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2015年1月

2015年1月30日 (金)

★だから、データは多面的に★穴騎手の稼ぎパターンこそ、ドル箱

例によってイモヅル。初心者の皆さんも多いと思うから。

2013年以降1人気を背負った回数の多い騎手102人(1人気8回以上)。

1人気を裏切る=信用できないだとすれば、平均複勝率63.0%

に対して、50%を切っている騎手は、短期免許の外国人を含め、11名。

もっともその中で背負った回数が多いのは丸田騎手で41位55回。

こういう騎手は穴で買えばいいだけでしょ?

たくさん一般的に1人気になる騎手ほど信頼度は高い。

102人中ダントツの最下位は村田騎手。14.2%。14回中2回。1勝2着1回。

これはどうしちゃったの?だけど、この中で中舘騎手は下から4番目、ですからね。

中舘騎手の1人気を信用しないほうがいい、だけのこと。

先日のメイショウウタゲの小林騎手とか、今週のアンバルブライベンの田中(健)騎手

とか、「知らない騎手が乗ってるな」という時点でケイバを知らない初心者はあなた。

早く知りましょう。稼ぎの幅が狭い騎手はその1頭が死活問題だもん。

リーディング上位がすべてではありません、騎手買い。

★あまーいッ!騎手と馬券ファンの相性?★勝手な思い込み、ほどほどに

さすがに今週は2場開催なので、セット組は減ったね。

それでも数はけっこうあって、レース数が少ないのに組まれているセットはまた注目に

値するでしょう。そこから再度、お金になるもの、ならないものの仕分け、継続だな。

さて続きます、重箱のスミ系。

先週の中舘騎手の引退レースは結果的に何もなかった。

単複馬券だけ売れていたけどね。見せ場もまあ微妙だった。

最初のツッコミポイントは競馬予想TVでの水上氏の

「(中舘騎手とは)相性は良くなかったけど(応援馬券)」発言。

この「相性がよくない」とは一体何なのか。

買えば来ない、買わないと来る。そういうこと?

それは買うべき位置にいるからでしょう。

買うべき位置にいてスーパーじゃない騎手。

いや買うべきにいてスーパーな(常に儲けさせてくれる)騎手はムーアでも足りないよ。

ムーアと言えば今ほぼ世界一の名手。

それがケイバ。

昔々、柴田ヨシトミ先生全盛時代。「来るか来ねえのか、はっきりしろーい。またいで

ワイド買っちゃうぞ」と決心したことがあった。この発想は串刺し定食馬券術として

現在に至っているけどさ。

武士沢騎手や大庭騎手に「相性が悪い」とは言わないだろう。複勝率10%ない騎手を

買うほうが無謀。

つまり。

つまりだ。騎手で買う=リーディング上位で買う、だから発想が貧困だっての。

その騎手が来る(来ない)条件を見極める、努力はないんだもん。

だから「騎手で買ったりしないのですか?」という質問があったら

「ケースバイケースだね」となる。

おいおい、あらゆる場合がケースバイケースじゃないのか?(笑)

戸崎は東京マイルで消し。2014年のリーディング騎手、MVJは東京芝1600mが

弱点…。一流ならそう自覚した時点で克服するよ。間違い、ないっ。

この馬券術は本人が自覚するまでの勝負。ただし1、2回1人気を走らせても

信用しないからッ!

★一部だけ?本邦初公開★「真逆系」騎手を切る!

またまた今日は超マニアックネタ。

題して騎乗の「質」。騎乗の質を数値化する試みは本邦初なのでは?(笑)

そもそも。

そもそも、スタート地点は枠順理論をフルゲート限定で掘り下げたところから。

そもそも、JRAのコースには内外で有利不利がはっきりしているコースと、

必ずしもそうではないコースが存在する。

さらにいうなら内外で有利不利がはっきりしているが、その差が大きいコースと

小さなコースも存在する。で。

不利な枠に入って好走する騎手と、有利な枠に入って凡走する騎手がいる。

もちろんたまたま実力のない馬に乗って凡走、というケースも考えられるが、

サンプル数を集めると、違った面が見えてくる。

内枠有利なコースなのに外枠で実績を残す騎手…。

あまのじゃく。

本人になんでそうなんですか?と聞いたら「マジ?自分でも気づいてないけど」

そんな答えが返ってきそう。

実力上位の騎手は不利枠でも不利にならないように心掛けて乗るだろう。

その騎手の枠別成績で最低値でも、全騎手の平均値をしっかり上回っている、とか。

傾向を見るのにどのぐらいのサンプルが必要かもある。

100でも足りないが、同じ騎手が5年間で特定コースのフルゲートを100回経験する

ケースはあんまり多くない。

東京ダ1600で2010年以降の5年で70回以上騎乗している騎手は24人。

これがほぼ最大値。

そこで。

そこでだ。

複数の内枠有利なコースを並べて特定の騎手を見たときに、やっぱりほかのコースでも

外枠で実績を残している…そんな騎手がいるようだ。そりゃ偶然なわけないよな。

なぜ、そんなことになるのか。

答えは騎乗の質にあるのでは?と思うんだよね。

「とにかく前に行く」(1)

「好位をとってがっちり押さえる」(2)

「馬まかせで先行する」(3)

「最短コースをとりつつ脚をためる」(4)

騎乗キャラはそれぞれに違うだろう。

(1)はある程度の位置にいれば力づくでなんとかできる自信

(2)は消耗を押さえつつ、最低限のスパートで極力上位へ

(3)は馬の気分をそこねないようにスムーズな騎乗

(4)は馬の気分をそこねないことと、勝ったときの美しさを意識した騎乗

こう思う。

どの騎手がどのキャラか、ぱっと思い浮かばないようじゃ、初心者・ど素人だな。

自分が思うに最高の騎手は、馬によって、相手によって、その他条件によって

(1)~(4)を使い分ける騎手、だけど。

さて、具体的に。

東京ダ1400、ダ1600は程度の差こそあれ、内より外が有利なコース。

複勝率で論じるなら、

1400は8-6-7-3-4-1枠の順に数字がいい。

1600は8-6-5-4-7の順に数字がいい。

ここで後藤騎手は1400なら2枠、1600なら1-3-4枠でいい数字を残している。

典型的な「真逆」騎手。

これ中山ダ1800でも発生しているんだよね。

馬の質は低いながら武士沢騎手も「真逆」騎手を超越したあまのじゃく騎手。

彼の数字の中では(いずれも騎手平均値より低いのだが)

1400で1枠、1600で1、3枠で結果が出ている。他の騎手が得意な枠ではさっぱり。

三浦騎手も、ほかの騎手が得意な外枠ではとてもフツーの数字。

ところが横山典騎手はそういうあまのじゃく的側面がありそうで、結果は逆。

そのコースの特徴を熟知した、有利な枠ではより高い数字、不利な枠では無理しない、

そんな騎乗特徴を持つ。いつか「真逆」係数を出しましょう(笑)。

ところで府中のマイルは枠順的にはかなりやっかいなコースで、傾向は微妙に

流動している。過去に調べたとき、有利は3、6枠という説明しがたい結果だったんだが

徐々に1枠の数字が上がってきて、2010-2014年で区切ると1枠が複勝率トップに。

フルゲート18頭のハナシだから、そこは忘れないで。

結局、有利不利のないフラットなコースのようでも多頭数になると外枠はきびしく

なるというわけだ。

そこでトップクラスの真逆騎手は田中勝春。1~4枠ではほとんど来ていない。

東京の他のコースでも実は真逆系で、ダ1600でも8枠の数字が悪く、1枠の数字が

良かったりする。あまり気にしすぎるとかえって馬券が当たらない気もするが、

そういうデータが残っているんだからしょうがない。

もうひとり府中の(芝)マイル戦で特注なのが戸崎騎手。

この騎手も8枠の数字がいい。しかし。

しかし、2014年は17回出走して、一度も馬券に絡んでいない。

東京の主要6コースの中で芝のマイル戦が唯一平均値以下の複勝率しか

残していないのがココ。横山父は主要6コースすべてで平均値を10%以上上回って

いて、芝1400に限っては平均値の2.5倍の驚異的な数字なんだけどね。

ということで、ことしの最初の東京開催は戸崎の芝1600は消し、この仮説から

入ってみることにしたい。いったん来始めたら数字が揃うところまでイッキに回復、

説もある気もするけど、最後に3枠6番から1人気のオメガハートロックを勝たせたのが

13年11月3日。そっから20連敗ですんで。うち3人気以内も9回。

さすがに本人もそれは知っているでしょう。

2015年1月29日 (木)

★発想トレをケイバに持ち込む★高齢化時代のサバイバル術???

残念なことだけど、世間はホンモノ、ニセモノでできている。

嘘つきとバカ正直でできている。その差を利用して多くの商売が成り立っている。

認知症予防事業など愚の骨頂。政治家の発想のたまもの。

認知症の予防にいそしむと認知症にならない、というデータはない。

シートベルト同様、したほうが事故確率が下がらないはずがない、という発想。

そう思う。

テレビタレントの顔を思い出しても名前がすぐに出てこないのと、

来週火曜の待ち合わせの相手を忘れるのと、

ディープインパクトの母父がなんていう馬か覚えているのと

では記憶している内容、脳に収納されている場所が違うから。

笑い話にしたくて「モノ忘れはトシのせい」というだけだ。

ほんとうに深刻な認知症の兆候はそんなものではない。

もちろん、ケイバを真剣にやることが認知症予防に役立つ、とは言わない。

函館場外にも多くの予備軍がいるだろう。

視点を変えるという事は立場を考えて発想するという事であり、

最前線と全体像を見比べる、ということでもある。

木を見て、枝を見て、葉を見て、そののちに森全体も見る。

これを繰り返していれば認知症予防に役立つのではないかと思うけれど、

マークカードの塗り方に習熟していても認知症にはなる。

いずれにせよ、自分の番にならないと危機感がないのが人間と言う動物だ。

日々のケイバからここまで引いてみるとは誰も思わなかったろうな(笑)。

いま短期免許で乗っているクリスチャンの仕事は、その場の勝負なのではなく、

ミルコに引き継ぐ意思があるのではないか?

それがのちのち、兄弟でJRA免許、という未来へ進むのではないか?

そこから認知症問題まで飛躍するとは誰も思わなかったと思うな(笑)

きっとパズルやクイズ、体操だけをやっていてもなる人はなる。

そう思う。

★ケイバに限らず、相手の立場になって考える★…それが「裏読み」(笑)

いわゆる重箱の隅、こそが重要である。重箱の隅、は実は有限であり、

つつき終われば、別の重箱を探さねばなるまい。

27日、騎手免許の二次試験があったそうだ。発表は2月5日。

このスケジュール感はどうだろう。

「デムーロ、ルメール、見事合格しました」という絵をマスコミに晒すためには、

その発表の瞬間に二人が来日していなければならない。

「落ちているかもしれませんが来てください」

それはない。

だから、発表当日まで滞在してもらうためには、せいぜい一週間か10日が適切な

インターバル、なのだろう。試験の翌日、合格発表も可能だろうが、

いったん絵作りを配信しておいて、もったいをつけて発表するスタイル。

これでどちらかが不合格だったら、笑います。

同様に競馬学校の騎手候補生は会見を白井で行う。

これは不合格可能である。もしそれ以外の地方騎手が合格したらどうするか。

マスコミは何か所に取材に行けばいいのか?

行ったけど、不合格通知なら取材しても空振りである。

高校や大学の合格発表のような公平さはそこにないからな。

かくもケイバは意図をもって盛り上げられている事業なのである。

それをちゃんと理解して参加したい。

★虚構であるはずの雑音(ノイズ)を実体化すると…★それを毎週「探偵」が捜査しているのか…。

日々のアクセス解析をチェックしていて、このブログに限らず、ネットの世界はノイズが

メインである、ということ。スマホの普及がそれに拍車をかけている。

TV番組でニュースが流れてその瞬間、飛躍的に検索が増えるという現象が見られるが、

それらを二次的にニュースとして取り上げるメディアも陳腐である。

意味のない二次波が広がるだけ。しかし、それを虚業としての「広告」が拾う。

本意じゃなくてもページがめくられればPVが伸びて実績が上がる。

そこにお金を払う人がいるからね。

ずっと理解できないのは永久に新規とリピーターが半々である現象。

半々のままスケールが大きくなるのなら理解できるが、半々のまま、スケールは

変わらない。新規さんは満足すればリピーターに変化するわけで、

リピーターに変化する新規さんと、それを最後に終了するリピーターさんの数が

拮抗しているのか。アクセス解析そのものが嘘なのでは?と思うほど。

リピーターさんが終了していれば、ご新規さんが無限でない限り、アクセスは維持できない。

だから解析ルーティンが一定の割合でリピーターをご新規さんと判定していて、

実はそのサイト・ブログは閉じられた、固定された人々の世界だったりするだろう。

でも、きっとそれを外部出力することに意味がないのだろう。

いっぽうでリピーターが意図を持たない、という現象も確実に増加している。

目的がない。ヒマに任せてリピートしているだけ。

そんなに世間がヒマでは景気もよくならないわけだ。

検索ワードは実に面白いが、その一部は「ヒマにまかせて」調べているだけだ。

「興味があって」調べているのと、「ヒマにまかせて」調べている、その微妙な差。

例えば「競馬場最前列」

完全に本人の興味関心とキーワードの内容は一致していない。

ある意味、日本語の問題。

本人の思っている最前列と、日本語で定義されるそれはきっと違うはずだ。

いわゆる「窓に入れれば何か出る」

誰かがそこにいて自分のアクションに反応してくれる。

特定の誰かの正しいリアクションを欲しているわけではない。

ひとりぼっちでないことを確認したい系の検索だろう。

そういったノイズでネット世界は成り立っていて、そのノイズを評価してくれる業界が

存在している。虚構上等。か。

データ分析をしていてもその類はひきもきらない。

真実を見分ける目こそがいま失われかけている。

2015年1月28日 (水)

★馬主の支持vsファンの支持?★どっちも大切なはずなんだけど。

もちろんこのJRAの調教師さんなんて会ったことも話したこともないわけなんだけど。

当然ですが。

出走奨励金ただもらいは気が引けたわけだから、レースの途中で先頭を走りましたよ、

この馬。勝ったクリールカイザー田辺もびっくり。「かかった」?マジですか。

レース壊すとこだったんじゃないですか? やる気を見せる必要があったもん。

このセンセイを信じないきっかけは(そんなに信じない調教師が多くいるわけじゃないけど)

某ブログで有名なNオーナーの馬。3歳9月に2勝目。このときの体重が496キロ。

1000万下に昇級して苦戦。3戦凡走して4歳秋に降級してきた。満を持して。

そっから、3-5-4-2-1-2-1-4人気。この8戦で3-9-2-11-7-3-6-9着。

5歳夏には地方に転出していなくなりました。

このとき別の某有名ブロガーがいうには「勝負のはずなのに馬体が太い」

降級2戦目の502KGがいちばん軽い体重で、そこから絞れることはありませんでした。

で、この厩舎が使えないダメ厩舎かというと、他の馬主ではけっこう穴を出していて、

この馬主さんではわずかに4年間でわずか2勝。58戦して複回は42円しかありません。

偶然、ですか?

