまた書けそうだね。

写真がないと、さびしいか。

<予告=ミニ旅未満(東京編)>

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「もやさま」に出た直後にもかかわらず、来場者が少なかった

浜松町の某ビル。この絵づらが定番だった「昭和」も

あったのだよ。今は妙に新鮮。

2015年9月20日 (日)

★現存十二天守コンプリまでの道のり(2)★ラストはイッキに。もう次を見据える?

十二天守コンプリまでの道のり後半。

7=備中松山城(12/08/07訪問)

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岡山県・高梁市。丸岡城以上に大変なロケーション、山の上のお城。

お殿様が麓に屋敷を構えたというぐらい、現存していたのが

忘れられていたぐらいのマイナーな天守。

もうここをクリアすれば怖いものはないっ!

8=(伊予)松山城(12/08/08訪問)

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シャレで?松山2連発を狙う。以前道後温泉に来たときは

時間がない!でスルーした松山城。立派なお城でした!

天守からの眺めも素晴らしい!

9=高知城(15/07/09訪問)

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ラスト4つはイッキです。

ここで実は松江城・国宝に…ということに気づけばよかったね。

他城の写真パネルがあったのに。

10=宇和島城(15/07/14訪問)

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なんか宇和島はお城だけが目的でもったいなかった…。

仙台の伊達藩の分家ですな。屋根の上の鳶が印象的。

来訪者が少なく、のどか。

11=姫路城(15/08/03訪問)

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まあ別格に白いですよ、白鷺城。大修復が完成したばかり。

現存十二天守界のアイドル。国宝?うちは「世界遺産」だから。

天守閣の最上階がここまで混雑してたのも異例中の異例。

宇和島とは雲泥。四方の写真もろくに撮れない。空いてからまた来たい。。。

12=松江城(15/09/02訪問)→ラスト

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国宝再指定の松江城で締め。ナツタビ初回2000年のときは

きれいさっぱりスルーされていた松江城。国宝になったので来ました?

天守に登っていないのは、松本城、丸亀城、弘前城。

眺めが良かったのは、犬山城、(伊予)松山城、松江城。

しかし、戦前国宝、戦後重文、法律(文化財保護法)が違うから…

それでいいのかっ!ってね。

あとは、現存十二天守評議会(言い出しっぺは弘前市長)に

姫路市が乗るか乗らないか。

ぜひ世界遺産でも十二天守のリーダーシップを発揮してほしいよな。


2015年9月19日 (土)

★現存十二天守コンプリまでの道のり(1)★心境の変化はあるもんだ?

今回はコンプリ記念に現存十二天守を振り返る。

果たしてどこで「その気」になったのか、そして今後、城めぐりはどうなるのか???

初回=松本城(09/04/29訪問)

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この時点では何も思っていない。国宝かあ、きれいだなあ。以上。

よって天守閣にも登っていない。

2=彦根城(09/08/05訪問)

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この年は琵琶湖が目的。まあ、彦根でもよってみっか。

天守閣には登った。

3=丸亀城(09/08/07訪問)

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琵琶湖の年はこの後、小倉に向かおうとしていた。

途中で瀬戸大橋によっておこうと、鷲羽山に登った。

おっと時間があるから丸亀まで足をのばして写真だけ

撮ってこよう。かすかに十二天守を意識し始めた。

4=犬山城(10/12/23訪問)

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ここはナツタビじゃなく独立している。祝日に「国宝が見たい!」

と発想して、犬山城と宇治平等院というハシゴ。

天守閣には登った。ここは見事な眺めでした。

5=弘前城(11/05/05訪問)

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震災の年。ここもナツタビじゃない。弘前桜まつり。

もう少しで半分かな、と思い始める。

6=丸岡城(11/08/11訪問)

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福井県坂井市。ナツタビ。立山黒部アルペンルートの次に肥薩線へ行く、

という前代未聞のルート設定の途中で。

このあとは勝山の恐竜博物館へ。もうはっきり、

行きづらいところを早めに終わらせよう、という意識になっている。

ただ、6つめの天守で「現存ってなんだ?」「国宝ってなんだ?」

ということに気づく

2015年9月18日 (金)

★究極の駅舎ノスタルジー★JR大社線大社駅(1991年廃線)

2015アキタビ1=島根旅についてはかなり書き込んだカンジ。

まだまだ細かいネタはあるんだけど、もういいかな。

最後に旧JR大社駅について独立させて書いておく。

ちょうど直前、出雲市から日御碕行きバスに乗り、5分もいったところで、

コインロッカーのカギを抜き忘れていることに気づき、日御碕灯台を観光して

そのまま出雲大社も旧大社駅も素通りして、出雲市駅にとって返した。

コインロッカーのことが気になりつつ、ヘッドホンからはRCサクセションの

アルバム「シングルマン」が流れていた。いや、ここまでは出雲大社にも

旧大社駅にもなーんの関連もない。

コインロッカーのカギを確保し、施錠した後で再び出雲大社方面に向かうわけなのだが、

すでに2回も旧大社駅の前はかすめているので、まずはここで降りて見ておきたい

と出雲大社の手前でバスを下車。

大正十三年改築の風情のある駅舎外観だけでなく、いろんな角度で絵になる駅である。

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団体客が押し寄せた名残のような広い改札口。出雲大社から廃線後に引っ越してきた

デゴイチ。草の生えた線路とホーム、そして大正浪漫の香り漂う凝った内装。

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かなり撮影欲を刺激されたことは間違いがない。

ヘッドホンから流れる音楽はいつの間にかRCサクセションからレベッカ(REBECCA)に。

アーチストアルファベット順に再生されていただけなのだが、あろうことか、

音楽は撮影中に「Motor Drive」に変わっていた。偶然にしてもあんまりだ。

大社線が廃線になったのは1991年。曲のリリースは1986年。「Raspberry Dream」とのカップリング曲。

♪やりたいコト遠すぎて いくら手を伸ばしてもかげろうのよう いそがなきゃ出おくれちゃう 時代はMotor Drive…

その時点ですでに自動車の時代になって久しかったわけだが、消えていった大社線に妙にかぶって胸を打たれた。

91年の時点で大正浪漫の駅舎はすでにノスタルジー。24年前の廃線当時から

さらに遡る追憶の積み重ね。歴史って過去の一点だけではなく、綿々とその一点を

想いつづけたたくさんの人々のことを忘れてはいけないし、それを語り継いで

いかねばならないなあ、と感傷的になった旧大社駅でした。

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↑ブラタモリオンエア時は人形は撤去されてたんだ。

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↑ブラタモリオンエアでは駅員OBの方が桑子アナに

「東京までは山陰線経由ですか、福知山線経由ですか、それとも伯備線経由ですか」

と言っていたがまさに3つの行きかたがあって運賃が違う。でも91年当時の

運賃は今と変わらないって話だ。番組で使ったキップだけが骨董品。

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↑91年当時の時刻表。残してあります。

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↑廃線のその年に、こういう掲示が作られた。その「思い」からはや24年。

この駅が大正十三年に改築されて立派になったのは山陰線が京都から益田まで

通って参拝客が増えたから、なのです。

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↑シャンデリアがある駅舎内

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↑廃墟かと思いきや、トイレの脇の水道がこの蛇口だけ

生きていた。水滴にピントを合わせようとして失敗。

ちなみに駅舎で重文なのは、あと東京駅と門司港駅だそうです。

どっちも「あるよっ!」

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↑門司港駅(08/08/16撮)

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↑東京駅(15/09/10撮)

まだ駅前がごたごたしてて残念。

2015年9月17日 (木)

★函館の坂<第4回>谷地坂★十九坂随一の異端?

