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2015年2月20日 (金)

★人間を読むからケイバは面白い★つるんでいる「関係」を見破れ!

ま、今書かないネタは書かないけどね。

今週の出馬表解析が終了。

いやあ大変だ。冬の小倉が始まって今週が大変な週だね。

もちろん小倉大賞典とG1のせい。

冷静に考えてみ。オーナーサイドはどっちも力が入る。

当然ふだんのケイバより力が入る。

すると騎手たちがあっちこっちへ動く。

それに応じて「確保する」動きが拡大する。

まあ、「セット」の多いこと。

この中には「面倒だからセットにしちゃうね」というのも含まれる。

単品でも勝負は勝負なんで基本は「セット崩れ」を拾うぐらいの軽い気持ちが

いいのかもしれない。

それに各競馬場でセット率はバラバラだもん。

今回整理して考えてみているのは彼らの考え方。

これをもちろん直接聞かずにセッティングの結果から読み取る。

世間で何人の馬券ファンがここまでやっているかね。

逆にプロなら精度の高い情報さえあれば必要ないだろう。

一般ファンが精度を求めるからこそのセット読み。

ま、いいや。

基本は騎手は調教師が決める。

でもオーナーさんにも意向がある。

「次はだれに頼みますか?」

こんなにどストレートに馬主にたずねる調教師はもちろんプロ失格。

「次走、○○は○○の約束があって乗れないみたいです。○○か○○が空いていますが

どっちがいいでしょう」

乗り替わりだ。いちおう馬主に確認しておく。

競走馬一頭一頭キャラがあってそれをわかっている騎手のほうがいいに決まっている。

テン乗りよりは騎乗歴があるほうが安心だろう。

ふつう馬主に念を押すぐらいのもんだろう。

デキる騎手は何週も先の予約が入っていることがある。

再来週は京都競馬場では乗ってない、ことがわかっていることもある。

選べる騎手は誰と誰?

当然だいじな馬ほどその情報は必要になるわけだ。

そんな騎手しか残っていないのか。困ったな。

となれば各調教師は無理の利く騎手をキープしておく。

もしくはそのキープ騎手を調教に乗せておいて、恩を売っておく。

でもトップ騎手にはエージェントがついていて、そこでほとんどがさばかれてしまう。

A調教師にとって大事な馬でも、B厩舎の○○のほうが全然実力が上で稼げる、

ということがある。義理人情も天秤にかけて、騎手がつらくならないように

エージェントは捌く。

その対策として調教師は馬主と騎手の直接の関係を妨げない。

馬主が「この騎手にしてくれ」を言いすぎるのはもめるが、騎手のほうで

「あのオーナーさんのほうを選んどいて」とエージェントに前もって伝えておけると

また情勢は変わってくるからだ。

だから理想形を馬主→厩舎→騎手が一丸になっているものだとすれば、

次位は馬主→厩舎の関係がしっかりしていることになる。

で、厩舎→騎手の関係が先であるからして、調教師は騎手を馬主に売り込み、

騎手は馬主に気に入ってもらう。

だからセットが成立する。ついで、というわけだ。

その「ついで」である程度成功させておかないと、「別メニューがいい」と馬主はごね始める。

だからメインディッシュで失敗しても補完できるように騎手と調教師は一生懸命になる。

これが小宮氏いうところの影武者ヤリの構造だ。

ところが、セットを組み過ぎて「負けてもしょうがない」「乗ってくれるだけでありがたい」

という欲のないオーナーもたまにいる。もう任せたから、うるさく言わないよ。

その逆にしょっちゅう口をはさむオーナーもいる。

「○○騎手以外で負けたら納得しないから○○を乗せろ」的な。

また、オーナー側のわがまま?で騎手に遠征を強いる場合、勝ち負けが期待できる

有力馬ならいざ知らず、可能性が高くない場合に騎手を手ぶらで返すわけには

いかない。お土産がいる。騎手本人は別にしても、介在するエージェントが

のちのち希望を聞いてくれなくなる恐れがある。これが「遠征時のおみやげ馬に注意」

だ。これは同馬主の馬でないほうが多い。

これと似たケースで「遠征先で恵まれない」場合は、その前に仕事を終わらせておく、

という心理が騎手側に発生する。「今週は土曜日勝負だな」である。

問題は遠征が土曜で、日曜に主場へ戻る場合。

だいたいこれは土曜にすべっても「日曜は主場で何とかなるかな」で

何とかならない場合が多いようだ。

簡単に言うと出走ラインナップを土日トータルで見る、が極意である。

全体を把握する。

こうして有効なセット組、無効なセット組を仕分けていると、

売り出し中の騎手や、試している関係が浮き上がってくる。

人間関係の変化の兆しがセット組にあぶりだされるのだ。

特にどんどん後輩が入ってくる若手騎手。減量特典が風前の灯になっている

騎手たちは必死だ。その必死を受け止めている調教師、馬主が見つかると

なかなかに穴が面白い。

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