まあ、今日はこのぐらいにしておく、って感じ。

厩舎ただ1頭のオープン馬、9歳馬。こういう使われ方をしてでも貢献させる、

そういう価値観です。

★持ち賞金が少ない馬が文句言うな!?★適性うんぬんより目先のお金

まあ、ルールを守れば何でもやっていい、と考えている人間がいるわけだ。

それをやろうとしてポーズだけで思いとどまるのと、ほんとうにやってしまうのと、

大きな差じゃないだろうかね?

東海Sに登録のあったアイラブリリは結局出馬投票しなかったのだが、

次週のシルクロ-ドSでは悲しいかな、補欠7位。なかなか出走は厳しそう。

そのいっぽうでAJC杯に優勝馬より3秒5遅れて最下位入線して戻ってきた某9歳馬。

このレース6頭が賞金除外されているのだが、この2年間馬券になったことのない、

マイラーは初距離芝2200mのG2に出走。なぜか。ことしから、G2戦には頭数を

揃えるための出走奨励金(100万円)なるものが出るからなのでした。

確かにルールを破ってはいないが、除外馬陣営から見ても、印象は悪い。

調教師は誰か、馬主は誰か。

「だって、資金的にもせっぱ詰まっているから」

そういうことかい?

そういえば今週、ドバイWCの予備登録が発表された。

AJC杯の前にゴールドシップは登録料を払ってしまっているみたいだけど、

これも「誰」が主導しているか、見ると楽しい。馬主チームか調教師の方針か。

あくまでもケイバは人。人間がしくんだもの。なるほど、だよね!

★他人へのコメントだけでなく今日は…★自分のバカさ加減自慢、ってか(笑)

今週は少々自虐の週なので、せっかくだから

バカ自慢をさせていただく。

もちろんここまでやることに何の価値があるのか、ということではあるが…。

20150125_35r

1月25日の馬券購入履歴。この中から時分秒を示す文字列を抜き出してみた。

たぶん、中京5Rは締め切られてアウトだったのだろう。

35レースが締切時刻に対してどの程度の精度?で投票成立しているかの記録。

Targetの残したこの時分秒に狂いがまったくないか、PCの都合でラグがあるかは

わからないが、締切時刻に対し、もっとも早い送信完結がマイナス34秒、

もっとも遅い完結がプラス4秒(これで投票受け付けられているの?)

その差が最大で38秒。窓口の締切ブザーが響いてから、最終オッズから

決断し買い目をまとめて放っているわけである。紛れもない証拠。

残念ながら集中=勝利ではないのだが、普通の人が知らない(知る必要のない?)

世界ではないだろうか。

競馬場にPCを持ち込んでカードを塗っている人に対し、最小でも36レースで72分、

4320秒程度は判断を引っ張れることになる。ちりもつもれば山、と信じて精進あるのみ。

2015年1月27日 (火)

★優秀かダメかまずは二分類★最新種牡馬事情、刻一刻の変化

このブログをちゃんと読んでいる人には「データ」をどう使って的中に肉迫するか、

そしてその結果がどの程度のものか(完全に勝ち切るまでに未だ至らず)は

伝わっていると思うけど、ムダかどうか常に試行してみることは大切だと思ってる。

ましてやデータオタクな部分もあるから、そこは止められない(笑)。

はい、2012年生まれのJRA所属競走馬の種牡馬別成績。

150127sire

状況は毎週変わるので、あくまでも今週時点という点なんだけど、

どんだけ膨大かこの画像でわかるでしょう。

(ふだんはPC上でチェックしているものを、あえて出力してみました)

水色の部分は複勝率10%未満(つまり期待できない種牡馬)、で

7割近くがそうだ、ってことが俯瞰してわかる。

ただし、それは種牡馬ベースであって、出走馬ベースで考えると、走れる種牡馬は

人気があって生産数が多いから、1レース当たりの「不出来種牡馬」の出走率は

実にバラバラ。先週のダートの新馬戦牝馬限定では16頭中11頭が不出来種牡馬だった。

そりゃその中から何かが来るでしょう。

逆に言うならダートの牝馬限定を使うっていうのは、それなりの理由があるってことだから。

また俯瞰して面白いのは、複勝率が平均的なのに、単回、複回ともに50円未満のグループ。

つまり「人気でしか来ない」→優秀なグループとクズのグループに二極化している、

ってことなんだよね。

もちろんその逆もあって、複勝率は低いけど、人気にならず常に穴をあけるタイプもいる。

ということは、「買える種牡馬」より「買えない種牡馬」のマークが重要ってことだとわかるわけ。

SS系種牡馬もトップクラスと二線級の分離がだんだんはっきりしてきて、

(上位クラスは)ある世代がダメでも生産調整等々で次世代が盛り返す傾向はけっこう興味深いしね。

★馬券探偵2015第4回★誕生日馬券、信念は強し!

今週の最後の捜査は、中級者にはほぼ参考にならない特異な事例。

中山8R以降で48枚、27300円のハズレ馬券をこの方は残していった。

もし間に的中があっても見つけられないほどの個性的な買い方。

「お金があってホンキ」

だけど、オッズも見ないし、競馬そのものに詳しくない。

だからこういう買い方ができるのである。

150125perfect01

150125perfect02

意味がないので48枚中、34枚しか画像紹介しないけど、

こんだけ真剣に「誕生日馬券」を買っている人に初めて出会いました。

まあ誕生日馬券を買うからには全レース、なんでしょうけど。

笑ったのは9月16日を買おうとしても、14頭立て、10頭立ての場合に、

代用で買っていること。

そしてゴールドシップの単勝を買い、ゴールドシップから馬連とワイドを

ものの見事に100円ずつ11点買い、している。

つまり、収支はどうでもいい、という宣言ですね。

ここまで欲がないのはすごい!

高田夫妻なんか「やっぱりワイドで当てなきゃしょうがないよ」と言いつつも

ギラギラしているんだけど、このおじさんは全然ギラギラしていない。

馬券づらはね。

にも拘わらず最前列に座りたい、と午後も遅い時間になって

「ここ空いていますか」と4人連れで座り込んできた。

まさに「めったに来ない競馬場、思いっきり楽しみたい」

ということらしいですが、

だったら開門に間に合うように来れば、席はあるのにね。

ま、そこが偉大なる素人さんってことなんですけど、

誕生日馬券をワイド、馬連、馬単、三連単と4種類も買える、余裕、うらやましい。

きっと「全部当たっちゃったらどうしよう?」と思うんでしょうね。

馬単ですら240分の1の確率(16頭立てのバアイ)なんですけど、

オッズを気にしない人は強い!(笑)

★馬券探偵2015第3回★やり方がまだよくわからない、ならどこから?

在席時の外見に錯誤がなければ、彼のコードネームはタイガー野口。

雰囲気はつわもの、である。

気合十分でレースを見ていた、と記憶している。

その彼がしこたまハズレ馬券を残していった。

京都7Rを除けば完全連続体である。

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150125t_nocgui01

150125t_noguchi03

合計36枚は決して少ないほうではない。

・ひとつめに1レース当たりの金額

・裏開催中京の馬券枚数

・ほぼ人気サイドに絞り込んだ買い目

わからないレースは人気を買っておく。

ほぼセオリーの逆。そしてジリ貧になり、京都最終は人気順じゃない三連単1点買い。

もうやけくそになっても当たらない、見事な展開。

ここまでわからないのなら買わなきゃいいのに、買わないとレースが面白くない、

とばかりに全レースを少しずつ買う。

三連複1点から三連単1点への重ね買い。

カツマタ君と違って的中率は無視。

堅いと見れば1人気→2人気の馬単?

東海Sなんてここまでハズシておいて740円の馬単を300円。

オッズは見ていない可能性が大でしょうかね。

どうふるまっていいかわからないけど(馬連を買うのはどういうときかよくわからないけど)

全部に参加していたい、が強く出ている初心者さん。

荒れる1月に人気を信じる愚か者、がまたひとり散っていく。

★孫はいいオトナの乱れっぷりを見て何を思う?★おじいちゃん、おやつはどうなったの?

これまで意識したことはなかったけど、

娯楽のない地方のウインズで、

「おじいちゃんが孫のお守り」という状況に出くわすことがある。

「どうだ、おじいちゃんといっしょに競馬場行かないか。馬券が当たったらおやつ買ってやるぞ」

「行く、行く~」

でも約束はほぼ守られることがない。

経験を積み、孫は「おじいちゃんは嘘つき」だということを知る。

ここで

・おじいちゃんは嘘つき

とすりこまれるほかに

・ケイバなんて当たらない

とすりこまれる可能性もある。

不幸なことである。

逆におじいちゃんが強運で、おやつを買ってもらい

「自分も大きくなったら馬券買うようになる!」

そうかたく心に決めてしまう場合もあるだろう。

競馬場が未成年にとって、どんな影響を与えるか、それは周囲の知性しだいだと思う。

ごくたまに「馬券の当たらないおじいちゃんの投票行動をじっと観察している」子どももいる。

どうしておウマは人気の通りに来ないのだろう。シンブンのシルシってなんて当たらない

ものだろう。当たる人ってどういう買い方をしているんだろう。

残念ながら、カツマタ君タイプはそこを通ってきていないわけで、

おひとり様の多くは「客観性」をどこかに置き忘れているのである。

そこで結果は五十歩百歩でも「ジコチューでささやかに継続する」馬券師と

「たまにしか現れないが豪快に散っていく」馬券師と二通り存在する。

ほぼ皆勤のKDSヒライは前者のタイプ。

すれ違いざまの後者のタイプのほうが意外性のあるバリエーションをかもしだしてくれる。

今週の馬券探偵、もう少し続きます。

★馬券探偵2015第2回★ジコチューという感性…

あまりに参考にならないぐらい、遠く遠く離れていく。

それが「たまにしか馬券を買わないので慣れてない」なら、少しは言い訳がきくかもしれない。

どうだろう?カツマタ君。

以下がカツマタ君が土曜日に残していった馬券。

今日に限っては一部なの? 連続していますが。

しかもだんだん額が小さくなっているけど、きょうは1200円の予算で競馬場に来たの?

150124katsumata

彼はまだまだ負け足りないんでしょう。

しかも、資金が少ないので慣れないワイドを買ったり、複勝を買ったり。

つまり「的中率」を意識しているのかな?

じゃあ、資金がある日に丁寧に打つ、という意図はないの?

京都2Rのローランレーヴは単14人気の大穴馬なんですけど?

2レース目にしてホームラン狙い!ってか。

まあ、彼のポリシーは超人気サイドと超穴サイドから入って、間が抜ける、

ことの繰り返しですからね。

しかも彼の勝負は彼の生活時間帯によって、主観的に決められているわけですから、

そりゃ無理は無理ってことですよ。

行われているケイバに合わせる、という発想がない負け組、共通の自己本位の馬券。

そういれば2、3列目のある常連さんが自分のケータイで、友人とこんな会話。

「昨日もさ、1レースだけ買って様子を見ようと思ってきたわけさ。当たったらいようと思ってさ」

それでうまくいった試しはあるのかい?

その1レースは普段通りの買い方?よそ行きの買い方?

そんなこと、意識したこともないか。

★馬券探偵2015第1回★最凶の馬券術、撃沈す

1月25日。場の空気を壊す悪目立ち、と言ったら失礼か。

150125saikyo

それにしても完全に熟睡の態勢だ。調べてみるとわがPHOTOコレクションの中に

「最前列で熟睡」というテーマが着実に増えている。

うまく当たらないので眠くなる、は少しわかるが、

「もうダメだ、寝る」の姿勢なのである。

もちろんカノジョには連れがいて、本当はケイバなんか嫌なんだけど、

付き合っている、状態なら少しは同情する。場の空気だけ壊さないでくれればそれでいい。

でも、違う。

カノジョの馬券は馬連7頭ボックス+5頭ボックス、1組3800円なのである。

ちなみにこの調子で全レース買えば、13万6800円の支出。

なかなかに豪快だ。

これを単に人気順に買っていたらどうなったか。おせっかいにもシミュレーションしてみた。

36レース中的中は26レース!!!

AJCも万馬券的中している!