三大坂を終わらせてから、早くここをやりたかったので。

谷地坂。十九の坂の中でもっとも地味な坂。なんでこの坂が十九に入っているか

本当に不明です。

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まずどっから撮ればいいのかがわからない(苦笑)。

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谷地頭へ向かう坂って、坂の下る方向は谷地頭じゃないけど?

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No.16の坂は基点もあいまい。No.15の南部坂、No.17の護国神社の坂、

と比較しても、同列には扱えないでしょう。

昭和九年の大火で街区が変わった?

道が増えたり減ったりするのと向きは別だ。

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こうなっているからね、坂標。

ただし、No.16をこのように見立てたらどうなる?

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ただ、こうして写真のように坂の方向を90度右に転じると

見事にゆるゆるとでも谷地頭方向に下りていく坂に

思えてくる。坂標も罪な場所にあるよな。

まあ、真相は図書館にでもこもって古地図でも

調べることとしよう。雪が降る頃に(笑)。

★函館の坂<番外編>★現場百回でこんなハプニング!

9月7日月曜日。

最初に登場する三坂の坂標を撮ろうと

元町近辺を徘徊していたら、小学生の軍団に遭遇。

5人ぐらいずつ…いったい何組?

10組はいるの?

どこの修学旅行?

聞いてみる。

「けいじょう小学校!」

なんだ、「けいじょう」って?

桂に城?

どれどれ。基坂下でスマホ検索。

秋田県大館市。

みんな地図をもって「あっちだ、こっちだ」とうろうろ。

すぐさま別の班に遭遇。

「あのう大三坂ってどっちですか?」

先にこの「坂物語19プラス」が完成して読んでから来れたらよかったのに。

基坂を過ぎたところだったので、

「こっから3つめぐらいかな」

するとひとりの男の子が

「これ貰ってもらえますか?」

と差し出した。

こんなかわいいパンフレット。

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観光に行って、わが故郷をプロモーションしてくる、

観光交換プロジェクト!

これ大事だぜ。観光立国ニッポン。

修学旅行の小学生ばかりじゃなく、大人にも

広めようぜ。

いいぞ、がんばれ、秋田県大館市立桂城小学校のみんな!

(何をありふれたことを書いている…と感じた函館在住の皆さん。

そのマンネリ感覚が観光立国を阻害する要因ですよ。元気な小学生から

学んでくださいな)

2015年9月16日 (水)

★2015アキタビ島根旅(詳細編3-2)★海洋館アクアス、シロイルカたちの絶妙

(3日目詳細その2)

とてつもなくあわただしいマッハの石見銀山見学でした。

大田市駅からバスに乗る前に、駅の案内所で

「どう周るのが最速でしょうかね?」

と尋ねたら、龍源寺間歩までずっと上りなんで、最初にそこを行ってから

下ったほうが得策と教えてくれました。

「世界遺産センター」はどうなんでしょう?とも

尋ねたら、世界遺産に指定されてからの施設なんで、ちょっと離れた場所に

作らざるを得なくて、バスでピストン輸送はしているものの、

どうしてもならパスする手もある、と教えてくれました。

おかげで、石見銀山の管轄の歴史は現場を離れてからネットで学ぶことに。

江戸幕府はここを天領としたわけですが、発見されてまあ200年程度で

掘り尽くし、余力がなくなってしまったようです。

17世紀の世界経済にここの銀が流通して貢献したことは間違いないので、

「世界遺産」なわけですが、いっぽうでこのヤマが生み出した富が

どこにどのように蓄えられていったかを俯瞰した資料はあるようで

ないみたいですよ。江戸幕府が直轄する直前は、毛利氏がここを手に入れていて

中国6か国を収めていた毛利氏が、関ケ原以降長門・周防の2か国に減らされ、

この銀山も手放さざるを得なかったことを思うと、先日の山口タビともまさに

リンクしてくるわけです。

さて、大田市で益田行きのまつかぜを待とうとすると、

改札の行き先表示板がこんな感じに。

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もちろん即座にこの画を狙いました。

大田市駅は特急が上下並ぶことの多い駅ですが、ダブルまつかぜは

1日でこのタイミング、13時34分、だけのようです。

(ほかは「まつかぜ」と「おき」の並び)

iPhone6の連写機能が威力を発揮!

ちょっと列車コレクションでも同一駅のダブルにハマりそうな予感。

さて順調に進み波子には定時(14時18分)に到着。

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そこからアクアスは徒歩10分ちょっと。

波子は無人駅でロッカーもないので、海洋館までの順路をえっちらおっちら

歩きます。

けっこうさまざまな公園施設が集合していて、敷地そのものはめっちゃ広い。

なんで、残念ながら人口密度の薄さがよけいに気になります。

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夏休みも終わったことで、家族連れの姿も少なめ。平日だし。

結論から言えばシロイルカたちで見る価値が十分ある水族館です。

よくこれだけ仕込んだもの。でもって繁殖も成功している。

あれもこれもとてんこ盛りにするよりは、ストロングポイントに特化するのは得策。

でも認知度がなあ。何かもうひとつ欲しいカンジ。

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フンボルトペンギンも人なつっこくて◎

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真下からのアングルもユニーク。

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冷房完備のペンギンブースで唯一元気に

動いたロックホッパー君。油壷出身?

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アーリャとその娘ミーリャ(1歳)7月26日に名前が決まったばかり!

親子仲良く。

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ダブルで「幸福のバブルリング」(←登録商標)

ナスチャとアンナ。

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鼻から輪っかを出すのはシーリャ(6歳)。渾身の「マジックリング」!

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ナスチャが芸をしている間、「待て」状態の

シーリャとアンナ(右2頭)が超カワイイ!

個人的にはしっかり満足させていただきました。

島根旅詳細編、都合7本完結…

★2015アキタビ島根旅(詳細編3-1)★石見銀山、80分ダイジェストコース!

(3日目詳細その1)

ようやくたどりついた島根旅3日目=実質最終日前半です。

いろいろ日程をいじり倒して、最終日に残ったのは

島根海洋館アクアスと石見銀山。

さりとて、早起きして両立に意気込むわけでもなく、9時すぎのとろい動き出し。

はあ、これじゃあどっちか断念かも???

