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2014年8月15日 (金)

★違いは何?そして知らず知らずに変化?★旅に出て旅を思う、わけなのだ

ま、まとめんでもいいわけですが(笑)。

旅に出て毎回思うのは「それでどうだったか」です。

実はそんなこたあどうでもよくて旅に出る行動こそが尊い。

でも、計画を立てたからには「目論見通りいったかどうか」がどうしても気になる。

人間ってちっぽけな存在ですな。

今回もぎっちぎちの3日の日程。初日が台風でぶっ飛びました。

予定の3分の1がキャンセルになりました。

「そんなこともあるさ」

「そのぶん、リベンジ?のきっかけができてラッキー」

以前より、だいぶ気楽にかまえられるようになったのかなとも思います。

まだ、完全ゆるゆるの出たとこ勝負で旅するだけの器量はありませんが、

緩めるところは緩めるが(旅の)極意なのかもしれません。

そうは言っても根が欲張りなので、計画時点では信じられないほどのめいっぱい、

なんですけどね。

今回はテーマ1が東端、根室・納沙布岬。まず最初のテーマが次回繰り越しとなりました。

テーマ2の知床は31年ぶりという義務・お約束な部分。

やっぱり最果ての地、とか言いつつ、世界遺産だからとお気楽にいく場所ではない

と痛感しました。自分にはそこまで「大自然に許容していただく」覚悟はないんです。

パッケージでいいとこどりがせいぜい。知床五湖での「ヒグマ対処レクチャー」。

これも、「どうせ津波警報がなってもまず来ないから」という感覚と似てきてないかな、と。

これを「ここ1か月で10日間、実際にクマが出没しています」と聞くか、時間帯によって

クマがどういう行動をするか、天気との兼ね合いはどうなのか、と興味を持つか。

ミュール履きでやってきて、高架木道の無料コースへ吸い込まれていく、女性観光客を

見るにつけ、それはそれで「覚悟がない」自覚があるんだろうなあ、と思う次第。

自分が単に未熟もんってことなんすかね。

これは6500円も払って、4時間が長いだの、暑いだの、疲れただの、ごたくを並べる

観光船「知床岬コース」の乗客にも言えること。そりゃ4時間は長いでしょう。

これだけあれば函館から青森まで船で着く。

満員、鈴なりのデッキでこっそり缶ビールを飲んでこぼす男に、後ろからぶーたれる別のカップルの片割れ

の女の子。どっちもどっちだよな。

船の定員は400名。おひとり6500円。1日の売り上げが260万円。

これがおいしくないわけがなかろう。

おひとり8000円で30名定員とはわけが違うわ。

そんな逆の視点。

そもそも旅自体「○○行ったことあるよ」という言うだけのためのもの、という気もしてくる。

だからこそ、テーマ3のサロマ湖がハイライトになる。

「とにかく行く。行ってから考える。帰ってこられる程度に行動する」

翌日朝の8時から2時間ちょっと。サロマ湖のワッカネイチャーセンターでキーを叩いていた。

なんかそっちのほうがとっても幸せ。仕事を積み残す自分でも。

えいやの決断で1万3千円払って、サロマ湖展望台へ行く決断こそが納得の旅じゃないか

と思える。この対比で幌岩山への行き帰りに出会った車は10台以上。

それでもマイナーなスポットだけに「だいぶ売れてきた」印象だけど、

そりゃ前日の知床の比ではない。なかなかのコントラスト。

咳が止まらない体調不良?を押しての今回の道東旅行。あの31年前の青い日々の

記憶を取り戻す、と言ったらカッコつけすぎだけど、やっぱり北海道には

ホーム意識が強いから、こんな感じ方をするのかもしれないな。

2014年8月14日 (木)

