★馬券探偵15年3月の捜査ファイル(3)★必敗作戦、ここにあり!
こんだけ十分な証拠を残してくれれば、誰だってこのぐらいの「推理」はできるでしょう。
そこで「7頭ボックス」について考察しましょう。
まずは三連複。これは35点になります。
馬連、ワイドは21点になります。これらを組み合わせて買うとすれば、
三連複が的中した場合、馬連、ワイドは必ず的中しますから、総取りになるわけです。
ということは三連複メインの、馬連、ワイドは押さえ。
問題は資金配分が適切かどうか。
三連複を買うとして、9頭のうちから7頭を選ぶ成功率は何%あるでしょうか?
仮に9頭を単勝1人気から9人気とし、この中に必ず1~3着馬を含める。
つまり切った2頭が3着に入らない確率。
あくまで2桁人気の馬なんかが来ないことを前提に考えた場合。
9頭ボックスは84通り、7頭ボックスは35通りなので馬券になる1~3着にハズレの2頭が
含まれてしまう確率は58.3%もあるわけです。
しかも単10人気以下が来ればこの確率は下がるわけだし、せっかく的中させても、
配当が35倍未満ならお金は増えません。
三連複的中が収支のカギととらえた場合に、3月1日の36レースのケイバで言うなら、
単9人気までで決着し、なおかつ3500円以上の配当になったレースは17レース。
その条件下で42%の的中率なわけです。
つまり三連複がうまく行く確率は20%。
しかし笠井クンは大きな配当をめざし肝心の単4~9人気馬を2桁人気の馬と交換することで
見事に的中率を下げていきます。(もしかしてそれに気づいていない?)
さらに。三連複が当たってもワイド3点で2100円を下回るレースがこの日は10レース
ありました。これらの10レースでは三連複でも3500円未満の配当であり、
馬連でもすべて2100円未満の配当。三連複の3桁配当が4回も。
これはいくら押さえて的中と称しても、マイナスを大きく増やしているわけで、
大失敗としか言えないのです。7700円買ってリターンが3000円未満というレースが
5レースも!
つまり三連複メインに対して馬連とワイドで押さえる作戦は、押さえになっておらず、
足を引っ張っている。ちなみにワイドが1点しか当たらず、配当が2100円以上になる
レース。なおかつ2桁人気が来ないレースは36レース中9レースしかありませんでした。
ここでワイドで回収しても馬連、三連複が不的中のことを考えると、
とてもとても非効率的な作戦であることが判明するわけです。
笠井クンは負けるべくして負けている。以上証明終わり。
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