★常に「例外」を意識すること★早熟血統は種牡馬だけで判別できず
発想のきっかけは中山金杯のマイネルフロスト。
順を追っていくと、しっかり牧場で乗り込んでいてトレセンでの強い調教を
必要としないマイネル軍団の中で、高木厩舎に所属しているこの馬は
1月の2日・3日で坂路で2本「ずつ」乗っていて、この高木厩舎は美浦でも
大久保洋吉厩舎と並ぶハードトレ厩舎。
中山金杯のレースを作ったのは同じ軍団のマイネルミラノで、この馬も前走、
あまりに見事な勝利に「覚醒→ステゴ産駒→目標・15年有馬記念」とひらめいたほど。
ミラノを逃げさせての、前門の虎後門の狼作戦、と見ていたのに、フロストは伸びず6着。
どうした? 能力不足? 乗り方?
とりあえずブラックタイド産駒の成長力、に着目してみた。
どうなんだろう。4歳の勝率は確かに悪い。でもこれは初年度産駒のみのデータ。
でもこれを条件別に見ると1000万下、以上のクラスで複勝圏に入っていたのは、ほんの数頭。
デイリー2歳勝ちのテイエムイナズマの印象が強すぎるのか。
あとはサイモンラムセスとプラスペスカ(どちらも現500万)
まだデータが少ないとは言えるけど?
2歳戦ではおいしい種牡馬なのに、4歳では消し?
で全弟のディープインパクトのデータ。
6歳で複勝率20%もあれば優秀優秀。
次に示すのが6歳馬の種牡馬別戦績(2014年)。
5歳時データではステゴ産駒は複勝率22%。
ところが6歳になると7%。
でも出走数は5歳だと26位。6歳だと5位。
つまりは5歳まで残ったウマたちは継続して賞金を稼ぎ続ける、ってこと。
3着以内に入らないまでも。
マイティスコール、ゴールドブライアン、スマートリバティー、ナカヤマナイト、
セイカプリコーンの5頭は14年の6戦以上して3着内は一度もナシ。
マイティスコールなんか15戦してますわ。(4着1回、5着2回)
ということはよくも悪くも個体差の要素が大きくて、それがデータの概要を左右する
ってことみたいね。
・真に成長力のある馬
・頭打ちになって登録抹消される馬
・健康でそこそこなので、全体の数字を下げても出走し続ける馬
これらを総合した数値がデータ、というわけ。
成長力があってクラスが上がっても勝ち負け、という馬はそうはいないので、
それこそ、個体識別が必要になってくるのか。合わせて馬主事情も関係してくる。
そこそこ賞金を稼ぐのなら厩舎に置いておきたいから。
ということで、最後に生産者別データ。
合格ラインの複勝率20%をクリアできている方々、健康なので使い続けている方々が
おぼろげながらわかるよね。
どういう馬主活動を志向しているか。
11位の某軍団(生産牧場として)の37%は目立つけどこれもたった4頭の選抜軍が残した実績。
オープンはデザートオアシス1頭だけだから。
血統データが危うさが垣間見れるよなあ。
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