さて、前提として何事もベストレートを意識するというところから、議論はスタートする。
以前書いたのは上野駅・みどりの窓口担当は非常に素晴らしかったということ。
再掲すると、
東京発サンライズ出雲、出雲市下車→松江泊、松江→波子(江津と浜田の間)、
松江→(大田市下車石見銀山)、広島→新大阪、伊丹空港→函館
のルートを東京→倉敷、倉敷→新大阪の連続1、2で手配し、
実際には江津~広島の三江線、芸備線区間は乗車せず、遠距離低減制を活かして
乗車券を購入した。
結局途中で行程の変更や特急券の買い間違い等々があったため、数百円しか
節約できなかったが、乗らない区間、スキップする区間があっても、
それを繰り入れることで交通費が節約できることを学ぶことができた。
実はこのとき、アキタビ2の乗車券も同時に購入している。
この切符だ。
アキタビ2のルートは
上越妙高から北越急行、只見線を経由し(会津東山温泉泊)、
平泉まで北上してから戻って仙台泊、というもの。
えちごキラメキ鉄道の上越妙高から直江津まではJRで買えないものの、
北越急行は一連のルートに収めることができ、
連続1:直江津→一ノ関、連続2:一ノ関→仙台という設定になった。
9月2回めの「連続」きっぷである。
6月の金沢遠征の教訓よろしく、北陸新幹線区間(大宮→上越妙高…
なぜ大宮発かは後述)はえきねっとの得だ値(10%オフ)で購入。
みどりの窓口では直江津以降を購入。このとき、
乗車券2枚と郡山→一ノ関の新幹線自由席は大人の休日倶楽部5%オフで手配。
新青森→東京間は頻繁に利用しているものの、
郡山→一ノ関は同じ東北新幹線でも微妙に景色が違うことを知る。
で、当初上野駅で切符を購入した時点で、この流れを
函館→東京・往復切符(前記事参照)と組み合わせようという荒業に出た。
つまり函館→東京の往路は通常乗車し、アキタビ2のスタート地点を
この切符のフリー区間の北端大宮駅に設定したのだ。
アキタビ2のスタートは山手線内でも大宮までの運賃は不要だから。
問題は「かえり」を往復切符フリー区間からスタートせずに、仙台駅から
スタートすることが可能なのか、ということ。
もちろん行き」は在来線自由席特急券とはやぶさ指定券を同時購入しているので
乗継割引が効いて860円オフ。「かえり」は新幹線を決めないでフリーにしているので、
それを仙台から設定しようという目論見。
上野駅では「函館東京往復切符はJR北海道の商品で途中乗車を内包するかどうか
が不明ですので、きっぷ購入時にご確認ください」
まあ、そうだろう。
このケース、東京発の大人の休日・北陸フリーを使ったときに、
佐久平からの途中入場ができたので(自動改札不可)
同じケースもありうると考え、往復切符購入時に函館駅に確認。OKとの確証を得る。
さて、順調にアキタビを消化し、平泉観光を終え、仙台駅に降り立つ。
この時点で翌日の予定は確定しておらず、帰りの新幹線も確定していない。
仙台駅の新幹線改札を出て、重要なのは「改札を出て」、仕組んだアキタビ2乗車券を
すべて自動改札に回収された後、(当然、手もとに残ったのは函館東京往復切符の「かえり」乗車券のみ)
改札口の駅員に
「この切符で自動改札は通過できませんよね?」と確認してみた。
途中入場だしね。ただ、翌日どれだけ時間的余裕を持って同じ改札を通過するか読めないので、
念のため聞いてみたのだ。
っと、いったんここまでしておくほうが展開が面白いな。(次エントリへ)