昨日の典型的な四人衆(60代×3、40代×1)の具体的事例。
その前に、ネット予約をするために
予約開始当該週の水曜日の12時30分ジャストにアクセスしたんじゃないのか?
平日の12時30分ジャストに予約サイトにログインするストレス、その価値をどう考えているか、と。
開催日本番、函館のさわやかな風の中で
1日をまったり、だらだら過ごすために、そこだけ気合を入れる感覚があまり理解できない。
その一週間の行動の中でもっとも緊張を強いられる瞬間がそこ、か?
たぶんその価値すら意識していないのだと思う。
で、そのまったりの結果が
「ラッキーピエロのハンバーガー販売は10時30分からなんだって! 時間になったらみんなの必要な分、
買ってくるよ」と言いつつ、昼食はいちいに「イカ刺し定食」を食べに行く。
そこまでイカにこだわるのなら「開門前に朝市で食ってこい」と言いたいが、彼らはレース観戦そっちのけで
馬券は先に買っておき、11時過ぎに(場内の)いちいに陣取ることに価値を見出している。
そういう予定を踏まえて
「ラッキーピエロのハンバーガーはちょっと腹にたまりすぎだな」という感想を述べる。
「けっこうイケるよな。東京でも通用する。なんで出店しないんだろう」
それは作り置きの競馬場版でなく、実店舗で調理仕立てを食って言えよ。さらには
もしかしてラッピを食った30分後にイカ刺し食ってんの? 面白すぎ。
午前のレースはやっている最中じゃないの?
その前にウイスキー(小瓶)や日本酒を持ち込んで、
午後になるとやっぱり酔いもまわって居眠り。4人中2人が居眠り。
もうこれ「幸せ狙い」そのものでしょう。ケイバ二の次。
レースの歓声をBGMにうとうと。最高、幸せ!
でも、この4人のうちのひとりが苦労して指定席とったわけだよね?
ところで居眠りヨッパライの一人が眠い目をこすりつつ「みんなはイカ食ったの?」
いちばん若いのに
「4人で行ったじゃないか。もう1時間前のこと忘れているなんて、マジやばいんじゃないの?」
ま、それを言った若いのも1時間後には居眠りこくわけなんだが。
で、その彼が言うには「函館山のロープウェーが見えない」
そんなもん強風で運航中止でさえなければ10分おきに上下しているだろう?
開催中になんでそんな遠景を気にしないといけないの?
レースコースの背景も背景、50倍ズームでみないとわからん距離でしょう。
5キロは離れている。で双眼鏡、同じピントで馬とロープウェー、両方観れるの?
単にヨッパライの暴走、迷走、妄想という話、みたいだね。
でも、見逃してはいけない本質。情報の取捨能力。
スマホで検索しているのに、オッズの見かたがわからない。
見かたがわからないのか、ありかがわからないのか。マジか。
中京2Rテイエムテツジン(2人気)を買う、と宣言して馬連。
「当たったけど安いみたい。いくらなんだろう」
1着馬メイショウナガマサは複勝シェア75%の超テッパン馬なので馬連は230円。
でも払い戻しに向かうまでいくらかわからない。
「これじゃあマイナスだあ」
買う前にわかるだろう。そこ1点で買ってもなんも面白くないレースなのに何点買った?
それでも
「ここの誘導馬のモンテクリスエスってダイヤモンドSの勝ち馬なんだよな」
とか検索している。
しかも、七夕賞3着馬と函館最終2着馬が兄妹(母マチカネエンジイロ)だ
などと自力で気づいたりする。
ほかの3人は当然、このメンバー最年少についてこれていないけどね。
場をなごますのも大概にしてほしい、とつい言いたくなるわけだ。
そっか、運だけで指定席獲れたのか。嘘だ(笑)。