★羽田空港ターミナル★ファーストキャビンについて感想
夏タビ2012の本題に入る前に書いておきたい事柄だったんですが、前後しました。
今年の4月、羽田空港の国内線ターミナルに「ファーストキャビン」という
宿泊施設がオープン。1泊5900円也。
ターミナルビルの中であるからして、早朝便を利用する場合の前泊対策に有効なのではないか、
と思い、さっそく利用してみた。(7月26日に1泊)
1泊5900円ではあるが、実はホテルではなく「簡易宿泊所」ということで、
「部屋」(?)にカギがかからない。貴重品はベッド下の引き出し=セーフティボックスか
フロントに預ける仕組みになっている。カプセルホテル的な造り。
施設内は男女別にエリア分けされ、大浴場、シャワー、ラウンジなどが整えられている。
そこでの問題は「寝坊対策」に5900円が高いか、安いか、という問題である。
飛行機への乗り遅れは、いずれにしても回避したい問題とはいえ、実感として
5900円はちょっと厳しい。
カプセルホテルのイメージよりはずいぶんましだが、となりの音が筒抜けだし、
トイレまでの距離も気になるところだ。「キャビン」内には20インチの液晶テレビが
備え付けられているが(自分はその日、五輪の男子サッカー、日本代表対スペイン戦を
観戦)、音が出ないので、フロントからヘッドホンを借りて視聴することになる。
施設内に電子レンジはなく、仮にコンビニで食事を調達しても、チェックインしてしまうと
温められない。(1回外へ出る必要あり)
それに音同様、匂いも漏れるのでその点も残念。
でもって、最大の難点は「目覚まし時計」である。音がだだ漏れな環境で、宿泊客数十人が
思い思いの時間に鳴らしたら大変なことになる。しかし、寝坊対策の空港ターミナル内での
宿泊なわけで…。
大矛盾なのである。
ということで、「乗り遅れない」マイナス「トイレの遠さ」「音の出せない目覚まし」「電子レンジの設置なし」
で4500円が妥当なセンか。
空港内に宿泊…とは、なかなかいいビジネスを考えたとは思ったが、いま一歩、というのが
今回の感想である。とにかく目覚ましだけでもバイブレーター式の腕輪みないなものを考案
できないものだろうか。