だがしかし、不幸にも大敗して帰路についたのである。

カレシといっしょでまあまあ楽しかった。そういう感想だろうか。

だってこのまま買っていたら的中26レースのうち、19レースはガミっているから。

ガミらないように穴を買ったら、そこまでは当たらないから。

36レースベタ買いした前提では回収率69.8%、

中京はパスしたとしても71.2%。

それで「そんなに負けなくて済んだ」というスタンスなら、それはそれだけど。

集中力のなさから想像するに、そういった大局観は持ち合わせていないのだろう。

馬連ボックス重ね買いもカノジョにとって唯一無二の馬券術なのかもしれない。

それでも、9レースは購入額よりも払い戻しが多かったわけだから

「わあ、当たった!」という感情の起伏があってもしかるべき。

中京4Rまでは10レースすべて的中で、「きょうはいったいどれだけ勝てるの?」という

展開になったはずなのに、そうはなっていないのだから、型はあっても

戦略はないということ。

サイアクなのはハズレ馬券を何度も計算していたこと。

どのレースでどういう当たりがどうだったか、こそが大切であって、

ハズレ馬券の合計額だけを計算するのはまったく意味がないだろう。

それ、収支の計算とはちょっと違わない?

「3万円負けたところで今日はやめるね」

…ということならカツマタ君レベルと変わりない、ということか。

★前半の傾向から後半は読めるのか?★とりあえず限界値だけ押さえるか

とりあえず「仮説」は今開催しか振り返っていないので、結論は持ち越すが、

1月のケイバは総じて「荒れた」。

単勝1人気の複勝率は中山で4%、京都で2%ほど年間平均より低かった。

中京はもちろん平均値よりも10%以上大幅に低かった。

基本は前半堅くて後半荒れるであるから、前半堅くない日は後半もさほど荒れない、

という仮説を立てておく。

1月がこれだけ荒れているということは年間均すために堅い時期がやってくるのである。

自分のこれまでの感触ではいっとき、人気で負けておいて穴で激走するパターンが

増加していたが、いろいろそうはうまく行かず、堅いレースは堅いレースで作っておいて、

めちゃくちゃなレースはひたすらめちゃくちゃに荒らす、両極な傾向が強まっているように

思う。もちろん時期的なもの、条件的なものもあるけれど。

開催を通しての感想は「定年調教師の激ヤリ」が、「それなら何でもありだろう」的な

隙だらけの打ち合いを生んでしまったのかとも思う。

そして気負いこんでも仕込んだ陣営がモノにできない、傾向もとても気になった。

人気に対しては激走、だけど実際に馬券圏内には来れてない面白い穴馬が

ふだんよりも多かったように思う。

ほんとうに人間のやることなんでしょうがない。

その中で、しっかり馬券になっている組み合わせを見極めなければならないよね。

オッズに偏重が入っても「無関心」どころか、真逆の走りをする騎手は

ブラックリストに入れておかねば。そのゾーンでは本当に「来ない」もの。

ついとなりの大下さんに「買った?」と聞いちゃうほどだし(笑)

★切り替えが大事★引きずらずに忘れる、なら不正解

正直言って、先週のケイバは激ムズだった。

土曜日の停滞は1人気ウマの凡走に原因があったのかもしれないが、

自分の勝ちパターンは人気馬が飛ぶレースで獲ることだから、

「さすがに荒れすぎ」は言い訳にならない。

日曜日は「これだろ!」という当たりが午前中に出ていたにもかかわらず、

午後になって徐々に失速。メインがあの結果と言うのはまさに

「絶対勝てない日」を象徴していた。

何が残念って「これだろ!ざまーみろ」の当たりが出ているのに、結果的にマイナスに

なることほど残念なことはない。

これも油断の一種、ということだ。

目の前のレースを確実に撃ち落としに行く意識だけど、

さらにはくだらない迷いで締め切られたレースもいくつかあったにもかかわらず

(想定した買い目的には不的中)流れが来なかったのは、他の原因があるとしか

考えられない。

「場の流れ」を数値化してそれによって適切な判断をするような改良も必要に

なってくるんだろう。週に72レースもあっても、年間3400レースのうちの毎週末の

72は意外と振れ幅が大きい。72もあるからその中で均されるけれど、

それでも、今週は向いていない、ということがある。

客観的につかまないと。

いっぽうで、先週の「コメント」がらみの事象が見事にシンクロした。

「まだあるよ」と言った部分は大爆発。

「ばれちゃったからなあ、どうだろう?」と言った部分は見事に滑って沈没。

どちらも正確にはヒットできなかった。

あと、こういう高度な悩みが発生したときに限って、馬券探偵活躍ネタが大漁。

今週もうまくさばいていきましょう。

2015年1月23日 (金)

★先取り大好き!知ったかぶり大好き!★過ぎて及ばないには注意、だな。

コメントをつけていただくことすら珍しいブログに、立て続けにコメントをいただいていて

嬉しい限りです。これまでは否定的なものやおちょくりがほとんどだったんで、

ちょっとびっくりしています。

限られたソースしか持たない「自称アマチュア」、単なる「ウォッチャー」ですが、

最大限に近い多くのレースを買い、リアルタイムで観戦することでいろんなことに

気づきます。それらが年間のサイクルの中で積もってきた部分を解析していくと

複数の指針が浮かび上がります。

さて、先日角田晃一騎手の最終日の話をしましたが、今週は中館英二騎手の

最終日です。ここまで麻雀の誘いも断って(?)調教師の試験に全力投球しており

騎手としてのブランクがありますので、どの程度ご祝儀が効くのか読めませんが、

勝負はフェア、と言いながらも周囲の騎手は気を遣うのではないでしょうかね?

土日で4鞍乗るようです。

その話に関連して今朝のサンスポには引退調教師の話が少し出ていますが、

自分の場合、遅くとも12月からはこの関係はチェックする必要があると思います。

今季はもう少し前から見ていましたが、さすがにかつてのトップ調教師も

陣容の衰えが隠せず、さほど馬券として成立していないし、自分もそれを狙い撃てては

いません。でも、前にも書きましたが、新聞のシルシとは無関係に、

その狙いで過剰に買われる馬券、忘れられている馬を見つけることで他の人を

差をつけられるわけですから、試してみるもの価値あることだと思います。

で、とうとう2010年2月以来となる某師弟コンビが今週復活します。

約5年ぶり。騎手のほうから「もう乗らない」宣言をして決別していたようですが、

師匠の定年を前に、その気持ちも変わったのでしょう。

走破タイムもオッズも当然だいじなわけですが、意図を競走馬を走らせているのは人間、

そこを読むのが醍醐味だと思います。

今回はセットを国内騎手も2鞍からチェックした結果、あまりに膨大になりすぎて

びびっています。「セット」の2割しか成功しない、とした場合、チェック騎手の1割しか

馬券に絡まない計算ですが、たぶん成立する関係は、のちのちセットを組まなくても

単発でも「やって」くる可能性があります。そしてその「組みかた」に変化があると

前提すれば、チェックは無駄にならないのでは、と思って調べています。

スルーしたり、見落としたりして穴が空いて、くさらないように、今週もタフにケイバに

臨みたいと思ってます。

2015年1月22日 (木)

★おっと限られた範囲なのにピンポイント!★独占、失敗(笑)

おっと、例の某E級厩舎ネタ、しかるべき競馬ライターが某有名ブロガーに

話しちゃったんだって。いま出馬表を見てしめしめ、と思ったけど、それなりに人気になる

だろう。やっぱり見ている人は見ているね。自分だけ、はさすがに甘かったか(笑)。

★ラストスパートの内容を吟味★狙い目を見逃さぬよう予習中

せっかくコメントをつけてもらったんで調べてみました。

カウントダウン、あと4週と半分。9日間。

該当者は8名。

Madamada150122
実名は書きませんが五十音順に並んでいます。

オープン馬はおろか、1600万下所属馬もいない厩舎もいますが、

最後まで頑張ってほしいものです。

さすがにこの時期、新馬はかかえていませんが、注目したのは

休養明けの馬。放牧から戻してまだケイバを使っていないウマの数が右端の列。

現有勢力でアタマ打ちなら、メがあるのはこのグループです。

あと不在厩が少ないところは、稼働率を上げて集中してきているのでしょう。

このタイミングの不在厩は来月末に間に合わないでしょう。もちろん、

外厩で仕上げ切っていればまだ間に合う可能性はありますけどね。

万が一帰厩しても使わず、次の調教師のために調整しているなら、よほど人間が

できているのでしょうが、まあ調教方針は厩舎によって違うのでそれはありえないと

思いますよ。使うために戻したと考えるのが一般的。

さてこの数が2週間ぐらいあとにどう変わっているか、また見てみましょう。

2015年1月21日 (水)

★トレセン内部で注目も…★誰も正しいコメントはできないわけで

ついでにもうひとサービス。

無関係な素人ブログでないと突っ込めないキワモノネタですか?

単に事実をまとめているだけで誰かに恨まれる?

そんなバカな。

Souiukoto_h_to_y150121

オープン馬4頭を3頭も転厩させちゃえば、そりゃトレセン内で騒ぎになるっしょ。

何があったんだ?ってね。

しかも2014年リーディング厩舎から他へ、だからね。

いま残っているのは1頭だけど、トレセンへ戻ってくるころには所属は変わっているんだろうか。

所有馬出走数の20%、賞金シェアでは34%を占めていた厩舎から馬を出す、

っていうのはよほどなんでしょう。

まあ、一度預託したウマが未勝利で地方転出して、元の厩舎に戻したいといったときに

「いま枠がない」と断ったせい、とは思えませんけど。

馬券を買う側が気にすべきは、次に背負うのはどこってだけですが。

中堅上位の複数の厩舎を競わせて、総合成績を上げる戦略にするんなら、

それはそれでありだけど?

記事に書いた日曜京都6R新馬戦の勝ち馬所属厩舎の件とリンクするということです。

★気が向いたので大サービス★正論野郎は嫌われるそうです、ハイ

冷静に考えれば考えるほど

「正論」の域すら脱している思うんだよね。まあどうでもいいけど。

もしこれがユニーク、という評価なら、とことんユニークで突き進みたい。

話が見えないのは、じっくり説明してもわからない人にはわからないから。

積み重ねるうちになんとなく見えてくればそれでいい。

さて、特定オッズ。

まあ、ネーミングのセンス、ないね。

そもそも特定オッズは、勝負に加われる馬と、論外のウマがはっきり分かれたオッズ状態

を言う。

ここでケイバに絶対はない、というのは自由だが、

出走させる側が、勝負になる、ならないを見極めてレース選択している以上、確率は

それなりに安定している。

競馬界で勝負になる、ならないはどう考えても馬券圏内=3着以内に来れるかどうか、

ということである。もちろん8着以内なら賞金が出るとか、条件によっては5着以内なら

優先出走権が確保できる、というケースもある。

そして業界には事前の評価というものがある。これもあてになるようで、あてにならない代物

だと思うが、自らの陣営のウマが「第二グループ」には入れるな、うまく行けば3着あるかも、

と思うのと、せいぜい8着入着、出走手当だけで満足するとしよう、というのでは

馬の仕上げも違ってくる。特に未勝利戦は伸び盛りが前提なので、なんとか上昇を

見せたい、と思って使ってくるわけで、その中で実力上位、ただし頭打ち、のウマがいれば

「逆転」現象が起こる。とはいえ最下位から大下剋上になるケースはまあ少なく、

せいぜい上位で前評判が変わる程度。

ここで、前評判と当日の仕上がり具合を総合して、期待値が変動する状況を

オッズで読むのが特定オッズの極意。

もし5番手と6番手にギャップがあれば、上位5頭を6位以下のウマが複数負かして

3着に来る可能性はさほど高くない。2頭負かして4着では成立しない。

3頭以上負かさないと6位以下の下剋上は成立しない。

ところが4番手と5番手の間にギャップがあるとしたらどう?

もしこれが3番手と4番手の間のギャップだったら?

もちろん4番手と5番手の間にギャップがあっても、8番手と9番手にそれ以上のギャップが

あれば9番手以下は二束三文。でもかえって5~8人気の間に穴馬は絞れるので

馬券は面白くなる。

つまり別の視点から考えれば、上位何頭が塊になっているの?

が特定オッズ解読の極意なのである。これは…Targetなしでもチェック可能ですね。

・下剋上して3着以内に入りやすいのは4番手、5番手のウマ

であり、1人気と2人気にギャップがあるレースほど、2人気が2着を確保するのが

たいへんな作業だという事がわかる。これは実力だけではなく、立ち位置、プレッシャーの

かかり具合の問題でもある。騎手とウマのメンタルの問題とも言える。

一時期、6人気以下に穴馬が見つからず、見つかっても空振りが多く、

堅くてつまらない、というケースが多くて行きついた特定オッズ。

自分たちのウマが3番手評価なら、馬券になりそうだな、と油断して出走させる陣営と、

4、5番手だけど、1、2頭抜かせばおいしいんでしょ、と意欲満々の陣営の逆転現象から

ケイバは成り立っている。

それに実力・素質はすごいのに、決まってポカをやるタイプもいるからさ。

実力・素質はすごいのに、超不利な枠に割り当てられちゃうケースもあるからさ。

あらためて書くと至極当たり前なオッズ理論。

でもそのギャップを具体的かつ客観的に判定しようとすれば、実はラクじゃないんですな。

少なくとも購入シェアの小さい、単勝オッズで見極めようとすると逆に虚構を見せつけ

られるわけだからさ。

あ、うまく前記事とつながったかな(笑)おしまい。

明日は出馬表分析の木曜。早いねえ。

★やっぱり欲望の総量を競っているだけか★表現のしかたが違うって?