とまずは松江駅で切符の相談。

東日本会社vs西日本会社のエントリでも書きましたが、

途中下車後の順方向同一区間の重複乗車について、みどりの窓口担当者は知識なし。

そこで若干のタイムロス。

予定通り最初に海洋館へ行くのか、石見銀山を先にするのか。

銀山のほうが近いので、近い順がセオリーも、どうしても、と言えば

水族館を優先したい自分。

松江駅で終着まで切符を買う時点で、出雲市以遠の特急はだいぶ間が空いている。

大田市(石見銀山の最寄り)で降りる場合と、海洋館の最寄り「波子(はし)」

で降りる場合では下車時間が80分も違う。これじゃあ、遠いほうを先は

あり得ない。

選択肢は石見銀山を圧縮するかパスするか。

幸い石見銀山~広島の直行高速バスを狙っていたけれど、

浜田からも高速バスが出ている様子。

なら、サイアクその日じゅうに広島に着ければいい。

石見銀山が少し押しても、なんとかなる。

ということで、大田市10時56分着、13時34分発に狙いを定める。

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(JR大田市駅)

銀山までは片道30分だから、使える時間は80分弱。

坑内が公開されている龍源寺間歩(りゅうげんじまぶ)までは

大森バス停から2.3kmの上り。迷わず電動自転車2時間700円をチョイス。

そっからガンガンこぐっきゃない!(歩けば45分とのこと)

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路線バスの大森到着は11時50分。そっから数分で自転車を借りる手続きをして

(レンタサイクル弥助は大森バス停に隣接しているとは嬉しい)

ガンガン上る。iPhoneの写真のタイムスタンプによれば龍源寺間歩到着は

12時10分。正確に言えば自転車置き場に置いてから、入り口までは徒歩数分なので

2.3kmを15分前後で駆けあがった計算。飛ばし過ぎだわ。

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こんな感じで坑道入口へ

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自転車をこいできたのはこんな森の中の上り坂

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さあ、入り口。さすがに坑道。鍾乳洞のように外気温より10度は低い。

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天井から水滴ぽたり。

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なんだかんだでバッテリの切れかかったfinepixのほうが

よく撮れた、かな。

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夕焼けモードでちょっと色味をいじってみました。

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10分ほどで出口へ。(入ったところとは別の場所)

間歩の中はそんなにストロークがないけれど、一方通行で出口は別の場所に

あり、出口からまた森の中を自転車置き場まで徒歩。

坑内入りたての写真が12時12分。出口を撮った写真が12時22分。

自転車置き場の混雑を撮った写真が12時27分。

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小さな間歩もみんなナンバリングされている。

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自転車置き場の賑わい。

そっから電源を切って下り道の中腹、小学校の前で12時34分。

銀山公園の脇、橋の横にある掲示板で12時36分。

バスの時間は13時ちょうどなので、さらに代官所まで下って街並みを

散策する時間も十分。

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角から見える赤い郵便ポストが定番の絵、らしい。

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大森代官所跡

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代官所跡バス停のところの貸自転車屋さん&カフェ

でも最奥の間歩まで行くなら自転車借りるのも

大森バス停がオススメ。街並みまで下りてしまうと

最後は上りになりますが。先に間歩見るでしょ。

まあ、代官所跡から大森バス停まではバス停2つぶんの上りなんで、

そこは要注意としても、80分かからずに「ひと通り」クリア。

相当欲張りな飛ばしたペースだけど、なんとかなった。

iPhoneが正確なんで撮った写真のタイムスタンプがそのまま経過時間。

デジカメ、そういう役にも立つわ。

つまり石見銀山の所要時間、超無理すれば75分でカバーできる、

という実践でした。

そりゃもっとゆったり周ったほうがいいわけだけど?

ヒルメシも食わずに大田市駅へ即帰還です。

(はーい、すぐバスが来ました。時間に正確!)

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2015年9月15日 (火)

★2015アキタビ島根旅(詳細編2-3)★嗚呼一畑電鉄…

(2日目詳細その3)

なげーわ、2日目。で、ブラタモリに引っ張ってもらった定番?市内観光は

自転車返却で終了。だいぶ体力を消耗したが、前日に断念した

一畑電鉄、宍道湖湖岸車窓旅が気になる。

でもって午後3時を前にしてまたしても昼食をスルーしている。

ほんとに食事時間に配慮しない旅だよな、自分の旅は。

ということで駅前の普通のパン屋さんでパンとコーヒーを摂って、

一畑電鉄・松江しんじ湖温泉駅(一畑電鉄の起点駅)へ。

この時点で時計は午後4時に近い。

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↑一畑電車はほんといろんなカラーリングです。

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こんな感じのも。

気になるスポットは、

松江フォーゲルパーク&松江イングリッシュガーデン。

特に後者は長い駅名で名を知られたところ。

先に訪れたのは始発駅から遠いほうのフォーゲルパーク。

まあ、予想通り微妙なスポットでしたね。

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無人駅です。たくさんのフクロウたちが寂しそうにたたずんでいる。


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↑マレーワシミミズク

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↑アメリカワシミミズク

フォーゲルパークの売りは花と鳥。

だけど、閉園時間が来ていないのに「いらっしゃいませ」も何もなく、

客の姿はせいぜい2、3組。もうのどかを通り越している。

あとでネットで調べると、3月いっぱいで業者が負債を抱えて撤退したんだって?

まあ、動物たちもいることだし、いきなり閉園も難しい。

宍道湖北岸振興策はかなり苦戦の様子。

でも、入場してもいないのに世界のフクロウたちが見放題。

たぶんフクロウコレクションなら日本有数でしょ。

ワシミミズクのバリエーションだけで数種類だから。

それにしても脱力のスポット。

ただでさえ、本数が少ない一畑電鉄。次の下りで松江方面へ。

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イングリッシュガーデンも無人駅

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↑入園客の姿は見えず

もうイングリッシュガーデンへ向かっても入園している時間がないのを

承知で「ここまで来たんだし」と再度途中下車。

でもやっぱりガランとしていて、結局入園せず、湖岸の遊歩道へ。

松江行きのバスまで30分。ここでぼんやり過ごすのもありでしょう。

2日目は好天の割には夕陽は決まらなかったようで、中途半端な夕暮れ。

でも最後の最後に「!」なシルエットが目の前を横切り、

「もしや!」とバッテリのあがりかかったfinepixを取り出して

最望遠で狙ったらやっぱりカワセミ、でした。

こういうときはiPhone6は役立たずですからね。

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2日目の夕陽はちょっと役不足。

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宍道湖の漁師さん。

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今回の島根旅の最大の収穫、カワセミ。

2日目終盤は、松江城国宝指定に湧く松江観光の裏の顔、

なんていうと大げさですが、字面で気になるスポットへ行ってみると

本当のことが顔をのぞかせるので、欲張って現場に足を運ぶことは

とっても大事、というわけですね。

(2日目終了)

★2015アキタビ島根旅(詳細編2-2)★堀川めぐり、水門、宍道湖大橋

(2015島根旅2日目詳細その2)

天守最上階から南のほう、宍道湖を望み、悦に入る。

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で、北に目をやれば、赤山。知事公館の裏の丘。

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正面左手が松江北高校。この方角に17世紀初頭は

ずっと山が連なっていたのを崩して埋め立てたのであーる。

が、そういえば。

そういえば、国宝再指定のきっかけとなった

慶長十六年の木のお札が打ち付けられていた「柱」はどれよ?