★今年はイマイチ…★2日目知床ベスト?ショット集

ナツタビのまとめに行く前に。

今回未紹介の準ベストショットな写真をラインナップしてみます。

やっぱり写真は「腕」「機材」「タイミング」「忍耐」「判断力」「事前の知識」

いろいろな要素が重なり合わないとうまくいきません。

6つの要素ぜんぶとはいいませんが、複数が重なり合ったかな、と思える知床ショットを

何点か。

まずは知床観光船からの眺めから。

140812frepe

フレペの滝の近くまで寄っていく小型観光船。おーろら2ではここまで寄れません。

140812kamuiwakka3

とってもありがちなカムイワッカの滝、海からのショット。

ここから引いてみるとこうなります。バックは硫黄山。

140812kamuiwakka4

再び、小型船が近くまで寄っていきます。

140812misaki_kunashiri

知床岬のすぐ向こうにはクナシリの島影。

140812renzan2

オーバーハングの向こう側には知床連山。左端が硫黄山、右端が羅臼岳。

この台地の上には知床五湖が位置し、同じシルエットを望むことができます。

140812siretoko1

断崖と青い海と青い空と雲。これだけでもけっこうおなか一杯ですよね。

140812niko

こちらは一転、上陸して知床五湖の二湖。小ループから望む、

西端の展望場所から。これが一湖になると高架木道で

手厚く安全が確保されているんですな。

140812rausudake

一湖の西側。湿地を意識することなく周回できるようになってます。

バックは羅臼岳。

そして最後は、知床斜里駅からの夕陽。これは単に偶然でしか

ないですな。

140812shari_yuhi

朝8時半スタートの知床めぐり、お疲れさん、って感じです。




★オホーツクの原生花園の花々★真剣に腰を据えたらもっと撮れるか

結局、ワッカ原生花園には4時間以上滞在したので、

撮った写真の一部を並べてみます。

ハマナスはあまりに北海道ではありふれているので撮りませんでしたが、

サイクリングロード沿いに10分走っただけでこんな花々が咲いていました。

・エゾカワラナデシコ

140813kawaranade


・キタノコギリソウ

140813kitanokogiri

・エゾフウロ

140813ezofuuro


・ヤナギタンポポ

140813yanagitamp

・オオマツヨイグサ

140813oomatuyoi


なんていうんですか、カメラの性能ってすごいですね。

けっこう被写界深度の浅い写真になっているかな、と思いました。

案内に紹介している花々と完全には一致しない部分もあり、別途画像検索して

裏を取ったのでこれで種名は間違いないでしょう。

最後に、原生花園の向う側に抜けてみるとオホーツク海が広がっており、

やっぱりこの方角が知床岬(矢印)、という写真ができました。

140813wakka5


単なる砂丘のようにも見えますが(笑)。でも、この3分後に雨だったんだよなあ。。。

★ナツタビ2014★3日目後半…天が味方して絶景のチャンス到来

常呂BTからの帰りのバスは14時35分。これに乗るための接続の北見市営バスが、

栄浦から13時20分。もう天気のことだからしゃあないか。と諦めかけていたところ、

さっき泣いていた空がにわかに晴れだしました。

待て。諦めるのはまだ早いのか。

12時30分。決断して、ケータイを取り出し常呂のタクシー会社へTEL。

一台空いてませんか?

タクシーがやってきたのは12時45分。

「ここから、展望台へお願いします。行き帰りで1時間あれば、14時35分の網走行きには

間に合いますよね?」

常呂ハイヤーのYドライバー、さすがに?想定外の仕事だったらしい(笑)

ネイチャーセンターを出て橋を渡った先のT字路を左へ行こうとする。

「展望台は右じゃないですか?」

「あ、森林公園の記念塔、じゃないのね。サロマ湖の展望台? 幌岩山なら結構距離あるよ」

「でも30分あれば行くでしょ」

「行くと思うけど…」

それもそのはず、栄浦があるのは北見市常呂。展望台はとなりの佐呂間町。

ちょうど逆方向に車で飛ばして30分。距離にして50km弱ですからね。

メーターはどんどん上がるがそれは覚悟の上。それだけの価値がある絶景が

待っていると信じて…。マイカーorレンタカー移動の旅人にはこの気持ちわかるまい(笑)

自転車、バイクの旅行者にもわかるまい。

国道238号から分かれて登山道へ。山頂まで5キロちょっと。途中で道は未舗装に。

そしてたどりついたようやく景色がコレっす。

140813saroma1

矢印はネイチャーセンター。

140813saroma2

矢印は第二河口の橋の工事現場。

140813saroma3

そしてこの方角はキムアネップ岬なめの、矢印位置は知床岬。

いやあ、小1時間前の泣き空がよくぞここまで晴れました。

ナツタビ展望台史上、一、二を争う絶景展望じゃないすかね。

うーん、最後に日頃の行いがモノを言ったか(笑)。

最終的にタクシー代は割引込みで13430円かかりましたが、

めったに来れないことも加味して、知床と同等以上に価値ある展望でしたね、

自分にとっては。

Yドライバー、ありがとうございました。幌岩山展望台は、常呂のホタテタワーの

3倍の高さですから、間違えないでくださいね。

最後に、お金も体力もとっておいて、マンゾクのナツタビ2014でした。

Saroama_map

★ナツタビ2014★3日目前半…念願のサロマ湖は天気に翻弄?