だいたいこんなところで前週のケイバから引き継いだネタは払底したかな。

いくら頭を捻ってもこんなネタには答えが見つからない。

ことしの1月4日をもってしてとある馬主さんが撤退した。

彼が所有していた6歳牝馬(スプリントG3-2着1回のオープン馬)は馬主が変わり、

厩舎も変わった。新しい調教師と新しい馬主さんの関係にその理由があるのかと

思いきや、名義上はこの新しい馬主さんは現役JRA馬が1頭しかいない。

そして今週のダートG2(1800m)にこの馬、登録してきた。

芝のマイルですら1度しか走っていない短距離専用機なのに。

しかも前走は11人気で見事に3着。

憶測すらできない話をここでふっても、とは思うけど、こういう「なんで?」を一歩

掘り下げられるのはTargetのおかげ。

あまりに多機能だから何年使っても全体を使いこなすのは難しい奥深いソフトだけど、

DB好き、集計・統計好きにはたまらないおもちゃだ。

特定オッズ打法もTarget抜きでは語れない。

JRAケイバ普及への貢献度を評価されて?ダウンロード無料にもかかわらず、

現場での利用者はまだ数人しか見かけたことがない。

やっぱりそこはスタンスの違いに秘密があるんだろうな。

ここ一週間の更新ですべて言い尽くした感はあるけど、接点を探すことすら

怠けるのはもう勝負を諦めているのと同じなんだと思う。

間口が狭くなっても、幸せになれる可能性は決してゼロになることはないんだけどね。

★いつも言う根っこの部分…★強制はしませんけどね。

ここはひとことだけ。

有料サイト、サンスポ予想王TVが日経新春杯でフーラブライドを「調教特注馬」として

ピックアップしていたそうです。

だから?

調教がいいから好走したのではなく、好走させるべくして仕上げたから、

結果的に調教も良く見えたのでしょう。

これが「有料」のやり口ですからご注意を。

CSフジの競馬予想TVで亀谷氏が、こんなふりにこう応じていました。

先日の水上氏のフェアリー48万馬券が番組史上、3位だか4位だかの高額配当

だったのを受けて、

「単独で100万馬券の配当になったらすごいのにな」という発言がMCの見栄晴氏

(たしか)から出たんですが

「予想者として自分の買い目が100万になるなんて、誰にも信用されていない証拠だから恥」

という主旨の発言。

当事者?の水上氏が「それは大川慶次郎クラスがいう事だよ」と返したら

「あくまで重賞でね。重賞で100万馬券ってよっぽどでしょ」

でもね、2014年重賞の三連単100万超えは6回もあるんだよな。

イチ馬券購入者として獲ってみたい気持ちと、予想家として花火を打ち上げるのとは

確かに背反するけどな。けだし名言(迷言?)だなと思った次第。

それをいうならオッズ打法初期に

「インサイダーをトレースしても大万馬券は獲れないじゃない。オリジナルな方法のほうが

いいのでは?」

と言われたことがあってソク否定したっけ。

「そんな一生に一回の大花火を目指してどうすんの? オレはそこでケイバやめたくないもの!」

話は散ったけど、だいじなスタンスじゃないかなあ。

「今日儲ければいい、今日楽しければいい」じゃなく

「ずっとケイバが楽しいほうがいい」

後者のほうが何倍も欲張りだと思うんだけど、どうでしょう?

★努力して這い上がるのは素晴らしい!★理由はともあれ、注目。

つい予告してしまったので、予告のぶんをすませます。

この調教師は昨年順位(リーディング)は200位以下です。

150121e

もう少しで13年、14年実績に照らし合わせると1年分稼ぎますよ。まだ3週7日しか

競馬開催ありませんが。

うーん、ここに気づくのは専門紙などで直接担当している現場の記者ぐらいじゃないですか?

一般素人でここに気づくのは…。

それはおいといて、当然たまたま調子が良いのではなく、馬主関係のテコ入れがあるわけです。

3、4頭丈夫でまともな条件馬が入るだけで、雲泥の実績になります。

ことし初勝利に注目です。

13年~14年のの337走で1回しか騎乗していない戸崎騎手が、ことしもう2回も

乗っていることからも変化は明らかですね。(この間、主戦は西田騎手、という厩舎です)

昔某S騎手を再生させ、現在K騎手を応援中の、サポーター(もしくはその流れをくむ人)が

この厩舎を気にかけているように自分には見えます。

あくまでも憶測ですけどね。

2015年1月19日 (月)

★新たな関係も続々…★さて、アノE級厩舎に救いの手?

読み手を煙に巻くハナシはここらへんにして、

先週までの残りネタ。結果が出たところで御開帳。

土曜京都4R、日曜中山5R、日曜京都6Rの勝ち馬、予言どおりでしたね。

いやいや、このブログで勝ち馬予言したつもりはないけどね。

「テーマ」はちゃんと事前に提示した。

あの有名ブログのK氏は土曜京都の勝ち馬はすでに月刊誌で予言していたので、

面白く観戦させていただきました。3つとも馬券は当たらなかったけど。

で、これ。

Sumii2012__2

角居厩舎。当初はこの世代を預からないと言っていて、JRAの馬房数上限の変更に

抗議してのアピールだったと記憶している。(角居ブログ参照のこと)

その結果、少しは預かることになって、このメンバーが入った。

ここでは、即戦力と、即戦力を活用している方々が見事にあぶり出されるな。

当然チーム角居的には出遅れ覚悟なわけだが、それでもつじつまをあわせてくる凄腕なので

要注意だ。間違っても平井さんの枠はこの厩舎にはありませんからってね。(ナンノコッチャ)

あ、表題は次回予告なので本記事には無関係っす。角居厩舎は特A級っす。

★実況?こうして深化していく特定オッズ★あ、犯人は両方作戦も忘れるな、だ。

うん、自分でアプローチの分布を俯瞰してみて、ためになった。

ここんとこの傾向は前半は特定オッズ中心でも、後半に動いてくる日はチャンスがある。

後半にワイドボックスだったり、無理やり特定にハメこんじゃうレース傾向だと、

期待できない。そしてマジカルエイトは水物で当てにはならない。

反省点はやっぱり安直に特定V4に当てはめたがると、ろくなことはない。

低配当に配分しきってこそ、がV4の特徴だとするなら、「簡単に当てられる」の油断が

裏にあるから。ちゃんと統計をとれば軸馬の複勝率は35~40%なので、

そこからズレているなら、勝手に都合よく解釈しているだけになる。

いちばんイタイのは無関係なノーマーク馬が3着に突っ込んで、特定S5なら当たっていた、

ケースはダメージがデカイ。

京都2Rの馬単2340円、京都5Rの馬単1580円はS5なら簡単にひっかかっている

からね。やっぱりよく当たると、それで回収しようと思うもんな。

このV4とS5の使い分けが緊急の課題。両立するような裏技はないもんかのう。


★1日のケイバ、こんな距離感★大したことなくても数字は揃えたい

せっかくの機会なんでいろいろ吐き出しておく。

ここまで書くと、こいつどこまでどうなんだ?と自分が読み手だったら思うから、

18日の36レースのアプローチを俯瞰してみよう。

150118_36_meisai

券種は○のみが特定V4である可能性が高い。

T▲は特定S5。この日はちと少ない。

◎は大半がマジカルエイトか、ストレートナイン。

W○もしくは△○は串刺し定食で、WのみはワイドBOXだろう。

オッズの見え方によってこのぐらいの分布になっている。

これ!と3券種以上で獲りにいっているレースが当たっていないことも

よーくわかる(笑)。

右側は惜しさの具合。

36レース中、的中が9、あと一歩が20レース。それ以外は7レース。

さっぱりトンチンカンは惜しくない7レース中3レース。

的中率を重視せず、三連単オンリーで惜しい具合がどうなるか自分にはわからないが、

とりあえず全レース買いが楽しい、状況は伝わるかと思うね。

ま、よい出来、合格点の日がこのサンプルだから、悪い日はそれなり。

自分の見えてる1日のケイバの全体像はこんなもん。

そんで、「待つ」「仕掛ける」を論ずるわけだ。

(しかし、なかなか仕掛けて実ってないみたいだが…笑)

「ケイバ当たらない軍団」と発想が雲泥でしょ?

それにしても7レースで三連単を買い、うち4レースで的中、はめったにないこと。

たまたま条件が揃っただけにすぎないから。

★偶然にしてはあまりにできすぎな最終日★そういう意味では彼はプロでしょう

ふと思い出した。日付は2010年2月28日の阪神7R。

もう少しで12-9-11で決まるところだった。

9番のウマは単10人気、自分の馬券は11からの三連複14点で71倍。

そこへ突っ込んできたのは角田晃一騎手の13番メイショウロッコー。

あろうことか断然人気単勝1.5倍の11番をクビ差で差し、3着に。

三連複は、63010円となった。自らの激走で自らの複勝オッズを上げ、

引退の花道を飾った角田騎手。3人気の13番の複勝は760円。

1・2人気といっしょに来たら260円のオッズじゃないか。

こうして自力で配当を3倍にする(三連複は9倍にする)ことができるのがケイバだと知った。

甘く見ちゃいけないんだよ、プロを。

差された秋山騎手。いかにもうまく差された気がしたのは自分だけ?

花道を飾るレース、今年はあるのか?

★一部専門紙の見事な裏切り★そこには暗黙の?業界ルールが

しかし、書いているうちに予定外のおいしいツボが次々、イモヅル式にあらわれてくる。

さて、季節ごとのネタだが、明確に新聞の馬柱で拾うことは難しい。

だからシンブンだけを基準に予想を組み立てて馬券を買っている人はかわいそうである。

そのかわいそう、は坂本さんの使ったエイトを回収して身につまされた。

広い視野を確保するために各記者の◎を集めることがいかに空しい行為か。

だからせっかく当たっても大万馬券に至らず小爆発に留まるのである。

よって回収には程遠い。穴記者の自信の◎を拾って活かしたところで、

惜しい馬券にしかならないことが多い。実は最初に坂本さんの戦法を見て

「惜しい馬券ありき」の打法だと感じたわけだが、この惜しいから「会心」までの

あまりに距離が遠く、その「会心」の飛距離があまりに短い。

それは彼が書きこんだエイトを見て秘密がよくわかった。

もちろん準備にかける時間のこともあるだろう。夜勤明けという場合もある。

でもここまでブログ主の「秘術」をスルーしているわけだから、単にいい人どまりである。

本人が悩まなければそれで十分でもあるが、慣れたシンブンを使うのはいいとして、

それを信じている状況はやっぱり悲惨と思うのだ。

さて、ここでブログ主が塗り絵の台紙に使っている、優馬のシルシを紹介したい。

わざわざこれは飛ばない、必勝の1人気馬2頭(日曜中山6R。日曜中京8R)だけを

抜き出してみた。

Deargoch_2

Enkindle150118

結果はどっちも1着入線。どれだけの記者が◎を打っていないのか、

優馬のいいかげんさがよくわかる。いいかげんさと言えば語弊があるかもしれないので

解説しておくと、

・1人気が決定的で誰もが勝つと思っている馬に◎を打つのは記者として芸がない

そういう価値観である。この1人気を脅かす有力馬に◎を打ち、1人気馬は○(対抗)とする。

そんな競馬記者の美学なんて不要だと思わん? その結果、坂本さんのように◎を集めて、

総合的に順位をつけようという無難な発想になってしまうのだ。しかも当たらないか、

期待した配当になかなかならないと来ている。

裏を返せば、シルシに頓着しないオッズ馬券術がいかに客観的で、望む結果に近いものか、

真実を見通しているか、そういうことになる。

ジョージ氏の「研究ニュース」の使い方も同様。厩舎は馬主の満足とファンの満足と

どちらを優先すると思うのか。馬主の満足が迫力のある面白いケイバとなり、

それをファンが喜べばいい、という順序だろう。ヤリヤラズの部分がフェアかどうか

なんて誰にも判定ができない。

「どうしても」という馬と「できれば」という馬が両方ベストを尽くして対等な結果になるか?

出走させる側の理屈に背を向けるこういう一部専門紙の姿勢は、ファンに対する

裏切りの一種だとさえ思うけどね。それを知らない初心者がダマされるだけというか。

そのぐらい衝撃的な発見だった、この件。だから勝てない、と思わない?

★気づいて直すのくり返し!★最初から気づけばいいのにな。油断大敵!

