★温泉論シリーズ2015-4★水面の見えるロケーション…湯船じゃなくても?
というわけで、全国「海(湖)の見える温泉シリーズ」となる前に、
最初のヤマを書いておきます。
そもそも一連の記事のスイッチは「金沢」なわけで、
そもそもここで取り上げたかったのは「片山津温泉」です。
柴山潟のほとりに広がる加賀温泉郷のひとつ。
山中温泉、山代温泉、片山津温泉。場合によってはこれに湯涌温泉を加えて
加賀温泉郷と呼ぶわけです。
せっかく北陸新幹線に乗って金沢に行くのであれば、ちょっと足を延ばしてみたい、
そう思って、事前リサーチをしたわけですな。
同じ石川県でもスタイタス旅館「加賀屋」を擁する七尾の和倉温泉に比べて、
ガツンと来るものがない。その昔、「奥座敷」と呼ばれて名を馳せたにしても
時代は変わり、いかにもな温泉地は宿泊客が減少しているわけで、
この加賀温泉郷も例外ではないということがわかりました。
その証拠に、日帰り入浴可、おひとり様可、リーズナブルな価格帯、朝夕食バイキング。
待てよ。そこまでウェルカムされても困るんだ(笑)。
いかも湯快リゾートやら大江戸温泉物語やらアパホテルやら、全国でよく聞くチェーンが
参入してきている。
もちろんそこにビジネスが成立するからで、ビジネスが成立しなければ話にならない
わけだけど、それはあの武蔵小山の商店街がチェーン店だらけになるのと一緒だ。
人が集まるところにアンテナを張る有力企業の手法はわかるけど、なあ。
で、片山津温泉。行程を総合的に考えて、宿泊は金沢駅前に2泊とし、
片山津の総湯だけを訪れることにした。
地元の高齢者で大人気だった。木曜日で自慢のカフェは定休日。
もちろん柴山潟の眺めは素晴らしかった。でも、人はいなかった。
浮御堂へ行ったら「屋形船」が15時から、と書いてあった。
あと15分だった。並ぶ客は皆無?だった。休業?
「季がさね」の玄関には「宿泊以外の方もどうぞ」と書いてあったが
喫茶コーナーは閉店していた。
その前にバス停が時間を見ていたら、すぐにJR加賀温泉駅行のバスが来たので
つい乗ってしまった。滞在は1時間ほど。
それ以上、散策をするモチベーションは…なかったんです。すみません。
↑キャンバス(1日乗車券1000円のみ)。片山津温泉行は小松空港ルートで。
正月のテレ東「路線バスの旅19」で登場しましたね!
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