実は松江城パンフにしっかり載っているのですが、

ここんとこパンフは復習用のため、スルー。

それらしい柱が見つからなかったので、天守から下りてきて受付で質問。

「ほら、そこの立ち入り禁止のとこ」

なんだい、あっさりしたもんだ。

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この柱のこのあたりの釘穴。

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地階の井戸。これも有名。

こりゃ一般客は通り過ぎるわ。ブラタモリ、ちゃんとなんか見てないもん。

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(天守入り口、ブラタモリ、オープニングカットの場所ね)

天守を出て眼下にはたしか堀めぐりの遊覧船乗り場があったはず。

暗渠をくぐるときに屋根が低くなる船。

それ行きましょう。自転車を返す時間がせまっているけど

かまっちゃいられない。延長料金払えばいい。

船の出発は12時50分。自転車を借りたの10時25分だから、4時間コース?

堀めぐりは一周約50分。なんとどこで乗ってどこで降りても、

1日フリー券、フリーで乗ってられる。

(堀川めぐりスタート! 視線の低さがまた格別!)

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まずは北惣門橋。

大手前広場乗り場で乗った他のお客さんは

お城の反対側、ふれあい広場で全員下船。

お!高松・栗林公園以来の船頭さんとタイマン勝負だ、貸し切り!

船番号は全部で五十五あるけど、沈みそうな数字はスキップしているので

実質四十ちょっとなのだとか、トリビアな会話を少々。

船頭さんも位置関係で案内の段取りがあり、次のカラコロ広場乗り場で

別のお客が乗ってくるので、たいへんそうだった。

というわけで疑似貸切まで、でした。

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ふれあい広場乗り場手前のカワウたち。

ごくごく自然なたたずまい。慣れてる?

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これは蔦のからまる花園橋

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そしてかなり屋根が下がる鵜部屋橋。

そっか、鵜の部屋、ね。

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京橋。カラコロ広場の乗船場が見えます。

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新栄橋。橋の手前で船は左折。

お堀端のお家は、船から見られることを意識して花壇を整えたり、

まあ観光客に気を遣っている。

3つめの乗り場から乗ってきたカップルは女性のほうが

カッ飛んでいて

「島根県民は優しいから手を振ると必ず振り返してくれるんだ」

とご満悦。老若男女誰彼かまわず、船から手を振る。

なかなかテンションが高い。

船頭さんの「堀尾吉晴が将軍家より二十四万石を拝領」という説明のくだりで、

「はいりょうってなーに? もらうこと?」

小学生じゃないんだから。こういう「デレ」が楽しい年頃もあるんすかね?

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北堀橋。この橋を天守から見ると、

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こう見えます。

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松江城を仰ぎ見つつ、宇賀橋を過ぎて左折。

乗船した場所、大手前広場乗り場へ。堀川(観光コース)とりあえず一周。

乗船終了。

堀めぐりを終えた後は宍道湖岸、そして水門へ。この水門が堀の水位を

調整しているとブラタモリでやってました。

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これがお堀の水位を調節する水門です。

さすがにここまで来てる観光客は皆無です。

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宍道湖大橋まで進んで、ようやく自転車を返しに行くことになりました。

宍道湖大橋通過が午後2時半。無事にレンタサイクル5時間コース、

864円也、です。

(2日目詳細その3へ)

★2015アキタビ島根旅(詳細編2-1)★塩見縄手から松江城

島根旅、2日目詳細その1になります。

まず、朝起きた時点で午前は市内観光。午後は海洋館アクアス、の予定。

ただ昨日の夕景撮影を頑張りすぎてfinepixのバッテリーがショート気味。

なんと充電器を忘れてしまったので、駅前で自転車を借りて

松江市内のエディオン、ヤマダをはしご。

しかし、どちらにも在庫なし。タイムロース!

最終日3日目もあるのでベストを尽くすでしょう。

市内の方向感覚がだいぶつかめたところで塩見縄手へ。

ブラタモリをトレースして知事公館から高低差をチェック。

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150902chijikoutei

↑知事公館。普通に表札が出ているのでお名前をネットで確認。
150902shiominawate

こんな感じの塩見縄手(武家屋敷群)ですが、

少し裏手に入ると、

150902kitako_ura

松江北高裏手。この高低差。

150902akayama

左手は明々庵入口。なかなかの傾斜。

ブラタモリに出た民家の崖は右手のお家を入るようです。で、

塩見縄手に戻ります。

そのまま、小泉八雲記念館経由で、自転車で松江城へ向かう。

150902yakumok

松江にとっての小泉八雲は、函館にとっての石川啄木に匹敵?

在留は短かったのに、市民に印象を残した点ではね。

普通お城は山。そうでなくても小高い丘の上。

自転車でどこまで行けるの?

そう思いつつ、駐輪場は見当たらず、天守閣下、神社の脇に

チャリを止める。

おうおう階段上がればすぐ天守じゃないの。

とうとうコンプリかないました。十二天守。

ま、天守の味わいはご覧のとおり。

(2日目詳細その2へ)

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2015年9月14日 (月)

★2015アキタビ島根旅(詳細編1-2)★出雲大社から宍道湖へ

2015アキタビ島根旅、初日詳細その2です。

出雲大社をしっかり参拝させていただき、タモリよろしく高低差を

撮らせていただきまあ満足。

タモリじゃなくても気づくよ。正門前の高低差。

150901torii_double_2

(正面鳥居から第一鳥居へ…神門通り)

誰も注目している人はいなかった。

「テレビに出てたアレか…」

普通はそうなると思うんですが、「高低差」の3文字が

いかに一般視聴者に受け入れられていないか、だな。

150901izumo_kouteisa3

第一鳥居に向かって右側の道を歩いていると、

自然に気づくけど、この強烈な高低差。

ちょっと自然に高かったとは思い難い。

で、次なる問題は、超回復傾向のお天気、このままなら

最優先事項は宍道湖の夕陽である。

日没時間、そこまでの最速ルートを調べ、「宍道湖北岸・一畑電鉄車窓の旅」

を断念。一畑電鉄で出雲市まで戻り、JR特急「やくも」に乗る。(※へつづく)

150901ichibata_kawato

電鉄大社から乗って川跡で乗り換え。左は川跡止まり。

右は松江温泉行。その向こう側に電鉄出雲市行きが入線。

150901ichibatadensha3017

川跡駅で乗り換えた3017はもうけっこうボロボロ。

一畑電車はいろんな車両が走っているよねえ。

150901shinji_yuhi

↑とりあえずのベストショットだけど。。。

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強い西風で波しぶきが舞い、ついたレンズの水滴も一興。

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県立美術館脇の湖岸から白潟公園へ移動。

 

iPhone6で撮るとこんな感じ。

150901yuhi_ip_2

夕陽ほどその日の条件に左右される被写体はないよなあ。

 

ま、ぱっときて、こんな感じならよしとせねば。

 

出雲空港に着陸する航空機を夕陽バックで…も狙いましたが

 

機体にピント合いませんでした。

150901shinji_yuhi2

これもiPhone版。色を出し切るにはフィルタが必要かな。

150901shirakata_p

陽が沈み終わりつつある白潟公園。風情ありますな。

 

初日は以上。

(※からつづく)

日没は16時36分。

特急の松江到着は17時41分。

「県立美術館のところまで」

タクシー、ワンメーター650円也。

間に合った!

