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2014年10月 8日 (水)

★他の顧客評価はどうでしょう?★クチコミには書けないリアルな実態

あのですね、「地球岬」が北海道の自然100選で1位になったのは、

約30年前、1985年のことです。知床が世界遺産に登録されるずっと前。

20年前のことです。

そこを読み落としてはいけない。

さて、次の話題は順不同で洞爺湖温泉。

霧島いわさきホテルでも思ったことですが、団体さんを当てにした、

カラオケスナックや温泉卓球込みの施設構成にはちょっと哀愁を感じて

しまいます。CPを考えてどうこう言える価格設定(素泊まり8500円)ではないんで、

割り切って楽しめ、ちゅうことなわけですが、それ

1.みんなでわいわい楽しいから、ホテルの品質は問わない

でよいんでしょうか、日本人。

海外からの来訪者に「これが日本のおもてなし」とは思われたくないけどなあ。

日本人団体専用仕様でいいよ、満足するよ。

141003kohant

(泊まったのはこの矢印の下、5階の湖に面した部屋)

さて、このホテル、楽天トラベルで決めたのですが、チェックインで

素泊まりプランで予約しておいて、夕食朝食はつけられますか?

と聞いたら、まあスムーズじゃない。

温泉街を見渡してベターな選択があるかどうか、は行ってみなければ

わからんじゃないですか。

いずれにしろ、朝食、夕食ともバイキングだと知っていたので、

「要予約」はありえない確信を持って聞いたんですが、

結局はプラス2500円の朝夕食バイキング、すっと対応できないフロントに

少し失望。こんなん口コミによう書きませんわ。

2500円のバイキングですから、質に期待するのがマチガイですが、

「ミートフェスティバル」にはハンバーグ、天ぷらは野菜のみ、

カットステーキは牛脂注入肉。あらを見せ過ぎ、と思うのは自分だけ。

ビール中ジョッキ670円で1000円出せば500円のビンゴ大会参加券つき。

なぜビンゴ大会?(毎晩夜9時に開催とのこと)

某全国展開のビジネス系ホテルの1階にセッティングされた居酒屋なら

もっと気の利いた食事ができるけどね。

これ、北海道民をなめているのか、あくまで価格帯なり、なのか。

「満足している宿泊客」が多いのだとしたら、そっちに失望、ですけどね。

ホテルとして淘汰されるのを待つのか、温泉地としてフェイドアウトして

いくのか、とっても気になるところです。

繰り返しますが、あくまで値段なり。値段なりだから、これ以上は無理。

それで棲み分けますか?N観光さん。

★室蘭駅から地球岬★地方都市が抱える共通の問題。言い古され。

まずは、

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JR洞爺駅。きれいな花壇。2008年に当地で開催されたG8サミット。

ずっと、こだわり続けてほしいですね、町の誇り。

141003toyako

うーん、天気は雨。残念っした。

さてと。

それでは順不同で。

10月3日の昼。室蘭駅にいたわけだ。だいたい東室蘭では下車しても室蘭線に乗ることはレア。

なので地球岬にタクシーで向かうにあたり、終着の室蘭駅をあてにしてみた次第である。

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駅前にいたのは個人タクシーY。意地悪な性質なんでこんなQをドライバーに振ってみた。

「室蘭の中心街って今どのあたりですか?」

するとドライバーいわく「もちろん、この辺りですよ。この辺りが中心街」

質問者が怪訝そうにしていると、ドライバーはすぐに白状する。

「まあ、中心街と言ってもかつては、この辺りが栄えていたんだけども、今は移ってしまって、

栄えているのは中島町のあたりですねえ。もうこの辺は山坂ばかりで平地は少ないですしね」

ブログ主は函館が地元であるわけで「旧市街」の廃れぶりは身に染みている。

そこが港を街の発祥として発展してきた多くの町が抱える共通の問題と言えるのは承知で

わざわざ聞いている。

次にQで振ったのはこう。

「かといって観光に力を入れて、という感じでもないですか、室蘭は」

ドライバー曰く「そうだねえ。観光と言ってもねえ」

何やら「地球岬」は北海道観光100選で1位になったそうで、そのスポットへ「公共交通」が

走っていないことには何やらわけがありそうだ。

そこで3つめのQでこうふった。

「財政が逼迫して過疎だからって、何かの処理場や原発を誘致するわけにもいかないですよね、

いまどき。運転手さんは九州に行ったことあります? 佐賀の唐津の隣に玄海町という町があり

まして。九電の原発がある街なんですが、潤っているんで唐津とは合併しないんですよ。まわりは

全部合併しちゃって唐津市なのにね。でね、その原発にエネルギーパークという施設があってね。

風力発電の風車が回っている。もう欺瞞以外の何物でもないでしょう? 電気についてくわしく

知りましょう、だって。誰もそこまで行かないわ」

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(07-07-25 加部島から玄海原発を望む…マークは風車)