きっかけをつかむときも「自動的中」の活用がおいしいし、追撃のときにも「自動的中」を

活用したらいい。

けれど、収支がプラスになると、人間明らかに油断が頭をもたげてくるので、

徐々に厳密さが失われていく。そこも自分との戦い。

ということで、日曜日のよい流れの中での緩い馬券、ダメ馬券を紹介してみたい。

そのつもりで買っているわけじゃないんだが。

いずれも福永騎手騎乗の有力馬の見極めを誤った馬券。

180118kyo04

・京都4R

ピックアップは6、8、13、14。ただし3と6が人気を二分しており両方とも来る確率が低い、

という前提の買い目だから、おいしい順は(13、14)→8。これに3なのか6なのか。

ところがどっちも消えて13-14で馬連4570円(ワイド1550円)。

まさに獲り切ろうとする欲が裏目に出たケース。

これは4頭のワイドボックスに3の串では配当が低いので、

4頭の馬連ボックスを飛び越えて、初めに串ありき固定にしてしまったのが敗因だ。

いくら人気サイドに迎合しない主義でも福永と岩田の双璧がこうして人気で構えていると

ついなびいてしまう。

150118kyo12

・京都12R
いわゆる恥をかかされた馬券。これも10番フミノファルコンの実力が抜けている。

ので相当に高い確率で馬券になるはずと最初から見ていた。オッズも当然の裏付け。

そこでまず見たのがミラクルセブンの可能性。該当馬は12番のブラボーランサー。

しかし、ここで8枠2頭が定年調教師の頭数合わせ発走であることに気づく。

なら12頭立てでも、実質10頭だから、ストレートナイン(シックス)で簡単だろう、

と展開してしまう。さらに低配当を欲張ってこの形式で多めに資金配分をしている時点で

気持ちが負けている。回収するレースではないのに回収したい欲求が首をもたげてしまう。

実はこのブラボーランサーの次位にいたサクラエールがずっと狙ってきた馬だったのに、

回収に気を取られて、見事にマークを外してしまった。

オッズルールでは12頭立てでストレートナインなんてものはない。

8枠2頭を無視できると都合よく思い込んだ。サクラエール、見事に少頭数なのに

しっかり隠れて激走3着。

冷静になれば、隠れた、というのは都度都度オッズをチェックしている過程で穴があるからで、

前日の準備の時点で「要マーク」となっているのをわざわざ無視している。

もちろん、あまりに不人気すぎて「イラナイ」ケースも「買えない」ケースもあるわけだが、

チェック穴馬の範囲のオッズなのに取り落とすのはまったく油断。

12頭立ての8人気なんで十分においしいポジションと知るべきだ。

150118kyo11_2

日経新春杯。競馬予想TVの影響もあったがタマモベストプレイは最有力だと思った。

ところが直前の京成杯で枠を見なければベルーフ鉄板であるところを捻ってしまい、

あまりに見事な結果になったので(ここは坂本さんは夫妻で三連単万券的中)、

その余韻が残りすぎ、京都の時間が足りなくなった。

すっかり雑な買い目になってしまう。

最後までアドマイヤフライトの取捨を悩んでいたはずなのに、見切り発車のこんな買い目。

ここは事前のこだわり、信念が正解だったので、的中を拾うことができたわけだが、

こうして耐える流れに変わって今週が終了と相成った。

いくら完璧を目指しても人間は見落とすし、ミスをする。その流れの中でどうふるまうか。

修正に次ぐ修正だというしかない。

日経新春杯は想定を見た瞬間からまずはフーラブライドなのである。

昨年の3着馬だからとか、そういう理由ではなく。

誰も注目せず人気が落ちれば落ちるほどにおいしい。

以前にも言った見事な季節ネタ、なのだが、ここで単10人気に注目するから盲点か、となる。

オッズのギャップは11番目のコウエイオトメとその次のムーンリットレイクの間にできているので、

馬券対象馬は11頭はいる計算になる。

季節ネタは通年、真摯にケイバに取り組んでいれば知ることができる情報。

ただし専門紙やスポーツ紙はその要素を第一に取り上げることはないオフレコ情報

であることが多い。それでもレースが終わると「○○だった」とネタばらし。

ちゃんとその記事を見て積み重ねているかどうかである。

今季の冬の季節ネタA・B。どちらもそこまで大きく炸裂している感じはないけれど、

もう少し楽しめるので、折に触れて紹介していく。具体的にどういうことを差すのかは

自分で会得してほしい。

★同じアプローチも違う場面では?★あと一歩はリスクであり勇気

正論に過ぎるかもしれないが、欠けているのは

自分の買った馬券に対する振り返り。何が違っていたのか、どう買うべきだったのか。

馬券探偵の捜査対象になっている時点で、

「忌まわしい過去は捨て去る」主義の人々は同じことを繰り返す。

ほぼ繰り返す。

もちろんまったくの見当違いのケースもあるだろうけど、何かしら買い目には

「惜しい」要素があり、改善のきっかけがつまっている。

当日、翌日だけでもそのギャップを自覚することで、素敵な的中のイメージが広がるはず。

それがひいては「勝ちパターン」へとつながっていく。

そこで「ギャンブルを楽しんだ(休日の)1日」として切り離すかどうか、がポイントだと思う。

ブログ記事そのものもまったくそういう主旨であることは間違いない。

150117kyo12

17日京都メインレース。

そういう意味でこの馬券を正しく評価できる人は少ないのだと思う。

人気馬を軸に決めてそこからどれだけ多く流せるか、というアプローチでは

点数が多くなるばかり。素敵な穴馬を見つけていても軸馬の失敗ですべては水泡に帰す。

だからこういうアプローチにする。

12番のオッズの動きを「感じ」ることができた一瞬の判断で的中馬券になった。

1・2着が入れ替わっても的中。そして3着馬がもっと詰めていれば配当は大きくなっている。

押さえたが不発。状況は悪くならず、良くもなっていない的中。

本命派だから1人気から流す、穴党だから1人気を軽視するという単純な構造では語れない

流れの中の微妙な状況がそこにある。

串刺し発想する余裕があれば、来てほしくない1人気馬を指名して三連複が121倍。

あとは余裕の有無の問題だな。日曜中山8Rと見えている姿は同じ。

欲張れない瀬戸際の状況と、イケイケすぎる状況でどっちも完全に仕上げられていない好例。

★坂本さんが勝てない理由★万馬券がはじけないのは…

ブログでここまで書いてもマイナーブログにつき、馬券探偵の存在は無名。

ま、それはおいといて、帰るときはごみは捨てて帰りましょう。

坂本さんの馬券を探偵する気はさらさらないんだけど、

18日は、坂本さんてば、使った新聞をまるまる席に置いていった。

ちょっと気になって回収して、しばらく眺めてみて、がっかりというか何というか。

完全にその専門紙の記者のシルシを丸呑みにして馬券を買っていたんだなあ。

これじゃあ勝てない。

本人なりに複数の記者のシルシをアレンジしているんだが、それが穴の方向ではなく

オッズを整える方向に働いている。

そりゃあ三連単も5-4-1人気の方向に買えれば配当がつくけど、

どうしても1-5-4人気の方向になっていく。だって記者の◎の数かぞえてしまって

いるもんな。

オッズ馬券はいかにシルシを無視して買えるか、が勝負だから、

シンブンを当てにしている人とまったく違う馬券が買える。

シンブンのシルシを当てにるするといかに勝てないか、ジョージ氏、坂本さん連発で

証拠回収になった週でした。

ま、紹介している的中例と比較したらよくわかることです。

★ジョージ氏の真実★そういう予測できないオチだったか。

恒例のダメ人間はおいといて、徐々に核心に迫りましょう。

土曜日はBB団全欠で、ジョージ氏と併せ打ち。

ここまでの観察でジョージ氏はこのブログ読んでるの?との疑念をぬぐいきれませんでした。

(到着は彼のほうが先で最前列に座っていたので3つ空けて右側に自分は着席。すると

彼は自分のことを認めたのち、最前列をやめて、2列目、自分の真後ろに移動。なぜ?)

だけど、もうそんなことはどうでもいい決定的な事実が発覚。

それは彼の馬券に対するスタンスの違い。

ジョージ氏を取り上げたのは三連単万券1日4本のあの日からなんだけど、

ここんとこの第一の疑問は午前中は静かにしていること。

・午前中は当たっていない

・午前中は買っていない

このどっちか。後者のようです。

ここだけ取り上げれば回収率アップへの努力。

手もとの専門紙の1月4日の京都・福寿草特別のスペースの上に、別のレース(京都3・4R)の

誌面を切り抜いてきれいに糊で貼っている事実はどう見るのか。

・京都9Rは買わない

・京都3・4Rを買う

この時点では後者のようでしたが、

1月17日は中京9Rの上に別のレースの紙面が貼られていて、しかもその

別のレースは買った形跡がありませんでした。

まさか馬券探偵に推理させたい?(笑)

んなわけありません。

買わないレースを決めたからって、別のレースの紙面を切り抜いて貼ることはない。

しかもスペースに合わせてきれいに切って糊で。

もう1点の推理ポイントは3場開催時の10分間隔への対応。

だって、リアルタイムで赤ペン塗ってますから。

自分がトイレに立つときにチラ見すれば、次に発走するレースの紙面に書きこんで

いるもん。

ということは最初に対象レースを決めてから、現場で作業する以外にないでしょう。

先週のポイントは三連単3万馬券を当てて喜んでいなかった事実。

負けが込んでいたのか。

17日になんと彼がハズレ馬券を残していきましたが、

中山9Rは8点買い、中山12Rは23点買い。

この関連性はいまのところ理解できず。

そんでもって決定的なのは彼が使用しているシンブン。

馬主のデータがありません。そんな嘘みたいな競馬専門紙あるんだ!

さらには厩舎の名前にマークした形跡なし。

もう少し競えるか、と思っていたけど、だいぶ違う世界の人だったみたいです。

違う世界なりに、近い空間で幸せに楽しく頑張ってください。

自分も負けないように努力します。では。

★恒例のドロドロ人たち★「それ」を見せに最前列、に?

思い返せば「漫然と当てる」タイプの特定オッズV4、S5が土日はほとんどヒットしていないね。

ゼロではないけど。こういう偏りもあるんだなあ。

そういうオッズの深淵を知らない人々。

これは土曜に隣りにいた若者。(30前後の男性おひとり様)

150117kore

だめだあ、当たんねえ、疲れた~のポーズ。

この人、どういう目論見で競馬場に来たんでしょうか。

同じ人物ならいざ知らず、自分の左隣でこのポーズになる人、見飽きました。

彼らの共通点は何?

知りたくない?

あっそ。知りたくないのね。

そうそう、カツマタ君が久々の登場。2か月ぶり?

で、この馬券。

150118kat

感激するほどの進歩のない買い目。

1人気からの流しと単勝100円のヤマ。

問題は出勤時間がテキトーっていうところと、お金が無くなったら帰る繰り返し。

この日は10時出勤で12時退社。例によっていつ戻ってくるかわからない体の

彼の席には誰も座れない。たぶんバイト代が出ると反射的に競馬場にやってくるんだろう。

ケイバの奥底にある何か、に気づかない不幸せ。素敵なおひとり様、です。

★月イチ、マジカルエイト…★1月はもう打ち止めのようですが何か

マジカルエイト。月1回の万馬券保証。そんでもって何レース買って1レース保証なの?

そういう話だが、まあ20~30レースぐらいか。

保証されつつ、万券以外の的中をどう拾うか。

日曜の中京6Rは万券46連敗を止める一発。

150118chu06

前回は12/6の阪神7R、これも新馬戦。

45連敗の中に万券以外の的中が7本だから、そこそこ粘っていると思うんだが。

でも人間なんでかなり空いているな、と思いこの日はフォローの三連複をつけなかった。

そろそろ本体が決まる頃、というのもあったけど粘りも失っていたかもしれない。

中京6Rが決まった後は念仏のようにケチャップ、ケチャップ。

1日2本もある、ある。きっと。すると、

150118chu07

続く中京7Rでも(157倍)。言っておくけど、これ自動的中ですからね。

その証拠に自分が何番の買い目を買ったかちゃんとわかってないので、

画面と見比べながらレースを見てる(笑)。

8点買いで(三連単)万馬券。まあ、理想は2万馬券以上だけどね。

そしてこれ。

150118chu08

マジカルエイトが成立しないレース。ストレートナイン。

でも余裕があるので6点しか買っていない。ストレート6だな。

単7、8人気が機能していないと

見たからね。6点買いで当たった三連単が720円。

おちょくりの極致。でもレース回収率は200%が精一杯だからな。

6レース、7レースの2000%前後の回収率とは雲泥。

それでも「セッティング」(=オッズ分布」)が理解できない人が多いみたいですが。


★ミスをしたつもりがないのにそれがきっかけ★大胆さが傲慢さへ

この後に他人の「パターン」について言及するけど、馬券は勝っても負けても

振り返ることが大事、そうしないと勝ちパターン、負けパターンが自覚できない。

まあ、負けパターンばかり自覚して嫌になる、レベルの人の気持ちもわからないでは

ないが、そこが自己との戦いであって、あきらめたら上達しない。

日曜の短期集中。的中にも飽きがあるのかな、と思う。

もちろん買うほうの違うパターンで当てたい、という欲望がジャマしている可能性がある。

一連の猛爆の最後の馬券がコレだった。

150118nak08

中山8R。これも串が理論通りなら6番を刺して、三連複164倍で1日3本めの万券になる。

ワイド40倍はよい当たりだが、ここで捻って串を16にしてしまったことで逃した。

中山ダ1800は3枠が鬼門なので、6番の2着以上はない、と決めつけてしまったことが

奢り。

ここでよい流れを切ってしまう。単10人気をしっかり感じているのに、ケイバの神様に

嫌われた瞬間である。あくまでも勝ち続ける、これも難しいと思った。

なんであのすばらしい流れが止まるんだろう。

それは自分に原因があるわけだ。

★当たるべくして当たる★ただし、それが過信になるのも事実

再び動き直し。

土曜のケイバが終わってから乗ったタクシーの運転手にこんな話。

「馬券はじっと待っていれば当たるのに迎えにいくからいけない」

「ただ待ってだけいてもいけなくて、それなりにしかけが必要」

「場の流れとの駆け引きが面白い」

この話が通じる相手はまずいない。

この客は何を言っているんだろう?となることを見越してのフリ。

真剣なケイバファンなら、それ具体的にどうやるんだ?というハナシ。

それをその運転手。たぶん初対面。

「なるほど勉強になりました。いい話を聞かせていただきました」

おいおいそれも勉強になりました、かよと思いつつ。

翌朝、競馬場へ向かうときに乗った同じ会社の別の運転手(Mさん)に

その話をする。

「Yさんというドライバーにわかんない話をしたんだけどさ」

するとそのM運転手は

「あの人もケイバ好きなんだよね。馬券買いに行ってレース見ながらうるさいタイプ」

え、Yドライバーってケイバする人だったの?