全然間に合った。

西の空には低い雲があるのでベストとは言えないものの、

夕陽と言えそうな写真が取れそう。

finepixの夕焼けモードとiPhone6では、前者がやや優勢か。

まあ似たりよったり。

驚いたのは西風の強さ。波しぶきを浴びながらの夕景撮影。

なかなかレアな体験で締めた初日でした。

★2015アキタビ島根旅(詳細編1-1)★日御碕、出雲大社

ダイジェスト的な話をすでにだいぶしたので、

詳細編は省略してもいいかと思うほど。

まあ、繰り返しも含めて、今回の出雲・松江はどんだけブラタモリを

トレースしたか、という方向で振り返りたい。

それでは初日詳細の1。

ブラタモリ、トレースといっても、サンライズ出雲を降りて、

まず向かったのは日御碕(灯台)。

15年前にもほんの思いつきで立ち寄っていて、そこから

「突端ツアー」「灯台めぐり」もいいなあ、と思った思い出の地。

以降「灯台」の順位は下がってしまい、禄剛崎、佐田岬あたりが

ピークだったかもしれない。でもいまだに十分こだわっていますけど?

雨予報もすっかりハズれ、青に白の最高のコントラストを見せてくれた日御碕灯台。

中に入って、上からパノラマを撮るのも、角島灯台(山口県)に続いて

定番となってきました。

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それにしても、コントラストを撮りたくなるのが岬の灯台。

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バス:出雲市10:30→日御碕11:30、日御碕12:39→出雲大社13:10

灯台までは成人男子の足で10分ぐらいなので、

所要時間1時間は見学にはぴったり。

で、帰りのバス。続いて出雲大社参拝のはずが、コインロッカーの件があり、

出雲市駅へとんぼ返り。

荷物を確認して再び出雲大社方面行バスに飛び乗ったのが1時半すぎ。

まずは旧JR大社駅へ。

ここもブラタモリで紹介済。ここは長くなるので別記、スキップします。

ひと言、とてもよかった!

例によって午後2時を回って、昼食がまだ。

ちょうとブラタモリで出ていた旧参道、四つ角に

かねや、という有名な蕎麦屋さんがあるのでそこへ向かう。

しかし、出雲大社の門前町、四つ角のミニチュア版みたいな交差が

手前にあって迷う。

「ここじゃない。もっと先」と気づいて、正面鳥居から再び道を間違える。

150901kaneya

意図せず旧参道を四つ角へ向かうことになる。

またしてもたっぷり歩いた。

そしてようやく出雲そばにありつく。

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シンプルかつ美味しい蕎麦。でもあっさり。

消費カロリー的には好ましい昼食だったでしょう。

お店の人に

「ブラタモリ、どうでした?」

と聞いたら、

「あっちに行ったからね」

え?あっち?どっち?

そうです、同じ四つ角の近くにあるライバル店が取材されたのでした。

そんな、そっけなく言わんでも。

番組を見て食いに来たオレみたいのもいるし。

午後3時を過ぎてようやく出雲大社参拝。

150901izumotaisha1

↑こういう絵に反応したり…(勢溜)

150901izumotaisha2

↑自撮ラーに遭遇したり(勢溜)

拝殿が工事中で、本殿でのお参り。

観察していると、二礼四拍手一礼がみんなきっちりできているね。

金比羅さんとは大違い。

ちょっとしたプロモーションで伝わるんだろうなあ。

で、ブラタモリ的なポイントは

「裏にまわると神様、近い」

さっさとお参りを済ませて本殿の裏側を探索に行く。

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(無数のおみくじも定番ショット)

まあ、平成の大遷宮で次から次へと関連の建物を改修していて

工事箇所だらけなのではあるが、参拝客が全然いないじゃないの。

自分が裏に回って5分後に「キノコ女子」が2名、苔&キノコを

激写していったきり。

皆さんがどれだけいいかげんに地上波を見ているかよくわかった。

(初日詳細その2へ)

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拝殿は改修中。

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本殿真裏です。

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北東の角

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高低差を検証その1。勢溜の正面鳥居まで急な傾斜。

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上って下る。正面鳥居を過ぎるとかなりの下り。

正面鳥居の場所だけ異様に高い。

2015年9月13日 (日)

★函館の坂<第3回>二十間坂★防火都市計画の最初の痕跡

函館の歴史は大火の歴史。少なくとも戦前までは。

この二十間坂がそれを物語ります。

そしてこの二十間坂通りが函館夜景のキーポイントになっているのです。

まあ、のちのち説明していきます。

ブラタモリでさえ、突っ込んでいなかったポイントですからね。

凾館石畳三大坂…まあ大三坂も入れてあげて四大ですけれど。

機能的にはロープウェー麓駅に近くて、FMいるかに通じる、

観光的にはやや弱い坂ですが、ぜひ押さえておいてください。

目印は、東本願寺函館別院。耐火を意識してコンクリートで建てられた

仏教寺院です。

150813_14nijukkenzaka

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この坂が幅広(36m)になったのは、明治12年の大火なんですよ。

昭和9年でも、明治40年でもなく。

函館の大火と格闘の歴史です。

ちなみにお気に入りのカールレイモンはこの坂下りかけて左側。

東本願寺別院の先の通り、でした。

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パープルの矢印。No.14の坂。

この坂は港に向かわず、海岸線と平行に走ります。

これがポイントなのです!

そして坂の起点が揃っていない、これも作られた時期がほかと違うことを

示しているのではないでしょうか。

函館で有名な洋食レストラン「五島軒」はこの坂を下りてバス通りを右手すぐ。

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(2012/12/24撮)こっちのイルミネーションもきれいです。

函館山山頂を入れ込んでみました。




2015年9月12日 (土)

★函館の坂<第2回>八幡坂★ビジュアルNo.1で、定番中の定番

続いては八幡坂。

八幡坂=函館の坂

とまで定着した、坂を下りた先の港に青函連絡船「摩周丸」が見える、

人気No.1の坂。

坂上から記念写真のシャワーを浴びていることを知らずに、

(背景で)道路を横切る観光客が痛々しい、そういう坂です(笑)。

古くは洗剤チャーミーグリーンのCMで有名になったわけだが、

まあ、来函するTVクルーは必ずこの画を押さえていくので、

すっかり飽きたけど。

現在は八幡宮ではなく函館西高が坂の上にあり、

(西高の敷地は八幡坂、日和坂に、またがっている)

生徒たちは、毎回この観光のメッカを通学している。

ちなみに実家の母はここの卒業生で、

下校時に自転車で坂を下りて、先生に説教くらったという。

女子がこの傾斜を自転車で下りるは今考えても…。

もちろん電動でも上れる傾斜じゃないけどね。

元町公園から八幡坂への流れの途中に

わが本籍地もある、という…。

個人的にもゆかりのある場所、なんです。

150813_11hachimanzaka_

150825hachisaka_3

No.11のパープルの矢印の坂になります。

この角度が遮るものがなく美しく港に侵入していく直線。

折に触れ知らず知らずで撮っています。八幡坂。

絵になるから。

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(12/01/02撮)雪の八幡坂

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(12/09/10撮)雨の八幡坂

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(2012/12/24)冬のイルミネーション

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一度紹介しましたね。(2012/12/29撮)