↓唐津市と玄海町の位置関係

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九州には行ったことがない、という年配のドライバーは返す言葉もなく、車は目的地に着いた。

料金は1,200円也。

駐車場から灯台まではほんの数分。ここで思ったのは「公共の交通機関がない」この場所へ

「重い荷物を背負った観光客」を乗せてきて「はい、ありがとうございました。じゃあ」に

おもてなしの心はないな、ということ。もちろん帰路も乗せるとして待ち時間が重要だろうが、

乗車地まで引き返せば、片道の倍額の水揚げにはなる。

そんなことを思いながら黙って、タクシーを下車した駐車場を後にする。結果としてそこで

昼食を摂ったので滞在時間は30分弱。公共機関がないといっても、帰りは下り、少々荷物が

重くても3kmぐらいなんとかなろう。

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えっちらっちら坂を下ってJR母恋駅に向かっていくと、1台のタクシーが坂を上がってきて

すれ違った。きっとこの乗客は往復なんだろうな。自分と同じ過ちは犯さないだろう。

そう思いながらさらに5分、坂を下る。

すると背後からエンジン音が近づいてくる。平日とあって観光客は少なく、すれ違う車も1分に

1台ないぐらいだから、その近づいてくるエンジン音を気にしてみた。

すると、先ほど坂を上ってきたタクシーが空車で下っていくではないか。もちろんこっちは

手を上げる気もないので、タクシーが止まるはずもないが、この淡泊、おもてなし云々の問題

ではないと断言できる。3kmの下り道のなかほどで路線バスが止まっていた。そこが終点の

付近の団地行のバス。残り半分とは思いつつ、母恋駅まで乗ることにした。

母恋駅で室蘭線の時刻を確認。室蘭行が14時ちょうど。その便が室蘭駅で折り返して東室蘭方面、

となる。東室蘭からの函館方面は15時59分、北斗12号。時間は全然合わないというか、

余裕がありすぎ、ぐらいである。14時5分に洞爺湖温泉行の路線バスがやってくるので、それで

東室蘭方面へ戻ることにした。結局は室蘭線は乗らずじまい。

14時5分のバスを待っていると、無人駅の母恋駅の小さな駅舎の正面にタクシーが止まる。

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時計を見たら13時55分。14時に室蘭行が到着だから、それを当てにしているのか、と思いきや、

2、3分ですぐに無人で発車。もしかして、1時間1本の室蘭線のダイヤも頭に入っていないのか。

3台めのタクシーの行動パターンから総合して、過疎の町の混迷が象徴されているように思われた。

室蘭市の人口は9万5千人。最盛期の3分の1なのだそうだ。

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★2014ミニ旅vol.6★洞爺湖~室蘭編

ミニ旅は今回でことし実は6回目。

ミニ旅の定義が「1泊以下」だとしても、いかにストレスがたまっているか、

ということか。

いずれにせよ、動けるときに動くことはよいことだと思う。

2014年の1回目は2/11。そして2回目が4/29で、

3回目が5/5-6、4回目が9/15で、5回目が9/23。

そして今回が10/2-3だったわけだ。

行き先は順に「名古屋港水族館+京都水族館」「秋田の桜+角館の桜」

「帯広ばんえい競馬+襟裳岬」「大沼公園」「三保の松原~沼津」「洞爺湖~室蘭」。

つまり今回の収穫は以下のような写真群だったというわけだ。

そもそもミニ旅2014-5のきっかけは「地球岬」。室蘭市にあるスポットだ。

これとどこか温泉を結びつけて一泊に仕立てようとして洞爺湖or登別で、

前者に軍配が上がったというわけなのだ。

北斗9号で函館を午後に出て夕方洞爺着。翌日は午前に洞爺を出て、路線バスで室蘭へ。

天候がイマイチだったせいもあり、洞爺湖で特に観光らしい観光はなし。

まあ、ただ二つの目的を達成すればよいだけの旅だから、あとのすべてはオマケである。

ではでは、そのオマケから例によって「旅で考えた」エピソードのはじまりはじまり、なのである。

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