フォト
無料ブログはココログ

スポンサードリンク

« ★2月の馬券探偵(6)2月22日前編★天はウルティマ笠井を見捨てない? | トップページ | ★何も目指さないがポリシーって?★やっぱり娯楽欠乏症だからな。 »

2015年2月24日 (火)

★2月の馬券探偵(7)2月22日後編★○年に一回の炎の大挽回を目撃!

ウルティマ笠井…彼はいくつものポイントで負け組の条件を満たしている。

レースが始まるとろくに観もしないのに当該のレースの馬券を表向きに置く。

まるでこっちに「見せて」いるかのようだ。

スマホの画面から、いったんスポーツ紙にシルシを写し、そっからマークカードに起こす。

スポーツ紙には赤のサインペンで、マークカードには競馬場に備え付けの芯だけエンピツで書く。

「見せて」くれる馬券はさまざまだ。

三連単フォーメーションもあれば、三連複フォーメーションもある。

馬連フォーメーションもあり、ワイドボックスもある。また誕生日馬券とおぼしき

固定買い目のワイド3点もある。さらに穴馬の単複がんばれ馬券もある。

三連単だけで48点とか60点とか。ワイド5頭ボックスで1000円。

馬連フォーメーションなら3点から5頭流しの15点。

だいたい1レースで6000円は行っているようだ。

毎レースで見せてくれる馬券。これが毎回違うので、5~8枚のバリエーションの中に

こんだけ含まれていることがわかってくる。

次の問題はレースを見ていないばかりか、入線した瞬間に、的中・不的中が判明しない

ことだ。確定画面を見てそこから手持ちの馬券を確認していく。

これはハズレ、これはハズレ、これは当たり、これはハズレ。

2、3回に1回は当たり馬券があるようで、それは財布にしまい、ハズレは無造作に

積んでいく。でもその当たりは単複100円のがんばれ馬券か、ワイドBOXのことが多い。

単勝1、3、7人気の軸馬3頭から相手が1、2、3、6、9人気のような買い方をしている

らしい。大当たりとトリガミのこのギャップの大きさは、オッズを見ていない証拠。

じゃあ、スマホで何を見ているんだ?

いずれにせよ、各馬がゴールして、的中・不的中が判明しないのだから、

ケイバの楽しみ方が一般人と違うのは明白だ。

時間が経つにつれ、ウルティマ笠井、ため息がどんどん増えていく。

まさかメインレースを前にして、ひとつも本線の当たりが来ていないのか?

それとも、当たった馬券がいくらになっているか、理解せずに払戻機へ向かっているのか。

とにかく不思議である。

そんなこんなでメインのフェブラリーSの時間になった。朝から33レースめである。

彼の手もとにはワイドバッハの複勝5000円。目を疑うよね。

ここまで絶不調の男の勝負馬券が複勝レンジ1.6-2.2倍の複勝5000円?

このペースならもう20万は負けているんじゃないの?

さてレースが直線に向く。コパノリッキーの絶妙なレース。

ワイドバッハは伸びを欠く。

「やんや、届かねってかよ!」

地元の方言丸出し。ため息10倍作。

ここまで左隣が景気が悪いと、「そんな買い方で勝てるはずない」と思うよりも徐々に

不憫になってくる。

それにしてもワイドバッハの複勝で10000円払い戻して、さあどうするのか。

顔が青ざめていくのが横から見ていてわかる。

今日は渾身の勝負日?

待てよ。これがカツマタ君だったら、2時間は持つまい。

ミスター笠井はこれで最終まで粘り切るって?

それはそれであっぱれだ。

資金配分済の全レース買い? それに途中で追いつかれていないし。

とうとう最後の東京最終。36レースめ。

ブログ主の勝負馬は4番キープインタッチ。北村宏の鞭に応えて直線必死に伸びる

4番。先に抜け出した14番エルマンボに並びかける。

単勝も持っているし、馬単14-4も持っている。14→4なら、37倍。

4軸の三連複もあるから、三連複とのダブル的中も考えられる。単勝と三連複のダブルでもいい。

しかしそこへ買っていない2番が馬体を合わせて来る。いかん!単勝だけでも確保してくれ、

の願いもむなしく、2→4→14の順に入線。

2は買っていないよ、と見れば単15人気の単勝185.8倍馬じゃないか。

なんだよ最後に。

すると、「あ、2番、ある!」かすかなうめき声がするじゃないの。

ミスター笠井、

三連単、三連複、馬連、ワイド、誕生日馬券5枚を券面を表にして固まっている。

これはつくだろ。

2番があるのは三連複、馬連、ワイド。

「最後に来たねえ」と声をかけると

消え入りそうな声で「最後だけ、やっと」とふるえた声でリアクション。

ワイルドな外見に似合わず、いい奴じゃん。

最後に来たねえ、ちゅうのはここまでずっとハズレつづけていたことをしっかり

観察してたってことなんだがね。

はい、配当。

三連複108570円、馬連58250円、ワイド16090円、14440円、680円。

まさかの20万円コース!!!

いやあ最後の最後にオカルティックな大挽回。(でもプラスじゃないよな)

あまりに一途な買い方にケイバの神様も「また、次も来いよ」と情けをかけてくれたんだよな。

いやあ、目の保養になりました。当てられました。まさに文字通り。

それにしても、ゴールの瞬間に「やった~!」と絶叫しないあたりは(的中が判明していない)

やっぱり理解に苦しみますけどね。

これが究極の投資馬券?

そんな幸運、毎週あるわけないだろうに。

« ★2月の馬券探偵(6)2月22日前編★天はウルティマ笠井を見捨てない? | トップページ | ★何も目指さないがポリシーって?★やっぱり娯楽欠乏症だからな。 »

シリーズ「馬券」探偵」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

« ★2月の馬券探偵(6)2月22日前編★天はウルティマ笠井を見捨てない? | トップページ | ★何も目指さないがポリシーって?★やっぱり娯楽欠乏症だからな。 »