相槌名人かと思いました。

ぜーんぶつながっている。

じっと我慢しながら、仕掛けてヒットさせていく。

合わないセッティングでジコチューな馬券は決められない。

言った通りになることは自信につながり、経験値として機能する。

150117nak03

これは土曜中山3R。よい当たり。でもベストじゃない。

しかけMAXなら三連複まで的中する。

まずは1日の流れを作る段階。

流れを作る段階でMAXを志向する。

着順としては惜しくて残念。それでいてレース回収率623%。

2015年1月18日 (日)

★必然の三連単万馬券★単に当たったからプラスというわけじゃないから。

ケイバはどこまで行っても自分との戦いだと思うわけだけど、

もしかして「それ以前」もあるのかもしれない、というのが今週の感想。

もしそれ以前なら、「自分との戦い」まで持ち込まないと。

ただし、そこに持ち込んでも延々精進が必要だけどねえ。

土曜日1本、日曜日2本の万馬券で、イッキにことしの万馬券は3本に。

でもみんな200倍未満なんで万馬券と言っても形式的、だけど。

日曜の口火はマジカルエイトがとうとう炸裂したということで、ほっとした万券だったけど、

それより愛しいのは、中山6Rのこの当たり。

150118naka06

ディアゴッホが断然の1人気で、あとどう買うか、という困ったレース。

ワイド3点の穴馬が2~4着にひしめく完璧な(オッズ)読み。

日頃、いい的中、悪い的中という話をするけど、この的中で乗らないはずはないんだよね。

マジカルエイトと串刺し定食(ワイド版)の連発。

馬券の的中は「必然」なんですよ。

言っとくけど大万馬券の的中は必然じゃないからね。

的中の間隔を狭め、大きな的中に導く判断と技術、というハナシ。

中山8Rの的中もとてもいい形だったんだけど、そこで残念ながら打ち止めに。

ここから先は

「今週のプラス確定」の状況に「自分との戦い」に勝てなくなった、と言ってもいい状況。

ガードを固めつつ、さらに伸ばしてやれ、という欲が見事に、

京都8R以降13レースで的中1本という結果に出た。京都の最終なんか

複勝18倍をまったくの見落とし。ここで100円買えても大きいのにね。

ほんとうに人間は油断する動物だ、と思うわけ。

勉強したから、来週も頑張ろう。

★きっかけは何か★どうすればきっかけがつかめるのか?(笑)

毎週ケイバが終わるといろんなことが勉強になります。

「負けて勉強になる」と言ってるケースのほうが多いような気がするけど、

必ずしもそうではないんじゃないかな。

負けた言い訳的に「勉強になった」ではない部分を今回は展開していきます。

ホントにベーシックな真理な部分に触れることができると思うなあ。

まずは、昨日の展開から。

BB団は全欠席で後ろにジョージ氏を従えての土曜日の馬券。

中山3Rがこの日2つめの的中でまあまあ順調な出だし。

そこからあろうことかの18連敗で、続く中京10Rがトリガミ。

かなりため息な状況。

その後中山メインの三連複万馬券(ことし1本め)で挽回するも、

結局原点に戻らず。

大崩壊を食い止めた満足と、結局マイナスの落胆の挟み撃ち。

よく考えると、ことしにはいって6連敗、じゃないの?

一度もプラスの日がない。

でもそこで悲壮感を漂わせてもしかたないし、そろそろ勝つ頃なんじゃないの?

と楽観的な思い。

準備すべきことを準備して18日のケイバに臨む。

京都2Rでこの日、2本目の的中も、またしても9連敗。

おかしい。

12時を過ぎて、そこへKドライバーが登場。

どう?調子は?という雰囲気だけど?

10分ほどで「じゃあ、買ってくるわ」と彼が席を離れた途端、

怒涛の的中ラッシュ。

中京6Rから中山8Rまでの8レースで的中6本、うち万券2本の「一気呵成」

で日曜のプラス、今週のプラスが決まってしまいました。

ツキ?を連れてきた彼に感謝。

こういうこともあるんですね……。

本気でそう思う?

ま、そこからぐぐっと掘り下げますんでよろしくぅ!

2015年1月16日 (金)

★いま、なぜマル外か?★それにしてもTapitは大出世なんだね!

「最強」誌上の、清水氏のコメントの真意がどこにあるかはともかく、

個人的には「社台系におんぶにだっこ」では素敵な馬券はとれないし、それぞれの馬主さんが

どういう志向にあるのかに少しでも肉迫することが重要と考えて、データを掘り下げてみている。

そのなかで、おさらいをすると、非社台の美浦所属馬をうまく読み解けると馬券は

楽しくなると見ているんだよね。

社台・非社台の出走馬を比較して、社台系がほとんど出ていないと

「低レベルのレース」→「どんぐりのせいくらべ」と切り捨てるのはそれも正しいとはいえない。

そこを狙う戦略もあるはずだからね。

以下のデータは所属別の新馬出走データに、最大勢力であるノーザンF、社台F生産馬の

成績を合わせたもの。現3歳世代、先週までの数字。

Shinba_touzai_keibajou

まあ、2月・3月のケイバもあるんで、本来は前世代との比較が精度が高いかもしれない

けど、新馬戦に限れば、これからデビューではクラシックに間に合いませんから、

まあここでいったん切るもの意味があるかと。

例えば東京を使ってくる関西馬は無視できない、また関西馬に持っていかれたか、

という感触がBB団の中でもあるんだけど、新馬に限れば、当然だけど一線級は連れて

きていない。たぶん新潟の関西馬はちょっと別かと思うけど、中山・東京遠征にやって

くる馬は、地元では自信のないちょっと怪しい馬たち。

だから新馬戦に限っては関東出走の関西馬は意外と馬券になっていない。

有力な関東馬が食い合っていることを考えるとそこまで重要じゃない。

ノーザン、社台で見て面白いのは、地域割りがけっこう厳密ってこと。

新潟は関東厩舎にまかせている、印象が強い。

いっぽうで、函館と小倉。

函館は唯一、(2014年は)関東馬優勢だった。それは時期と条件が

クラシックにつながらないから。その証拠にノーザン+社台はもっとフェイドアウトしている。

同様に小倉におけるノーザン+社台も出走数は薄い。函館同様、全出走馬の1割に

達していない。

これだけで「馬主さんの満足」をどこにおいているか、が透けて見えるというわけだ。

ところが。

ところが、最近は「クラシックを目指す」=非現実的と考える方々も増えている。

お金がまわってナンボ。賞金稼げなければ馬主やってて面白いはずがない、という勢力である。

当然そっちのケアもします、社台系。

つまり、芝中距離路線に固執しない傍流をしっかりつかまえておくことが、馬券の要だと

思われる。

だから「何をおいても社台」の発想はすでに遅れていて、

社台系の傍流、非社台の主流をしっかりとらえるべし、というのが大局観だと思う。

腹の底にそれをしっかり据えている調教師も見抜く必要があるってことだ。

K調教師とかN調教師とか。ま、全方位的なS師のような肝っ玉系が推しだけどさ(笑)

2015年1月15日 (木)

★強豪を避けたい心理、けたぐりを決めたい心理★食える条件を探すプロがいる!

全体像、俯瞰の視点と言うためには客観的な裏付けが必要。

そしてデータもしかるべき比較ができないと、信ぴょう性が保証されない。

ま、そのデータおかしいな、○○なんじゃないの?という疑問から、複数の観点で

調べれば当然精度は上がるけど。

以下は芝、ダート別の、社台・非社台の出走比率と成績。

Shinba201420150112
ここで言いたいのはいかに社台グループが芝の中長距離を志向しているか、

ということ。ただしパフォーマンスの中身、質はダートや芝の短距離でも高い。

芝の新馬戦では勝利数の4割が社台系。出走比率では2割なので勝率は他の3倍近い。

ダートの新馬戦では出走比率は1割なので、勝利数の占有は3割。出走数は少ないが、

他陣営に比良べての勝率は芝よりもぐんと高い。つまり、芝の新馬戦には1レースに何頭も出ていて、

お互いに白星を取り合っているので、未勝利のダート替わりがおいしいことも推測できる。

さらに意識が行くのはダートの新馬戦への出走が少ないのと同時に芝の短距離戦にも

出走が少ないこと。それは目標がクラシックであることや、それを想定した配合の良血が

多いわけで、最初から短距離の適性を重視していないことが見て取れる。

出走比率はダートと同じく1割しかない。ということは芝の1400m以上の社台占有率が

かなり高い、ということにもなる。

こうして社台勢が1着数>2着数>3着数となっていて勝ち切れる傾向にあることは

無視できないが、ダート+芝短距離で非社台とてそこそこに戦えていることも

見て取れる。早い話が社台のレースとそうでないレースが存在しているということだ。

ここには即戦力のマル外が含まれていないので、社台系の数字はもう少し高い、

と言わざるを得ないが、当然、隙間で勝負したい陣営が発生するのもうなずける

環境だと言えるはずだ。

★秘めたほうがいいのに秘めない理由★有言実行ではすまされないって?

さっきようやく昨夜の画像がアップできた。

何?通信環境?

さて、お蔵入りしかけていたネタも放出しておく。

POGでは池江厩舎のディープ産駒を2回もデビュー戦をしくじったが、

もう2頭突っ込んで2勝。数字はあわせてくるよね、そこそこに。

しくじった2頭もダービーまでには戻ってきて勝ち上がってくださいよ。

さて、池江調教師、去年の暮れにNHK(BS)の為末大の番組に出ていてね、見た。

為末氏もキャスターとしてはアマチュアな感じが抜けなくて、ケイバも素人だったけど、

競走馬のコンディショニング、トレーニング(メンタル・フィジカル)へ落とし込んで

まあアスリート的な視点で番組はまとまっていたかと思う。

そこで調教師が言っていたのは「サトノアラジンで凱旋門賞へ行く」

だって番組そのものはそのネタを軸に展開されているんだから。

まさかNHKの制作スタッフがそう仕向けたわけじゃないだろう。

NHKでそんな長期ビジョンを語って、その裏で得するのは誰?

しかもBS、視聴率は低い。

いや、現時点ではこの事実を頭の片隅において、池江厩舎の出走を見守ろう、

ってだけだけど。

ところで、ラブイズブーシェも凱旋門賞を目標としてぶち上げている。

やっぱりそこでもオーナー対策なんだろうか?

★もっとできるはず、と思うのは第三者★本人たちはほぼ自覚はなし

なんかうまく言えないけどね。

毎月「今月は読み甲斐があった、なかった」って「最強」誌を読んでいるけど、

頑張っていると思う。値段の割に成果に直結するかどうか、って問題はあるけど、

ケイバなんて広い視野の確保、違った視点の発見とか、そういうことの重要度が高いから

月に約1000円の資料代は惜しくもない。

よく競馬場に何も持たずにやってきて、レープロを基に馬券を買っている人がいるけど、

ほんとうにほかに何もなく、それだけで時間を過ごそうというのなら、

かなり志が低いんだろう、と思うよ。

さて今月の「最強」誌。特にその事実を取り上げよう、というのはないんだけど、

清水成駿があらためて「広い視野の確保」を強調していたのにはちょっと驚いた。

業界ン十年のプロがあらためてそれを言うって、自分に?読者に?

ふだんこのブログで言っているように「試行数」が経験値を左右するわけだから、

「何を言っても社台の掌で踊らされている」を強調しすぎるのもどうかと思うんだよね。

じゃあ、ここまでの2歳戦、社台グループの成績はどうよ。今世代の戦略はどうなのよ。

それをなくして「最後は社台が勝つからなあ」では話にならない。

たぶん、有能な馬主さんは「社台さんにおんぶにだっこ」とは思っていないよ。

現実をシビアに受け止めているだけで。

それが。

それが、毎週の馬柱を眺めていると、馬の質は低くても馬主続けたい、という方々が

関東に多いのか?という実感になる。

ダ1200は当然のこと、芝1200にさえ見向きもしない、社台グループの裏をかくしか

戦略がない方々。それはそれで熾烈な戦いでしょう。

そういった論調で言えば某「負けない」ブログはよくシンクロしている。

そうまでしてケイバにかかわりたいのは金だけじゃなく、愛情だから。

清水さんもG1の話だけ語れ、とリクエストされれば、社台の動向がすべて、って話に

なるのもしかたない。

それにしても小西厩舎のドーピング問題や、中館厩舎の開業問題、ミルコの免許問題

などなど結局グレーなことが多い。しょうがないといえばしょうがないけど。

あともうひとつ。

12月の何日だったか、栗東で気温が急降下して調教コースが凍結したケースが

あったそうな。予報に応じて不凍剤をまくはずが間に合わず、坂路のウッドチップも

ちょっとマズイ状況だったらしい。

でも、角居厩舎、藤原英厩舎あたりはいちはやく察知して、その日の調教を変えたのだ

そうだ。そういえば京都金杯のとき角居2騎が外傷で調教日程が狂ったことがあった。

ただでさえ7日で2日休みの正月の変則日程。

前日追いを見て、フルーキーのほうが早い時計を出していたんでそっちを評価したんだが、

来たのはエキストラエンドのほう。後者は調整の狂いを解消済みという見かたも

あったけど、逆じゃねえの? これでフルーキーが間に合ったんじゃね?

と前者を買った。2着4着だからどっちも走った。

こういう厩舎があるいっぽうで、未勝利馬を除外目的で登録して、前走から600m

距離延長で遠征競馬を連闘で使ったりする調教師もいる。

久々の重賞Vで「おいしい酒が飲めます」というコメントでいいの?