なんか2012年はよく撮ってました。

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150907hachimanzaka


2015年9月11日 (金)

★函館の坂<第1回>基坂★やはり観光の基点でもあり…

函館の坂、個別紹介、第一回は基坂(もといざか)。

そもそも坂の上には五稜郭に移転する前の箱館奉行所があり、

現在は旧函館区公会堂、元町公園、旧イギリス領事館、ペリーの碑など、

チェックポイントが目白押し。

この坂は港に向かっていて、公会堂下(元町公園)からスタートして、

カニの横這いよろしく、八幡坂方面に散策するのが王道ルート。

バス通り、電車通り、その先に下りるのは、主要スポットを巡りおわってからのほうが

上りの負荷が小さくなる。たりまえか。

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正面の海上自衛隊敷地内で工事中のブルーシートが残念(15年9月7日現在)

150907motoizaka_2

坂標てっぺんのヤマガラ(函館市の鳥)を見落とさないでね。

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No.9の坂です。(茶色の矢印)

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元町公園の見晴し。

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旧イギリス領事館。ティールームでアフタヌーンティーを。

薔薇の季節(ローズガーデン)はなかなか見もの。

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ペリーの記念碑。

そういえばライブラリーに冬の基坂を見上げたショットがありました。

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(2012/01/02撮)

2015年9月10日 (木)

★ドコイク函館ランチ(18)★さあ、月曜はどこも定休日。でも拾う神あり!

別にここ、ランチブログじゃないので。

このカテに関する限り、しばらくはそう思っていただいてかまいませんが。

今日、何食べた、の記録する意図はまったくありません。

さて、9月7日月曜日。

月曜日はお店の定休日。でもこの週はここしか、函館ランチ行けないんだよな。

目指すは五稜郭のC店。

その前に懸案となっているA店(本日定休日の張り紙)

続いてB店(張り紙なく、月末の北海道物産展の出店告知)

相変わらずやね。ここの結論、お楽しみに。

でC店→定休日。

ついでにイタリアンのD店確認→定休日

じゃあカレーのあの店F店。これは大丈夫だろう。

その前にフレンチのE店。定休日。

そしてF店=定休日。

おーい、6連敗かよ。

でも…こんな店ありました。

150907kanta

ローストビーフ+生ハム・グリエールチーズwithバジル

のハーフ・ハーフサンヂッチにアイス・オーレ。

(720円+300円)

150907kanta_ent

2012年に開店したそうです。」

KANTA。

地元の有閑マダムがおしゃべりするのに最適なカフェが五稜郭に?

テラス席もあり。

まあ、函館では変化球の部類ですが、サブウェイに飽きた自分にとって、

ナイスな発見でした。

店を見る目、あるね。でも、女性好みのお店かな。

わざわざ函館で、と思うかもしれない。

でも、ランチ、だから。


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2015年9月 9日 (水)

ナツタビ15th-Anniv.スピンアウト(4)★愛媛vs北海道、牡蠣対決?

すべての旅がすべての旅につながっていく。

広島ナイトはなんと26年ぶり!!!

そんなに来ていない意識はないけど、泊まっていないもんなあ、広島市内。

アキタビ最終日はほぼ昼食抜き状態。

150903aquas_busse

(午後4時にこれ買って、バスで食ったという…)

石見銀山→島根海洋館アクアスは接続の交通の便が悪いから、

例によって食事軽視の旅、急きょ復活!

もちろんその反動で広島ナイトはこれぞ、という店を探す。

サッカー代表戦(vsカンボジア)を見た後、袋町方面へ繰り出す。

繁華街を歩いていて閃いた。Septemberだ、牡蠣だ!

アーケードから一本裏通りのオイスターバーで

真牡蠣、岩牡蠣、食べ比べセット3種。(1920円)

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左から、(真牡蠣)厚岸、大槌、(岩牡蠣)御荘

メニューはこうなっておった。

150903oyster_menu

御荘(みしょう)…どっかで聞いたな。

愛知県の御荘…三河湾?

愛知県ちゃうわ、愛媛県。

そうだ、宿毛から宇和島へ行く中間地点でしょう。

南レクの御荘だ!

ん?御荘の牡蠣と愛南の牡蠣?

御荘って愛南でしょ?

オイスターバーのスタッフに聞くと

「そうなんですか?よくご存知ですね」

なーんやソレ。

そう言えば、厚岸の牡蠣のとなりに、仙鳳趾(せんぼうし・北海道)とあるな。

どこじゃ、それ。北海道に生まれて長いけど、初めて聞くぞ。

ま、まこういった疑問もスマホでリアルタイムで解明。

すると仙鳳趾は厚岸湾の西のはずれ、とある。

広島で北海道と愛媛の牡蠣対決。

地元の牡蠣はどこいっとんねん。

いずれにしろ、海鮮もどっから入荷?に興味を持ったら

ぜーんぶ旅につながるってハナシ。

150714nanrec

あったわ、1枚だけ。宿毛~宇和島線の車窓写真。

(15/07/14撮)

2015年9月 8日 (火)

ナツタビ15th-Anniv.スピンアウト(3)★東日本会社、西日本会社

こんなこともあるんだなあ、と。

今回の島根旅。

主たる行程は

東京駅発サンライズ出雲、伯備線経由で松江、出雲市へ。

帰りは広島へ出て、伊丹から函館空港への直行便。

そこで以下のような切符を購入した。

150904kippu2

山陽本線の倉敷・大阪は往路のサンライズで通過しているため、

一筆書きにはならず、連続1、2の切符になるのだそうだ。

実際には江津~広島は乗車しておらず、当初は大田市(石見銀山)~広島を

バス、実際は浜田~広島をバス。

JR運賃の遠距離低減制により、江津~広島を乗車しなくても、乗ったことにした

ほうが安いのではないかと考えた。

そしてさらに当初は松江→波子(実際乗車は松江→江津)、

松江→出雲市(乗車区間は松江→大田市)が別途含まれるため、

このぶんの普通運賃が浮く、と考えた。

以前北陸経由、東海道戻りの長距離一筆書き切符を作ってもらったのが

JR上野駅だったので、上野動物園へ行くついでに(8/27)にみどりの窓口へ寄った。

JR東日本に所属する若い女性の窓口係は適切に上記の切符を作成してくれた。

連続1、2としたほうが有効期間が長くなる、と付け加えてもくれた。

(もちろん第二区間を独立で買っても、使用開始を適切に指定すれば同じ)

ところが、寝台特急サンライズを下車した出雲市の改札で、

「途中下車スタンプ」を押されたのだ。

ん?待てよ、出雲市で下車したのちに(予定では)翌日、松江→出雲市を

再度乗車するぞ。このまま松江から乗れるのか?

