★もう少し準備をちゃんとしよう★先が思いやられる青函プレイベント
これはまず、書かねばなるまい。
これではダメだ。
何事も否定的に見るつもりはないが、タテ割行政的な弊害のニオイがぷんぷんする。
最近、東京→函館の往復をJRですることが以前よりも増えているが、
7月3日の夕刻、函館駅に降り立って、目を丸くしたことがある。
青森県・函館観光キャンペーン=ひと旅、ふた旅めぐる旅。
という幟が立っている。2015年7月1日~9月30日。
そしてその横に、
青森県・函館デスティネーションキャンペーン
とあって、2016年7月1日~9月30日とある。
どっちが正しいの?
どっちも正しいようです。
後者は、今年度末の北海道新幹線開通を受けた夏キャンで、
前者はそのプレイベント。
当然だが、旅行者のつもりはないが、何かこのキャンペーンに
あやかれる特典・企画はないのか、ブログで拡散する価値のある情報はないのか、
調べようとした。
すると「青函キャンペーン」でぐぐると過去のキャンペーンが出てくるし、
あってもPDF形式のプレスリリースが上位にくる。
このスマホのご時世に情報をどう伝えようとしているんだろう。
(スマホでらちがあかず、PCで調べ直した結果)
で、結局は各市町村レベルでの地区地区の町おこし旅行企画が並ぶだけで、
観光客をどこから呼ぶか、の導線は意識されていない。
それぞれの市町村のいいとこアピールの単発、しかもJR発の旅行商品では、
旅は成立しない。
この件、思うに新幹線開通後は函館メインになるわけだから、その前に
これまで終着駅として頑張ってきた青森にもいっしょに盛り上がってほしいという
意味でのプレイベントかと配慮を感じている。
ただし。
ただし、だ。函館市・青森市が黒子に徹する観光企画なんてあり得るのか。
人気ランキング下位のスポットを商品化して、
はい、そうですか、と皆さん、乗ってくる?
ひと昔前より青函の絆が弱まっているかどうか、最初からそうなのか、判然としないが、
あまりに伝わらないキャンペーンにかなり落胆。
そもそもJR北海道には宣伝費がなく、東日本会社に代行してもらっている
嫌々感も感じるけどね。
(つづく)
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