★だから素直な奴は騙されるが8割以上だって★さあ、お祭りダービー
しかし、有馬記念とか、ダービーとか、そういう大きなレースになると
猫も杓子も競馬競馬って。
各種メディアの「盛り上げ」合戦はけっこう鬱陶しい。
ま、売り上げが上がって注目されてナンボってのがJRAにもあるから
オークスの週でも次週のダービーについてあれやこれやの広報作戦を展開して
きたもんね。
ただ、ここで気づいてほしいのは「盛り上がって売上目標達成」という彼らの狙いと、
自分の馬券の的中不的中は別だから、こういうときこそ、と思えば思うほど
うまくいかないのが常、という話。
ダービーが馬券を買う側にとって「も」特別なのはあくまで「見栄」の部分だけだと
思うんだよね。祭りに参加して幸せになったぞ、と。
ということで、いろいろなノイズが多い中で祭りに乗って詳細な分析をするのがアホ
らしいという思うわけだが、いくつかポイントを。
1.ドゥラメンテ。あの皐月賞のケイバは彼にとって普通、日常、ですか?
異常だったと思いませんか。いつでもあれ、できるんでしょうか。アンライバルドの
皐月賞思い出したのは自分だけ?
別次元となぜ言えるのか。ダイナカール一族だから?
中山コースと東京コースを関係なく走れるのなら、そりゃ何年かに1頭のスーパーホース
ですから、素直に称えるしかないからさ。
2.ダービーが荒れるのは狙った馬が首尾よく割り込んでくる、というよりも
人気馬の死角が見逃されるから。未完成の競走馬をメイチに仕上げるためには、
陣営の手腕が大きくものを言う。
ダービートレーナーとダービートレーナーを目指す者。そのせめぎあい。
ダービーともなると器の大きさも問われるけど、馬の器の大きさなんて、
血統だけじゃわからない。だいたいが大きな器を想定して水を注ぎすぎて、
こぼれてびちゃびちゃが関の山。
こぼさないように注いで、全然足りなかった、では後悔するからね。
だがしかし、どの馬も期待していたほど器は大きくなく、ダメもとの挑戦が多くなる。
そこをつかんだ上のぎりぎりの仕上げ。
晴れ舞台と意識するほどに、人間が普段の行動ができないほどあがってしまうのが
ダービーなんだよな。でもって人気馬の死角が表面化する。3着が荒れる理由かな。
3.これを言っておきたいのは、馬主や調教師だけでなくもちろん騎手も意識する
ダービー。弥生賞、スプリングSの後にブログにこう書いた。
「福永騎手、皐月賞馬よりダービー馬を選ぶよな、そりゃわかる」
このとき自分の言った皐月賞馬は皐月賞で勝ち馬に不利を食らって負けましたけどね。
そこから後の矢作厩舎への彼の取り入りようはめっちゃ気になるわ。
11年以降年間の騎乗数が8、5、6ときて、去年は15鞍。
ことしはもうすでに11鞍だから。ユーイチの思いが伝わる偏重。
たぶん、この(ダービージョッキーになりたい)「思い」を受けた馬券を買うと思うんだよね。
1人気にはならないし。