そこまでの自分の知識では途中下車は区間を逆行しない限りOKというもの。

このスタンプがあれば、松江→出雲市は重複が明白だ。

そこで翌日(実際は翌々日)松江駅のみどりの窓口で質問。

「(前々日に一度、出雲市で下車していますが)

この切符で松江の改札は通れますか?」

なんとその窓口の女性駅員は知らなかった。先輩駅員に聞いて初めて

「大丈夫です。向きが同じであれば有効です」

ああ、よかった。

そして、最終日、連続2の切符を使うときが来た。

広島駅の新幹線改札。

倉敷までの連続1きっぷと、広島~新大阪の特急券で自動改札を抜けようとするとNG。

乗車券と特急券の区間が合っていないことを自動改札は見抜く。

ということで連続2のきっぷも加えて、広島駅改札を通過。

今度は新大阪駅。出札で自動改札が通らない。

そこで、改札の若い男性駅員に確認すると、

連続1、2が理解できない。

「途中下車ですか?」

東京→倉敷の新大阪、途中下車じゃないだろう。特急券は広島~新大阪だぜ。

どうやら改札はこれも区間があってない、とはじいたのか?

よって駅員レベルがJR西日本<JR東日本であることが判明した。

上野駅で切符を買って正解というわけである。

・乗車券、連続区間内の、同じ向きの重複乗車

・一筆書きにならない連続乗車券の内容理解

JR西日本の駅員はどちらもブッブー…でした。

まあ、いろんな乗車券があるので、人生、勉強、だねっ!

ちなみに実際乗車しなかった三江線(江津~三次)の時刻表。

150903sankousen

この本数では、まあ経由は機能しません。

三江線踏破は1日がかり。そりゃ高速バスの時代だわね。

2015年9月 7日 (月)

ナツタビ15th-Anniv.スピンアウト(2)★デジ旅=プランニング編

ガチガチに固め切った旅は自分で自分を縛っているようでいて

心地よくない。

だがしかし、根が欲張りなもので、あれもこれもと盛り込むのも事実。

自由度があって、自分の欲張りに対応できる旅。

その欲求にもiPhone6は応えてくれる。

正確に言えば、Yahoo!乗換案内のアプリが応えているって話だけどね。

まあ、ちょっとしたコツがあるにしても、

電車が何本あって、いくらで、乗り遅れたらどういう選択肢があるか、

がスピーディにわかるし、何より今どこにいる?

が地図と共に時刻表的に把握できるところ。

日本の鉄道は時間に正確なので、まあ意味がある。

列車が遅れているときはあんま、使えないから。

サンライズ号で夜が明けて、「いま、どのへん?」

スマホがあるから、即座につかめる。

自分のポジションに興味のない人、なにごとにも他人まかせの人には

魅力ないんだろうけど。

で、今回の島根旅。

松江に2泊、とした。

着日は日御碕、出雲大社、一畑電鉄で宍道湖北岸を松江へ。

2日目は午前市内観光、午後島根海洋館アクアス

3日目はチェックアウト、午前市内観光、石見銀山経由広島へ。

これが当初の計画。

だがしかし、初日午前11時。出雲市駅のコインロッカーに荷物を預けた時点で

ノープラン。荷物を預けるってことはそこへ戻るってことなのに、ノープラン。

しかも、お金を入れてカギをかけて、カギを抜かずにそのまま放置。

正確に言うなら日御碕行のバスの車中で「カギがない!」

おまぬけな話。

きっと抜かないできたのだろうと信じ、3時間後に戻ったら、その通りだったけど。

平和な日本でよかった。

ということで初日の予定

●出雲市→日御碕→出雲大社→出雲市→一畑電鉄乗車

●出雲市→日御碕→出雲市→出雲大社

に変更。

ここで小1時間ロスしたばかりか、旧大社駅と大社までの道中をだいぶ

探索したがために出雲大社参拝が午後3時すぎに。

150901izumo_shinmon_str

(大社へ続く神門通り。左は電鉄大社前駅)

さて、どうやって松江に入ろうか。

ってか、出雲市のロッカーは「あ、やっぱりカギかけ忘れじゃん!」

ってカギかけて離れたため、荷物は出雲市駅にある。

そして出雲大社参拝終わりで気づくのは、

「宍道湖の夕陽!」」

この空なら、行けるかも!

ということで出雲大社を出た時点でルート検索。

一畑電鉄大社前駅→川跡乗り換え→一電鉄出雲市→JRにて松江→松江駅から

宍道湖へタクシーという決断に。

150901shirakata_p

(白潟公園)

おかげで、宍道湖北岸一畑電鉄車窓の旅は翌日以降に持越し。

2日目。

デジカメのバッテリーが夕陽の撮り過ぎであがる。

っと、充電器を自宅に忘れている。

スマホで家電量販店を検索。翌日駅前で自転車を借りるなり、直行。

しかし、2店とも在庫なし。空振り。

そこから塩見縄手、松江城。その後、お堀めぐりもある。

2日にわけた松江市内を初日に集中、に変更。

自転車を返したあとの、残りの時間で松江フォーゲルパーク、松江イングリッシュガーデンへ。

松江フォーゲルパークまで行けば、宍道湖北岸を半分移動したも同然。

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(フォーゲルパーク、入場せずに世界のフクロウコレクションを堪能)

で、イングリッシュガーデンは閉園間際だったので、入園せず、湖岸へ。

150902matsue_eg


そこで遭遇したのがキングフィッシャー君(しつこい)

シャッフルしてまたしても正解。

3日目は期せずして、

●松江市内観光→石見銀山→高速バスで広島へ

●石見銀山→島根海洋館アクオス→浜田から高速バスで広島へ

に変更。

150903cycle_yasuke

(レンタサイクル弥助は大森バス停0分で便利)

石見銀山で使える時間は70分と割り出す。

アクアスでは約2時間。

浜田から高速浜田道で石見交通のバスが広島まで行っていることも当日朝判明。

こうしてその場の判断で組み換えができるのも、

スマホがあってこそ。デジカメ機能だけじゃない。

残念ながらガラケーではこういう機動性は無理でしょうね。

2015年9月 6日 (日)

ナツタビ15th-Anniv.スピンアウト(1)★デジ旅=視覚編

2000年の宍道湖(松江)~米子ナツタビから15年。

何が変わったか。

自分の好み、旅の組み立ての変化など微々たるものかもしれない。

各種デジタルツールの発達による旅の変化、これは大きい。

2000年はデジカメを持っていなかった。

使い切りカメラでネガフィルムを現像していたものだ。

今でもどこかに残っているか。

隔世の感。

いま自分のデジカメも3代めが役割を終えようとしている。

2015年の旅はそのfinepixとiphone6の併用。

場面ごとの使い分け。

いまはそんな旅の時代。

行った先行った先で「写真を楽しむ」旅も加わってきた。

単に自分が「行った証拠」ではないのだ。

そしてそれがデジタルクラウドにアーカイブされる時代…。

まずはfinepixが捉えた島根旅から。

9/1

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旧JR大社駅は当たり。ぜひ行ってみてほしい。

25年のときが止まっている、だけではなく、

25年前からの過去、も体感できる空間。

9/2

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宍道湖の漁師さん。夕方まで漁おつかれさま。

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そしてまさかのカワセミ君。シルエットが独特。

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松江城天守から宍道湖・嫁が島を切り取る。

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宍道湖大橋のたもとから。遊覧船が通るタイミングで

県立美術館と橋名を。

今度はiphone6。

9/1

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日御碕灯台。白と青のコントラスト。

まるでエーゲ海の色(大げさ)

順光を選んで撮る。

9/2

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船の屋根に「祝・国宝決定」

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小泉八雲旧宅の前で銅像とかぶるアングルで狙う。

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巡回バスの気配を感じて走っているバスをフレームイン。

ナンバープレートが77!!!

