自分のバアイ、相手を観察してから仲良くなるケースが多いのだけど、
ときに「アイツは気難しい」と受け取られることがけっこうある。
そうそう、昔、会社の後輩からそんなようなことを言われた記憶もあるか。
それも自分が背負ってきたものだし、自分の父親を思い出しても、
似たなあと感じることがしばしば。
さて、きょうは別に自分の話ではなくて。
「現場」でよく出会う「気さく」な人物のハナシ。
自分の性格と比較して、その人物の「気さく」さは自分としてはマネのできない
フランクなのだけど、自分が残念に思うのはやっぱり
「人の話」を吸収する土台が、ちょい足りない点。
ほんと「その場限り」のヨタ話・世間話で済ませれば、なんの問題もないと
思ってる。
だから、その人物を通して第三者の「あいつ、どんなヤツ?」的情報も
そこそこ吸収できたりする。それはありがたい。
ただそれでこうして記事一本に仕立てているのは「残念だなあ」と思うから。
そこにもしかしたら「函館民」としてのキャラもにじみ出ているのかもしれない。
余計なお世話、かもしれないけどね。
その日、ジブンは朝6時にひと回りしてきて

この程度の成果(一生懸命鳴くモズ幼鳥)。
9時過ぎに買い物を終えて、所定のルートを通ったら、
この人物がいた。
6月下旬の9時過ぎは晴れていてけっこうな日差し。
野鳥撮影には向かない。
まあ、狙いは理解したのだが、なにせその鳥はキホン「夜行性」。
だから「お疲れ様、熱中症に気をつけて」
と他人行儀な言葉を残して別れてきた。
会話の途中でひっかかったのは「夏枯れ」というワード。
「〇さんにとっては夏枯れなんてないでしょ」と食らった。
ボケにボケ返す技術がない自分は
「(すでに)秘密の場所で〇〇に会ってきた」と大きく出ておいた。
〇〇とは


なのだが、たぶん彼にとって「出会いたい」ターゲットではないのだろう。
秘密の場所ってどこよ? というツッコミはなし。
「(あなたに)夏枯れなんてないでしょ」はたぶんヨイショなんだし、まともに受けてどーする?
気になったのはこうした統計数字の理解。

昨年(2024年)の自分の市内観察種数は「138」で、
自分としてはできすぎ、だと思ってる。
ここは根室ではないので。函館なので、外洋ぶんを除けばこれで一杯一杯。
持論は何度もここに書いているが
まじめに歩き回れば(年間)函館市内「120」種はカタイ。だ。
もちろんスズメ、カラス、ハトすべて含めてね。
月別の数字だと

2024年はこんな感じ。トーゼン8月がいちばん暑いので、鳥も出てこない
し、昼間、外を歩きたくない。説明の必要はないだろう。
夏鳥がやってくる一方で冬鳥が残る4月はいちばん種数が多くなる。
北へ向かう旅鳥が通過し終わり、居残る冬鳥の姿もなくなる6月あたりから種数は減り始め、
9月後半から南に向かう鳥たち、特にことし生まれの幼鳥が各所でひっかかって
10月いっぱいは観察種数はそこそこ。
つまり函館では春・秋にピークが来る。
※大越冬地があるエリア(九州など)では話が別
ことし上期は

こんな感じで、動きにくい2月はサボリが目立ち、5月で挽回。
上期累計は2024年の「118」に対し、「117」。7月アタマに+1で「118」
一見できすぎの昨年並みかと思いきや、2024は秋期に初めて出会った種にも

すでに2025春期に会ってしまっていたりするのでここから+20はたぶんムリ。
当面の目標は9月以降に+10程度でしょう。
なので前半(5月まで)頑張って、秋以降はなるべく早くペースアップして
雪が積もるまで手を抜かない。(あくまで心がけ)
これがマイスタイル。
もちろんスタイルは人それぞれで、この季節はここへ〇〇を撮りに行く、
年間でこれとこれとこれの「いい写真」を撮り続ける。
ナンデモイイ。函館市内にこだわる必要もない。
あとは特にきれいな鳥じゃなくても、珍しくない鳥でも、
きれいによい表情を押さえることに快感を感じるかどうか。

いちばんよいのは彼らのそれぞれの生態を理解して、
楽しめる現場に行く。
撮影者の個性いろいろ。
リッチなフットワーカーは、日本じゅうの珍しい鳥にいちばん出会いやすい場所の
「ピーク」を狙って遠征するわけで、そうなると逆に定点観測的な視点は失われていく。
いわゆる「種数ハンター」、300種は序の口、珍鳥・迷鳥出現の情報収集に命をかけるようになる。
動き回る金も時間もない向きは「定点観測」に固執する、もあり。
で各人のスタイルが乖離してだんだん話が合わなくなるわけですな。
2018年からの約3、4年は少し目指してはみたので、そこに介在する「運」という壁にいろいろ
翻弄されたっけ。それもいい経験。いつかその幸運論もブログにしたいけど。
で、昔そういう話をしたもんだから「その人物」ってば、少し会わないと
自分に対して「どこ行ってました?」
自分としてはかなり「情報」を流しているけど、馬耳東風な気もするし、
流すほうも自己満足なのかな、と。
そうそう「田舎舌」と相通ずるものがあるわ、野鳥撮影の世界。高齢者が多いので余計に。
根室には永久に勝てないけど、函館でも「北海道」を振りかざして、
首都圏・関西圏にうらやましがられる「部分」「強み」もあるんだわさ。
それでいいんでないの? 金欠カメラは。
あこがれるのはヤメましょう。
じゃなくて
ないものねだりはヤメましょう。
が理解できてから「鳥」は面白いのであります。

1コ前のノビタキん家のチビ。6・7月の少ない楽しみは
こういうチビ(幼鳥)の成長を見守ることですわ。
9月も後半になったら、かわいらしさはだいぶ消えちゃうのでね。
※実はその「午前9時に会った」4日後にその会った場所で
市内初観察(あくまで自己記録)をかましました。撮影はいまいちだったけど。
これまでに仙台(幼鳥)、広島、仙台(成鳥)で計3回会っていたので4回めの出会い。
もしかしてその「気さくな人物」が狙っていたのはソレ?
最初に聞いた鳥だと季節が2か月違う気がするんで。
おかげで注意力30%増させていただきました。実はカンシャなのです。

にほんブログ村
?
ランキングサイトに参加しています。上のキビタキ・バナーをポチっと、よろしくお願いします。
?