個人攻撃するわけじゃないけど、ここの厩舎、条件クラスのダ1400を2連勝した馬を、

芝1800のG3に使って、以降この馬は2年間で14連敗。すっかり馬券圏内に来なくなった。

ほかにも500万下で30戦して11回も複勝圏に来ていた馬をとうとう勝たせてしまい、

上のクラスでは一度も馬券に絡まず17連敗。仕事、下手でしょう。

こんな両極を感じられるのも、いろいろな視点を常に探るからだもん。

(最後はネタありきで書き始めてないところが、自分でもちょっとびっくり)

★凱旋門賞(海外競馬)馬券発売…★まあ、どうでもいいわけで

なんかせっかくの解説画像(昨日の使い分けの件)がUPできないな。

容量ってことはないと思うんだが。

さて、こだわるつもりはないけど、東スポでも凱旋門賞馬券発売について、

コメントをしている記者がいた。

開催経費がかからず、売上だけ(ただしレース映像の購入費はかかるが)で

原価率が低いはず、てな主旨の発言だったが、

土日で200億の売上がある開催と、たった1レースのオマケ的な売上である

ことを考えると、そこまで効率はよくないはず。

馬券売り場の営業時間を1時間延長するだけで、何十億がふところにはいるなら

楽だろうけど、凱旋門賞の発走時間は何時ごろ?

それをファンはどこで見るの?

ネット発売だけ、って選択肢?(あるかも)

自分はいいけど、それは末端の方々に公平じゃない。

問題はいっぱいある。日本馬が何頭出走するか年によって違うけど、

東京大賞典の何倍も売れるはず、って見通しは立たないと思うけどね。

ふだんここで書いているように、

勝ち負けそのものよりも

「手軽にスリルを味わえる」「まったりできる」

だけで競馬場に通っている人がどれだけ多いか。

なんかホンキじゃない感じ。

どこかのイベントで有名予想記者が

「凱旋門賞出走で何かいいことあるの?」とわざわざ言ったらしいけど、

それは

「凱旋門賞の勝ちでハンパない箔がつく!」

てことでしょう。まあ、スポンサーがついて賞金も高くなったみたいだけど、

ジャスタウェイみたいにランキング1位になっても海外に種牡馬として売れない、

のなら何のための名誉なんだろう。

まだまだ根強い拝欧主義が残っていると思えるし、逆に

ヨーロッパは東洋を見下して「ゼッタイ勝たせたくない」わけだから、

いろいろ割に合わないと思うんだよね。

2015年1月14日 (水)

★それにしても連闘で京都遠征は無茶★といいつつ5頭倒して11着!

出馬ラッシュを解消するための3日間開催、と言われればしょうがないのだけれど、

こだわりの芝未勝利戦・牝馬限定はともかく、ダ1200未勝利ですら、中3週では入らない

状況は不思議でしかたない。優先権を持った馬たち山盛りのレースと、持たざる馬大集合の

ボロカスレースでは、オッズ分布もあまりよろしくないだろう。

しかし混雑は圧倒的に関東のレースである。

3歳未勝利戦3日間の除外馬は関東が63頭、関西が22頭。

確かに次週の中京待ちのきらいもあるのだが、消化率は11月の福島開催終了以降は

関東のウマたちはなかなか苦しんでいるようだ。

美浦坂路の改良などで、上位レベルは関西勢にやや追いついてきたという意見も

あるが、未勝利クラスの滞留状況はなかなか厳しいものがある。

3場目の開催は福島終了のあと、中京、中京、小倉ときてやっと福島。

桜の便りが聞かれる頃まで待たねばならぬ。

ところで土曜の京都1R(ダ1800)にフェアリーSを勝った中野厩舎のウマが「再投票」しているのだが、

最初の投票が見つからない。Target上で見つからず、JRAのHPまで行って

個別データを調べたら、なんと未勝利戦前走2桁着順の身で、しかも連闘の身で朱竹賞

(芝1200)に登録。

真っ先に弾かれて、フルゲート割れの京都のレースを見つけてもらい、無事出走。

もう出るだけで…というなんでもあり、状態みたいです。出走手当ほしー!

どうせ馬券に絡まない~。やけくそほど怖いものはないって?

★3日間開催の功罪は…★まさに似た条件の使い分け、目論見違い!

あくまでプロたる関係者がどう考えているかであって、自分のような素人が私見を

述べても始まらないが、まさに時期もの、ともいえる現象に気づいたのでピックアップしておく。

牝馬をそこまで下に見ているのか、と思うんだよね、この時期。

まずは気づいたのは中日だった。気づくの、遅い。我ながら。

150111nak5

なんて優先出走権を持った馬ばかりなんだろう。もちろんこの時期芝のレースは

少なく、牝馬限定戦となるとさらにレア。

それにしても優先権持ちが11頭で、持っていない馬は中16週以上開けないと

出走できない。たぶん11月下旬ならそんなにたまっていなかったわけで、

ここまで貯めたから、出たい馬が列をなしてしまった。休養組の最先着は5番の6着。

ここまで来ると、勝ち負けどうとかいうより、出走だけで満足せざるを得ない。

同じ条件、次はいつになるかわからない。当然馬券は難しい。

自分の馬券は蛯名からの乗り替わりを感じて11から上位馬へ入っているが、

軸馬7着、完敗。

牝馬限定の未勝利・芝のレースにこだわっても東京開催までないのだが。

それでも牡馬と戦う意味を感じない多数の牝馬たち。

150112nak05

こちらは3日目の牡牝混合の同じマイルのレース。

牝馬で権利持ちが2頭だけチャレンジしてきているぞ。

残りの牝馬は中16週以下で、牝馬限定では弾かれるローテーションの馬たち。

積極的な選択でないことがわかる。

馬券は北村の11番から。対牡馬でいちばん勝算を感じる。軸は3番にする手もあったが

あまりにおあつらえ向きなので捻った。これも特定オッズ的に上位へ買うが7人気の7番が抜け。

150110nak05

実は初日にも未勝利の芝のレースがあった。2200m。

ここにも牝馬が4頭出ているが、月曜のレースよりさらに間隔がつまった馬たち。

見事にビリの近くを走っている。

土曜日vs月曜日で言えば、月曜のほうが勝負になる、ということだ。

土曜日の牡馬のレベルを見れば出れるが諦めたほうがいい、ということだ。

その証拠にこの土曜の2200mは堅い決着。まあブログ主は優先権を持っている

4着馬から買いましたが、ね。

★欲がある人間だから、そこが楽しい★それもケイバの醍醐味!

3日間開催。土曜日のPSにジョージ氏の姿はなく、

今回は日曜日に出現。そしてまたしても真後ろ。

前半はやはり声がなく、最初の発声が記憶が正しければ、京都10R

2-3-4人気、三連単6930円。万馬券ならず。

ただ、続く中山メインで、ランウェイワルツが2着か3着で悶絶。

2着のほうが配当が低いにもかかわらず、2着がよかったらしい。

結局2着におさまり、三連単354倍。確定後してはじめて、「うーむ」とうなる。

え?「うーむ」なの? 足りないの?

もう一丁!と残りのレースを頑張るもことごとく人気薄馬に阻まれる。

やっぱり近くにいると、温度感じるよね。

そういえば、フェアリーSの48万馬券。

予想配信の的中と手元の馬券で的中の温度差はどうだろう。

実際の馬券は今週土曜のオンエアまで換金できない。

それまでにブログに書く、その温度かどうか。妙に気になる。

祝日に仕事でなければ、出勤先は府中だもんね。自腹だけど自分で買わない

大万馬券…。

★ホンネとタテマエのバランスですな★やっぱり日本人だから、さ。

選手を勝利に導いた指導者が言う。

「すべて感謝の気持ちが大切です」

額面通りに受け取ればすばらしい。

これがメディアを通して拡散される。

うがった見方をすれば、いま蛭子能収がウケているのは、

拡散すべき建前ありき、じゃないところじゃないのか?

テレビの建前、文法をそこまで形式的に踏襲していないまっすぐさ、じゃないのか?

馬主。

二世を除けば、JRAの馬主になりたくてやっと慣れたに違いない。

誰かは言う。社会的成功者の象徴。そりゃあ見栄が前面に出るのは人間としてとても素直。

でも、愛馬がG1を何勝もし、引退式をするぐらいになると

「たくさんのファンの方に愛されて、もう自分だけのための存在ではありませんから」

てなことを言う。本心かどうかは別にして。

人気種牡馬としてシンジケートが組まれるレベルになれば

「オレは黙ってても10口、年間種付け料ン千万が浮くな」

そりゃそうだ。

でもメディア的文法で言うなら、

「ファンの皆様あっての競馬ですから」

「売り上げが下がって賞金が下がれば、馬主もやっていけません」

さて、ホンネと建前をどこまで使い分けていますかね?

こんな長い前フリで思ったのは、

業界で長いこと継続して活動している大御所、先輩馬主にリスペクトも払わないような

「俺様」新興馬主がちょっと目立つから。

ここでは名前を出せないけど、いわゆる「いい気になっている」状態。

たぶん最初は調教師も生産者も「いいよ、いいよ、頑張ろう」というんだろうけど、

感謝じゃなく、我が前面に出てくるにつれ「ちぇ、おもしろくねえな」となる。

C級、D級調教師に「人間関係」で義理堅い、個人馬主もどうかと思うが、

厩舎の足もとを見て、あっちこっちつまみ食いをして、勝ち上がらないのは調教力のせい、

とするような非人格者は、最後は底に沈んでいく。

ああ、素人ブログでも名前は出せない。

日々の出走を見ていると、そこまで透けて見えてしまうから怖い。

「即戦力が欲しい」「金はいくらでもある」

でも吉田さんたちは常に「即戦力」を隠し持っているから、始末に負えないよね(笑)

だからといってダートG3で勝ち負けできる馬を5、6頭キープしたところで、

幸せは感じないだろう。(ディープ産駒だって持てるんだぞ、と言いたくなるハズ)

岡田マッキーのように「健康で安定して出走できて、出走手当だけでやっていけるぐらいが

理想」というのが極端に思えて来る金満馬主。

やっぱりケイバは「人間」が馬券に結びつくから面白いのだよ。

★ほら、そこにも!★もう降りられない騙しの構図

一発、きつめに。

本体のJRAが客のことをその程度にしか思っていないから、業界の意識が

改まらないのではないか?

1月12日、WIN5の払い戻しは70万だった。

え?そんなもんなの?

とうとう売り上げが6億を大きく割った。

5億5311万。

みんなが参加しないと、買って当たっても報われない構図が加速している。

3日間開催だとWIN5が2回発売できて、おいしいとJRAは思うかもしれないが、

5.5億と言えば、12日の中山7R、古馬500万ダ1200とほぼ同額。

もうマニアしか買わない券種であり、魅力はどんどんなくなっていることは明白。

2億円はおろか、6億なんて夢の配当は未来永劫出ないんじゃないか?(指摘済)

前の記事で海外競馬馬券発売のためにシステム開発する投資はどんな規模で

報われるか書いたが、年末の東京大賞典の売り上げは22億ちょっとだった。

(1月11日のポルックスSのほうが売れている。な、ロイヤルクレスト君)

2013年が過去最高で26億。まあ有馬記念の12分の1、15分の1といったところか。

これもブログ記事で、有馬記念の大混雑で見かけた函館常連が、aibaではほぼ見かけなかった

事実を書いたが、市電(5分間隔で運行)の停留所が徒歩0分にある函館競馬場と違い、

道営の発売所はバスが30分に1本もない、公共交通の過疎地だからその売上差も

当然と思える。たぶん大井競馬場にモノレールで行ける範囲のファンには実感できない

だろうけど、地方での東京大賞典の売り上げはそのレベルだろう。

これ、凱旋門賞でも同じ。リアルタイムでレース映像を配信してもらうのもコストがかかる

だろうし、せっかく19頭立て以上のレースに対するシステム改良をするなら、

メルボルンCだって売らねばなるまい。日本馬が遠征するすべてのレースを合計しても

馬券売り上げはいくらになるだろう?

つまりはメディアを通して

「JRAはファンのことを考えている!」

というメッセージこそが大事なのだ。

これだけネットが普及して、実より名を取る時代が本格的に到来している。

だからこそ「真実は知ろうとしない限りわからない」のだ。

★現実は理想とは逆の方向に★海外競馬の馬券発売は朗報?

新聞記事ってのは、タイミングや順序もあるとは思うけど。

凱旋門賞の馬券を国内で売れるように法整備を検討、というニュースが出ている。

「海外競馬の馬券、国内発売へ前向き」

というところだろう。

さっそく何人かの関係者がコメントを寄せていたが、新聞と言うメディアの性質上、

肯定的、否定的、バランスをとったものを見かけた。

あわてているね。もっとじっくり考えましょうよ。

そもそも海外の競馬に馬券、はあるのか?

ブックメーカーがあるんじゃないの?

主催者が馬券を売っているところばかりじゃないでしょう。

残念だけど、サンスポの佐藤洋一郎氏が

「海外競馬はナショナリズム馬券の裏をかけるからこそおいしい」と書いていた。

これは日本馬を追っかけているボンクラは海外競馬で大儲けできないだろ?と

言っているんだろうか。

海外競馬を国内市場で発売すれば、日本馬応援馬券ばかりで賭けは成立しなくなる。

JCで外国馬全消し、のように、凱旋門賞で日本馬全消し、が「実」となる。

JRA理事長は言う。「日本のファンはそれを望んでいる」

マジ?