9/3

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大田市にて。13時34分。上り下りの特急まつかぜが同時発車。

(もちろんこれを撮って下りに乗車)

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島根海洋館アクオス。ペンギンたちがシルエットになるように。

イマジネーションが実を結ぶとさらなるイマジネーションが湧く。

デジカメはそんなツール。

とりわけiPhone6のカメラ機能は秀逸。finepixよりも機動性が上。

写真の上がりを見たらわかる。

苦手なのは望遠ズームだけで、水族館の暗さは

iPhone6が圧倒的に有利。

ま、逆光は苦手だけど、連写でもfinepixを大きく上回る。

ダブルまつかぜも連写のたまもの。

旅が楽しくなるカメラ。




2015年9月 5日 (土)

★2015アキタビ3日め速報★電動自転車とシロイルカたち

1日スライドさせましたが

アキタビ3日目の速報。今回もさまざまなネタが集まりました。

ブログ何日分?

いつまで経っても函館ランチ再開しないじゃん???

さすがに3日目は予想以上、とはならず、予想の範囲内。

でもこれでも実はけっこうテキトーさかげん満載の実質最終日なのでした。

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いきなり内部からかい! いちばん奥のしかも内部!

ひんやり、でした。

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そこに至る道のりは、こんな森の中。

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ふもとのほうは古い街並み。

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上り2キロ半。電動自転車威力爆発!!

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このあと午後からはこちら。

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このアングルもありそうでない、けど、

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やっぱりこの方たちが、キラーコンテンツ。ダブル!

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親子仲良く、と

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鼻から輪っかを放つ強者も!

でも、島根県、悲しいことにマイナーなのかな。

敷地は広いんですが。







2015年9月 4日 (金)

★アキタビで勝手に区切る★御縁の旅、と思うとエンドレス!

ベストな旅のカタチ。

今回の島根旅前半はプランニング的にはけっこう緩いかな~

と思っとりました。

同じ場所に2泊するってそういう融通の利く旅、してこなかったから。

2000年のナツタビ第一弾。

松江に始まって松江に…じゃなかった、

宍道湖に始まって、宍道湖に…でした。

で、15年前にスルーしていた出雲大社をだいぶ時間をかけて見て回り…。

縁を感じましたよ。

7月1日の飲み会で、会社のN先輩が

「おまえよ~ブラタモリ見たかよ~函館やってたの」

こっから、見てない、ブラタモリ見よ、となって…。

高知城に登って初めて、

「現存十二天守って五国宝七重文なんだ!」

と10城めにして気づき、これが7月9日午後3時。

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松江城が国宝に「再」指定されたのは7月8日でした。

サンライズ瀬戸(出雲)が気に入って、姫路城で12分の11まで

進んだ後は

「松江で締めよう!」

旅決定は7月下旬のナツタビ山口出発前。

サンライズの指定席を買った窓口はJR下関。

で、そのあとのブラタモリ、島根編オンエア。

予習復習カンペキ!

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ドタバタ移動を主とする旅からじっくり裏を読む旅。

タモリさんを迎える、NHK各地方局スタッフのおもてなしを

読みながら、わが旅もまだまだ続く。

2015アキタビ-1もまだ続くけど、

アキタビ-2も控えてるので、ランチはしばらくお休み???

2015年9月 3日 (木)

★2015アキタビ2日め速報★現存12天守コンプリ、そしてご褒美つき

充実の島根2日目→松江。

ブラタモリ様様。がっつりトレースさせていただきました。

ガイドついてないけどね。

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知事公館のカド。

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塩見縄手。いい感じ。

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らふかでぃお・はーん様

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これで12分の12、コンプリ完成!

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見えるね~。天守閣から。

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あらよっと。これが。

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真逆の角度。誰かこっちを撮っているかな?

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県立美術館。いい形です。ウィズ遊覧船。

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最後に夕暮れのご褒美。キングフィッシャー君。

湖にいるんですか。川じゃなくて。

2日連続2万歩越え、満足。

2015年9月 2日 (水)

★2015アキタビ初日速報★そして原点に戻ったわけです!

おっと、秋タビ2015-1速報、間に合った!

ナツタビのルーツ、2000年の旅は島根、松江からでした。

あれから15年、神社軽視、ソバは食べない、城?スルーだったのが、

こんなに変わるとは!です。

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最後の宍道湖夕陽写真は、ご愛嬌。よくここまでイッキに

たどりつきましたな。

2015年9月 1日 (火)

★函館ランチ番外編★基準を探し、積み重ねる。。。

武蔵小山フェルムドレギューム。

略してFL。

東京の武蔵小山のビストロです。

函館ランチに何が関係あるのかって?

はい、今回は番外編。

複数の視点を持つことがいかに対象物を立体的に見せるか、

というお話です。

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税別1380円のランチのセカンドプレート、メイン料理「魚」です。

もちろんちゃんとメニューは店頭に出ていますが、

この日の新しいローテーションの週替わりランチ、

単に「魚」としかありませんでした。

しかも、13時過ぎの時点で「肉」は売り切れ。

さてこの不自由な状態でどうなったでしょうか?

内容を尋ねると「真鯛のソテー」

まさか、普通にソテーじゃあるまいな。

でも、この皿の作り方、盛り付けも含めて、フレンチ精神を感じます。

別に美食家じゃないので、高級店を多々食べ歩いたわけではない素人なので、

より一般目線だと思います。

ソース→イカ墨のアイオリ、甲殻類のビスク、サフラン風味のポテトのピュレ

メインの「真鯛のソテー」よりいかに文字数が多いかが語ります。

この3種のソースが素材を引き立てる。

知人にこの写真を見せたら、「黒いの、お皿の模様かと思った」

自分も知らずに触って、手が汚れました(笑)。

もちろん添えられた野菜にもこだわり。

冷製スープは「焼きなす」。

何の?と聞きなおしましたもん。

野菜を大切にするお店。

「東京」で語る場合、もしかして取り立てて…の部類かもしれません。

でも、函館の料理人、もっと学べるところがあるよ。

ランチの値段は豪華版の2000円もあります。

通りに面した、武蔵小山、というロケーションを考えたら、

コストはバカにならないだろうし、厨房、接客、スタッフは全部で5人。

さあ、考えてください。(って誰に言ってんの…笑)

8月26日のランチ。7月22日ルクリマ函館以来の衝撃でした。

東京で半分に近い価格設定。

カギは回転、でしょうか???

こうして新たな基準店が登場するたびに、展開の構想は崩れ、

紹介し損なった店が増えていきます。

それでも、感性の赴くままに、連想、連鎖させるから、食は面白い、とも思います。

↓ファーストプレートは野菜中心のビュッフェ。このほかにドリンクがつきます。

デザートはなし。ね、勝負する工夫がされているでしょ?

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