★違いは何?そして知らず知らずに変化?★旅に出て旅を思う、わけなのだ
ま、まとめんでもいいわけですが(笑)。
旅に出て毎回思うのは「それでどうだったか」です。
実はそんなこたあどうでもよくて旅に出る行動こそが尊い。
でも、計画を立てたからには「目論見通りいったかどうか」がどうしても気になる。
人間ってちっぽけな存在ですな。
今回もぎっちぎちの3日の日程。初日が台風でぶっ飛びました。
予定の3分の1がキャンセルになりました。
「そんなこともあるさ」
「そのぶん、リベンジ?のきっかけができてラッキー」
以前より、だいぶ気楽にかまえられるようになったのかなとも思います。
まだ、完全ゆるゆるの出たとこ勝負で旅するだけの器量はありませんが、
緩めるところは緩めるが(旅の)極意なのかもしれません。
そうは言っても根が欲張りなので、計画時点では信じられないほどのめいっぱい、
なんですけどね。
今回はテーマ1が東端、根室・納沙布岬。まず最初のテーマが次回繰り越しとなりました。
テーマ2の知床は31年ぶりという義務・お約束な部分。
やっぱり最果ての地、とか言いつつ、世界遺産だからとお気楽にいく場所ではない
と痛感しました。自分にはそこまで「大自然に許容していただく」覚悟はないんです。
パッケージでいいとこどりがせいぜい。知床五湖での「ヒグマ対処レクチャー」。
これも、「どうせ津波警報がなってもまず来ないから」という感覚と似てきてないかな、と。
これを「ここ1か月で10日間、実際にクマが出没しています」と聞くか、時間帯によって
クマがどういう行動をするか、天気との兼ね合いはどうなのか、と興味を持つか。
ミュール履きでやってきて、高架木道の無料コースへ吸い込まれていく、女性観光客を
見るにつけ、それはそれで「覚悟がない」自覚があるんだろうなあ、と思う次第。
自分が単に未熟もんってことなんすかね。
これは6500円も払って、4時間が長いだの、暑いだの、疲れただの、ごたくを並べる
観光船「知床岬コース」の乗客にも言えること。そりゃ4時間は長いでしょう。
これだけあれば函館から青森まで船で着く。
満員、鈴なりのデッキでこっそり缶ビールを飲んでこぼす男に、後ろからぶーたれる別のカップルの片割れ
の女の子。どっちもどっちだよな。
船の定員は400名。おひとり6500円。1日の売り上げが260万円。
これがおいしくないわけがなかろう。
おひとり8000円で30名定員とはわけが違うわ。
そんな逆の視点。
そもそも旅自体「○○行ったことあるよ」という言うだけのためのもの、という気もしてくる。
だからこそ、テーマ3のサロマ湖がハイライトになる。
「とにかく行く。行ってから考える。帰ってこられる程度に行動する」
翌日朝の8時から2時間ちょっと。サロマ湖のワッカネイチャーセンターでキーを叩いていた。
なんかそっちのほうがとっても幸せ。仕事を積み残す自分でも。
えいやの決断で1万3千円払って、サロマ湖展望台へ行く決断こそが納得の旅じゃないか
と思える。この対比で幌岩山への行き帰りに出会った車は10台以上。
それでもマイナーなスポットだけに「だいぶ売れてきた」印象だけど、
そりゃ前日の知床の比ではない。なかなかのコントラスト。
咳が止まらない体調不良?を押しての今回の道東旅行。あの31年前の青い日々の
記憶を取り戻す、と言ったらカッコつけすぎだけど、やっぱり北海道には
ホーム意識が強いから、こんな感じ方をするのかもしれないな。