いよいよ3日目、最終日。

もう終わり?てな感じですが。

早朝5時50分に網走BTを発ち、栄浦へ。

北見市常呂町栄浦。サロマ湖の東端はあのカーリングが有名な常呂なんですね。

今は北見市に編入されておりますが、ホタテ養殖発祥の地なのだとか。

まず目指したのはワッカ原生花園のワッカネイチャーセンター。

140813wakka4

栄浦に着いたのは朝の7時前なので、めいっぱい余裕があります。

ネイチャーセンターの開館は8時からなんで、バス停からのんびり向かいます。

140813wakka1

PHOTOinPHOTOになっているとも知らず、こんな写真を撮ったりね。

でも天候がいまひとつぱっとしない。

ま、サロマ湖でじっくり時間を使おうと思っていたので、ネイチャーセンターで

ぐだぐだしていると、だんだん来訪者も増えてきてにぎやかになりました。

それじゃいっちょ自転車でも借りて、原生花園のはずれまで行ってみるか。

料金は1台600円也。午前10時を過ぎた頃、やおら出発。「ワッカの水」があるところまで

えっちらおっちら漕いで行きました。

140813wakka2

ちょうどボードの現在地、のあたりまで。

途中、河口の工事中で河口がこんなんなってました。

140813wakka3

新しい橋をかけようとしているんですねー。

せっかくなんで咲いている花を接写しつつ、ネイチャーセンターに向かって

帰路を漕いでいたら、今度は急な雨。

ずぶ濡れ寸前でようやくたどり着きました。

実はこの後、「サロマ湖展望台」→「鶴雅リゾートで日帰り入浴」の計画を立てていたのですが、

雲行きの怪しさにこの時点でほぼ断念。ちょうどお昼の12時ごろ。

でも、このタイミング、この場所でなんと「有名な元アスリート」がご夫妻で夏休みに

遊びに来ていたんですね。あまりに似ているんで、まさかとは思いましたが、

間違いなく本人でした。たしか一昨日の月曜日には重要な記者会見があったはずなのに、

オフで北海道とは、行動力のあるお方は違います。やっぱり一流のオーラがありましたね。

以前、箱根で「!」な人に遭遇しましたが、今度はサロマ湖で!

もちろん写真も撮らず、握手もしませんでした。プライベートですからね。

それにアイドルじゃないしな。でも奇遇にびっくりしました。

これを「奇遇」とは言わないか。あっちはこっちを知らないもん(笑)

(後編に続く)

★ナツタビ2014★2日目…知床再訪、オンシーズンのどピーク!

2日目は知床。

早朝6時6分発網走行、釧網線普通列車もこの時期ですから乗客で賑わっております。

1、2割は釧路湿原方面へ。また別の1、2割は摩周、屈斜路方面へ。

でも知床方面が多数派だったように思います。

知床斜里着は8時31分。接続の知床行バス(8時40分)は「ふれあいAコース」という名称の定期観光タイプ。

140812oshinkoshin

途中オシンコシンの滝で10分下車観光。ウトロ港着が9時40分。

そこからは知床観光船で「知床岬コース」(10時出航)。なんと所要時間3時間45分。

この「知床岬コース」が決断のしどころ。料金は6500円也。

もちろん知床の自然は誰が見ても雄大だけど、合う合わないがある気がします。

140812kashuni

(↑カシュニの滝。半島のだいぶ先のほうにあります。)

140812misaki

(↑知床岬と灯台。船はここまで。)

「世界遺産」だから一度は見てみたいはいいんですが、

特にこの時期、人が多いですもんね。

もちろん前日の荒天の反動もあるでしょうが。

というわけで、方針としては最初にめいっぱい振っておくということで4時間近い「船旅」を

持ってきてみました。

下船した後は、バスで知床五湖へ。はい、ここも31年ぶり。

140812ikko


(↑一湖の高架木道より)

前回の記憶はほとんどありませんが、整備されてだいぶ変わった印象。

でもやっぱり思うのは知床を満喫する、ってこういうことじゃないのでは?という思いですかね。

知床五湖からは知床斜里駅へ直行。網走行普通列車で19時19分着。ビジネスホテルへ。

2日目終了。

★ナツタビ2014★初日挫折もなるようになるのが旅ってもんです。

終わってみれば何のことはないのですが、

旅は行程を考えているときに始まっている、とはよく言ったもので、

2014年の夏タビは行程を悩んだ時間の長さはなかなかハンパないものでした。

基本設計は

1.知床

2.根室

3.サロマ湖

実は優先順位は3>2>1でして、スタート地点=札幌、

出を女満別→羽田として、構成を進めました。

知床はここまで来てスルーはいかがなものか、ということでのプラスワン。

訪ねれば31年ぶりですもんね。

となると入りのパターン。

A=札幌から深夜バス(知床直入り)

