★栗林公園@高松★ミスリードからの小さな好運?
2015ナツタビ1(前編)=徳島・香川・高知編
大歩危の観光船とかずら橋の観光がスムーズに行けば、その日中に栗林公園で時間ができる。だめならだめで、また出直せばいい。
早朝にサンライズ瀬戸を岡山で乗り換えJR大歩危駅に向かう。夏休みに入った後なら、阿波池田から四国交通の定期観光を申し込める
のだが、日程が二週間早い、ということで路線バスの接続が頼り。結果的には前回「行程詳細」で書いたスムーズに移動でき、
午後4時前にはJR高松駅に降り立った。
向かうは琴電の高松築港駅。しかし、目に入ってきたのは高松城のあった玉藻公園。予定外ではあるが、むげにパスするのもなんだな、
と思って入園料200円を払って中へ。何事も知らないというのは大変なことなのである。
1.駅側の西門から入場して小回りに一周して最初の場所に戻ることは不可能。
=反対側の東門(大手門)に出て敷地を半周して、琴電駅に戻る(所要時間30分)
2.高松城天守復元のための遠大な工事が進行中(完成年度未定)
よって栗林公園到着が予定よりも遅れる。ただ、それでいいこともある。
到着したのは午後5時ちょっと前。夏の時期なので閉園にはまだまだ時間があるが、人影はまばら。
ここでヒマしていたのはボランティアのガイドさん(女性)。せっかくなので南湖を巡る和船の乗船申し込みをしたら
(午後5時30分出航)、じゃあそれまでつきっきりでガイドして、乗船場所へ案内しましょう、と
大サービスをしてくれた。結局40分間みっちり栗林公園の成り立ちを学ぶことができた。
最初、栗林(りつりん)が読めない若い人が多くて…と言っていた彼女に「昔、ここに動物園ありましたよね?」
とふったら、「それを知ってるアナタは古い」と感心されてしまいましたとさ。
必要かつ十分なルートを歩き終えたあと、今度は和船の船頭さんにバトンタッチ。そうしたら今度は5時半出航は
お客ひとり。またしても貸し切り状態。「あのガイドさんはここのリーダー格なんだよ」と教えてくれました。
いやいやゼイタクな栗林公園、夕暮れの1時間。
船の上で、玉藻公園での違和感を話したら、
「あっちは高松市で、こっちは県なんだよね。ちょっと向うは雇用対策の色合いが濃いから、おもてなし感は
違うのかもしれないなア」
あり得る話。壮大な天守復元計画を外から来た人間はどこで知るのか?
うん、金沢城公園の次から次へと続く復元を見てきたばかりなので、「差」を感じてしまうよね。
工事中の見せ方、工夫が必要。
午後6時すぎに栗林公園を出たが、タクシーはつかまらない。うどん屋を探すのもひと苦労。結局、
瓦町方面へエンエン歩く。JRと琴電もそうだけど、町の成り立ちと観光のバランスがちょっと特殊な気がするね、
高松。しんぺいうどんで「瀬戸大橋ができてから、やっぱり四国の玄関色が薄れたんだろうね」と
話しかけた店員さんは東京から修行に来ていた人でした。間が悪かったか。
「うどん県」と観光、実はなかなか両立しづらいイメージかなあ。
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