B=千歳から羽田にいったん戻って、朝便で女満別入り(東京前泊)

C=札幌から釧路へ深夜バス(釧路早朝着)

D=札幌からSおおぞら最終(釧路前泊)

問題は立ち上がりが遅く、Aが満席・売り切れだったこと。

だいぶ粘ってみましたが、この時期1週間前は無理。(そりゃそうです)

いやあ日程が確定したのが7月末ですからねえ。

とはいえさすがにBはナンセンス。いくらマイルに余裕があると言ってもおかしい。

となると、C or Dの選択。

初日の出発は釧路5時55分発で深夜バスでも、ホテル1泊でも変わらないんですが、

体力が有り余っているトシでもないので、最終的にホテル1泊のDを選択。

この時点で初日が台風で大荒れとは知りませんからね。

ということでスタート時点では釧路、釧路、網走という宿泊地に決定。

それでも釧路は初日6時6分発、19時56分着。翌日は5時55分発なんで、

ほとんど滞在していないに等しい強行日程。

ところがその強行の初日が台風で鉄道運休という展開に。

1.知床

2.根室

3.サロマ湖

の1がキャンセルされたので、

1.釧路滞在

2.知床

3.サロマ湖

にならざるを得ませんでした。

根室、後日絶対リベンジします。

これですんなりA=深夜バスで知床入りだったらどうなっていたか。

勝手丼にも霧の幣舞橋にも出会えず、というか知床で孤立して、初日の宿が宙に浮く

展開になったのでしょうか?

嵐の知床を無理矢理観光するのもね。

ま、そうなったときにはそうなったときの対処があったでしょう。

いずれにせよ、結果オーライが旅の原則。

ある程度、縛りを固めておいて、何割かその場のノリを加味するのがわがナツタビの極意ですから。

ということでここは勝手丼以外に、台風のおかげで目にできた釧路の光景を紹介しておきましょう。

140811harutori


「ヒブナ」で有名な春採湖。小雨ぎみでちょっとどんよりですけどね。

140811nusamai

お約束の霧の幣舞橋、夜10時。この時期出会える確率は

函館の夜景といい勝負。そんなに運がよかったわけではないようですが、

いい写真になりました。

★ナツタビ2014★オープニング…釧路は和商市場の勝手ドン!

はい、久々更新!!!

ナツタビ2014…第一弾ということで。

まあ、初日から北海道にて台風11号を迎え討ちました。

幸い、例年のような一筆書きスタイルの行程ではなかったため、日程調整が無事に

完成し、ほっと一息でした。

はい、それでは初日のハイライトから。

140811unkyu

前日夜最終で札幌を発って釧路に入りましたが、翌日は

各方面全面運休。そこで台風の影響の残る釧路でのんびりする羽目に。

140811washou


そうなると、諦めていた和商市場「勝手丼」作戦が成立しました。

これでご飯250円、具1512円です。

高いコストパフォーマンスに満足。もっと高価なネタを選べばもっと高い仕上がりになりますがね。

★内容:キングサーモン、本マグロ赤身、本マグロ大トロ、花咲ガニ、しめさば、

いくら、つぶ貝、エンガワ、鯛(おまけ)…合計9品。

和商市場は普通に地元の市場ですが、すっかり「勝手丼」で有名に。

ごはんだけを販売してくれる食堂数軒、と「勝手丼の具」を販売している数軒から

セレクトして自分オリジナルのどんぶりを完成させる「勝手丼」。

140811katted

これは佐藤商店のショウケース。ここではご飯のどんぶりを手にネタを物色中の

お客さんの熾烈な取り合いが展開されます。

やっぱり、あっちの店で少し、こっちの店で少し、は難しいので、

1軒ですべてまかなおうとして、お店にしてみればピンかパーかの戦いです。

140811katted2


それにしても釧路にやってきて「サケマス類」のバリエーションの豊富さに

あらためて驚かされました。サーモン、キングサーモン、サクラマス、時鮭…

もうこれは「文化」ですね。北海道人としてすっかり忘れていました。

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