ここに見事に競馬ファンと馬券ファンの矛盾が露呈するだろう。

POGとおんなじだ。

かわいい家の子の応援馬券を買うばっかりに、ひいきしすぎて的中馬券を逃す構図。

サンスポの別の記者が言っていたのは、日本馬以外の出走馬の詳細情報が

どれだけ公平に入手できるのか、と。

ギャンブルで考えれば、実力相応のオッズになっていないところを狙い撃てば

回収率が上がる。凱旋門賞やドバイWCは名誉目的のレースだと思うが、

そこで馬券・買い目・回収率というリアルなものを手もとに引き寄せるのが

果たして適切なのか。

ちなみに凱旋門賞の馬券売り上げ、100億はカタイ、というのなら、

どんなに投資してもJRAは踏み切るだろうけど。

有馬記念と東京大賞典の売り上げをちゃんと比較してみたら

どうでしょうかね?

2015年1月13日 (火)

★あーあ、のため息…その向上心、きっと活きない★おひとり様、である限り

先の馬券情報詐欺、注意喚起CMを10人が10人、非現実的、と受け取るわけでは

ないのだろう。

そういえば、月曜左隣にこんな人がいた。30代男性、おひとり様。

いやこの日が初めてではないような気もするが、特徴を認めたのは月曜が初めて。

まだコードネームを発行するには至らないが、いかにも「だよな」と思った事象はコレ。

買い目決定にあたり、本を読んでいる。

買い目決定にあたり、なのだから馬券本、参考書。

コースごとの傾向をインプットした上で、馬券を買っている。

その結果、フェアリーSの配当を見る前に退席。

ひとつ言わせていただければ、

「傾向を理解して活かしたとしても、買い目決定に至る基本知識が欠けていれば、

コース傾向は活かせない」

(あくまでもコース傾向は確率であり、偏重ぶりにもさまざまバリエーションがあるので複雑)

ましてや、怪しいバイアスがかかる3日間開催の3日目である。

彼の技量で太刀打ちできるはずもなく。

とりあえず、統計的手法を出版物に求めているのであれば、それは愚者の選択。

不変の法則なら良いけどね。

他人のまとめたコンテンツって、だいたい都合がいいように、見出しがつくように

加工されていないか? それが付加価値だと思われているから。

早い話が、中山ダ1800の特徴をインプットしていれば、勉強家で

京都ダ1400の特徴をインプットしているのは素人だという見分け方。

あくまで枠順の傾向ですけどね。

それにしても、その「向上心」が

「ケイバはさっぱりわからん」「馬券攻略本は嘘ばっかり」となるのは悲しいし、

看過できないんですよね(笑)

それより「最強」誌のアプローチがメディアの中ではベターだと思うんだけどなあ。

★(JRAが)悪徳情報業者に注意って?★さっぱり浦島太郎的なアリバイ的な

まあ、反省・回顧はこのぐらいにして。

本格的なやつはブログに書かずにひとりでこっそり。

最近JRAの告知でカチンと来たのは、詐欺撲滅のくだり。

あれ、甘いよね。

裏返せば「必中情報」とかいって情報料を取られても馬券を買ってくれる人は

JRAにとって「お客様」じゃん?

という話。そういう情報業者を排除したら、JRAは売上下がるよ。

その情報業者が悪徳かどうかなんて、どうやって決めるの?

いまどき「レース結果は最初から決まっているのです」なんていう誘い文句成立してますか?

勘繰れば、大手スポーツ紙に広告を出しているレベルは悪徳の範疇にない、とでも?

あまりに低レベルな注意喚起を見るにつけ、一般ファンはそれを見て

「なるほど」というレベルとなめられているのかとがっくり。

今週は馬券探偵的なネタはさほどないのだけど、悪徳情報業者への

クレームがJRAに行くわけでもなし、なんかCM予算の無駄遣いっぽいのだけど。

★今日は来ない日、わかってから先が問題★そういう日は当たり方もよくない

つまりはこういう3日間開催の対処のしかたに正解はない、ということ。

残念ながら。「やらない」という選択肢がない以上、淡々と検証するしかない。

で、フェアリーSを回顧しよう。

自分の視界を紹介する前に、

競馬予想TVの予想陣がこのレースで大爆発。

水上氏は三連単48万馬券、井内氏は三連複5万馬券をゲット。

おめでとう。

自分との差は、4番ノットフォーマルを買えるか買えないかでの明暗だったのだが、

このフェアリーS、感覚的にけっこう異端な位置づけだよな、と思ったので改めて書くわけだ。

人気はカービングパス、コートシャルマン、テンダリーヴォイス。

この時点で納得が行っていないわけだが、レベルが低いからそうなってしまうのだ、

と考えようとした。

しかし、続くのがオーミアリス、エヴァンジル、トーセンラークでは妙味もへったくれもない。

おかしい。

なら、実は最初の3頭でしょうがない、という結論をまず第一に置いた。

だがしかし、直前になるほどに、その3頭のオッズが伸びないばかりか、下がってくるではないか。

真剣にそれ以外の穴馬を探している「有識者層」が無視できないほどいる。

直前に坂本さんに自分が言った言葉は、

「さっき10レースまでは無理にでも穴狙いだったのに、メインではそういう見え方にならない

っておかしい」

結局は外枠不利を承知でディープ産駒のメイショウを軸に指名。

「またしても蛯名でディープ産駒なら笑えるし」

いやマジで。

そうしたらとなりのディープのほうが走りました、っていうだけの結果(2着ね)。

そして勝ったヴァーミリアン産駒はSSの3×3。

3歳牝馬まだまだこの時期はキャリア勝負なのか、であって、

前走着順を気にして拾えなかったという事。

水上さんも言っていたよ、わからない馬は買う、だって(笑)

それにしても三連単84点買い、で4と10(カービングパス)は軸。

10は8着なのに48万馬券。三連単ってそういう馬券ですよ。

これで年間プラスはもう決まったでしょう、予想TV。

ちなみにとなりの大下さんは1のハナ差3着で競り負けた2のほうを

買っていて「クリスチャーン…」と泣き声でした。

三連複520倍をハナ差で逃した、その気持ち、わかるわかる…。

★客観的にそういうシチュエーション…★二桁人気馬激走に思う

非常に勉強になった3日間開催であった。

まず、月曜京都1Rの三連単300万馬券について、的中者は何人いるか?

という検索があったので的中票は26と答えておこう。

それを知ってどうるすんだろう。的中者が100円買いなら、26人も、いた計算になる。

さて、淡々と全レースを購入した3日間開催だったが、悲しいかな、わかったことは下記の通り。

Mikkakann_kaisai01100112

土曜日が人気サイドに触れていたので、勝負は後半だな、と思って

じっとしていたのだが、日曜から月曜にかけて、人気馬が凡走する、というよりは

二桁人気の馬が激走する、という方向に振れた。

馬券が難しくなるパターンである。

土曜はあまりに波風が立たず、捻りが多すぎて空振りが多かったが、

月曜はオッズの動きが、ほぼ上滑り。わかっていても収束を期待して買ってしまうと、

わずかに買い目がズレていく。それでなくとも残高減少の圧迫があるので、

買い目に柔軟性が失われ、ハズレるべくしてハズレる展開に。

ぐっとこらえて月曜最終まで均等額で淡々と買っただけで、それ以上の収穫は

得られず。

3日間開催で同条件で有力馬が分散し、基本堅くなる、は歓迎せざる状況だが、

それはあんまりなので1日目、2日目の堅い結果を踏まえて、少し荒れて見せましょう、

ということなのか。

これを騎手心理で読み解けば、

1本やればいい騎手は、やれば終わり、悩まない。

ただ1本ノルマの騎手が成果なしで3日目にやってくるとろくなことがない。

また2本やれていい状況の騎手は油断して飛ぶ。

といった構図で3日目ほど難しくなる仕組みと言えるだろう。

日曜の幸騎手のように「勝てるときにさっさと勝っておく」がプロなのであって

セッティングされていない日に+αで好成績、は成立しがたい、わけだ。

馬券結果ほど精神的ダメージは受けていないが、じゃあ3日間開催で、

何日目が自分の打法に合っているか、と言われてもどの日も合っていない、

という答えがとても空しい三連休、ということで。

2015年1月 9日 (金)

★川田が空いていた!で出走★変則起用のウラに何がある?

今週の重賞特集、をするつもりは全然ないが、3歳世代の勢力図を考えるとき、

「まだまだ」と言いながら、結局は「間に合わない」可能性も視野に入れておかねば

なるまい。その感触を実感するのもPOG参加のおかげ。

シンザン記念。フルゲートにならない。歯が立たない強豪馬がいるんだろうか。

いやマイル、を嫌っての少頭数なのだろうか。

意外とこれが1800だったら、もっと挑戦者が多い気がするね。

まだまだ空き巣状態のG3だ。

それはそれで何かが勝つわけだけど、ひっかかったのはクイーンズターフの動向。

結局、京都を使うことになった。牝馬1頭、鞍上は川田。

個人馬主なんで、クラブ間のややこしい綱引きとは無縁なんだろうが。

この馬もわがPOG軍団の末席候補になっていたディープ産駒。

結局はパスしたが、なんとデビュー戦はダートだった。メンバーを見てのダート選択。

まず1勝することを選んだ調教師。で、第一目標を達成したので、次へ。

確か次週に牝馬限定の紅梅Sがあるはずだが、それじゃイヤだということだろう。

中心馬と目されるコンテッサトゥーレ(うちのPOG馬)もいるから。

結局、勝ち負けは別にしても、今週の3歳重賞、どっちもメンバーが薄い、ということ。

デキる調教師はそこのところがわかっていて、馬券に絡まずともしっかり上位に入って

賞金を稼いでいく。見かけの人気にダマされぬよう、当日オッズを見て、慎重に、だ。

★まだフェアリーSは2歳戦の続き★でもって須貝師は???

またしてもアプローチ論。情報収集の方法。

まあ、基本は日々のスポーツ紙。自分の場合はサンスポ、東スポ。

ただその見出しを鵜呑みにするのはJRAの思うツボ。

一歩引いて俯瞰する、そんな態度がだいじなのではないかと思う。

シンブンは曜日によって推し馬が違う。それは紙面の担当記者が違うからね。

それでも追い切り前だから見出しになる馬と、追い切りの動きで見出しになる馬が

いると思われる。例えば木曜朝刊で「いい動きだった」という馬の選定は

予定調和が幸せ。いちばん人気になりそうな馬で強調しておけばシンブンも安心。

さて、先週日曜のヨル、羽田へ向かうJALの機内で、5日の優馬を眺めていたら、

CAが話しかけてきた。これは2回目。

最初、聞き取れず、聞き返した。

「勝ちそうな馬がいるんですか?」

前回の

「大きく当たりますように」を上回るひねった振り。

イジワルの虫が頭をもたげ、つい

「どれかは必ず勝ちますから」と答えてしまった。

これが一般の人の認識なのか、という部分だ。

いつレースがあるのか、何レースあるのかさえ知らずに話を振る。

真剣につきあうのも大人げない。

待てよ。

どんなにレベルの低いレースでもどの馬かは勝つ。

フェアリーS。

今週は新聞の見出しを見ていて、

あれ?それどの馬?出てんの?

ということが複数回あった。毎週全レース買っているのに?

全然覚えていない?

どこから発想するんだろう。

当然カービングパスだ。

デビュー戦の札1500、しまいは切れた。

でも切れすぎ。1800じゃなく1500。

でもしまい切れた印象は強く、2戦目は逆らえないのでは?と思った。

でも赤松賞のとき、となりで確か大下さんが嫌っていた。

素直な大下さんが嫌うのでオッズを確認したら、最後の伸びが不足。

おざなりの1人気で伸び切れず3着。

赤松賞ですよ。府中ですよ。ここを勝って阪神JFが藤沢厩舎の常套手段なのでは?

不満である。

新聞によれば、調教師はデビュー戦から乗っている柴山に

「仕上げてみろ」と言ったとか。そりゃ柴山は勉強になるし、いつも通りの

不要な力みのない淡々とした藤沢体制。

でもクイーンCじゃなく中山のフェアリーSを使う?

場合によってはクイーンCも使う?

だってノーザンF代表だもんね。ほかにいないもんね。2回使ってもいい。

そうして馬柱を眺めると、弱メンを読み切って登録した陣営がズラリ。

この戦績でG3を勝とうというのか。

出走16頭中、近2戦で9着以下を記録しているのが10頭。

ちょっとそれは…。

そこで中山マイルに変更になった09年以降の1~3着馬を調べてみた。

前走阪神JFは除いて、2桁着順からの巻き返しは皆無。

もちろん過去に2桁着順を記録した馬もいない。8着とかを記録している馬は

当初だけで、前走は未勝利勝ちしてG3の複勝圏に入っている。

そう思って見ると適切に絞れてくるのだ。

でも見落としてはいけないのはアルテミスSの凡走組。

新設重賞だけにここからの巻き返しは含めてよいものか。

そこまで全体像をつかんでから、血統背景に戻る。

このレースが最後の複勝圏、になる(早熟)馬に注意を払いながら、

夏までにさらに上昇する素質馬を見極めていく。

もちろん、最終決断は当日のオッズだけど、こんなメンバーでも勝つ馬は勝つ。

藤沢師と同じ気持ちで、「ここで行っとけ」はみんな思っているから。

2015年1月 8日 (木)

★高度なことを言うつもりはありませんが…★科学的、論理的にはね。

オッズの、時間の経過によるしかるべき形成の様は、

5日のようなリアルタイムで買えない日の早朝オッズで痛いほどわかる。

締め切りまで6時間とか、8時間とかあるのは知っていても、その時点の情報は

セッティングと専門紙のシルシの厚い薄いとその時点のオッズ情報ぐらいだ。

その時点のオッズがあてにならないことはわかっていても、あのマルカバッケンの

ように、つい「さすがにないか」と思ってしまうんだよね。早朝オッズだからこそ

「知~らね」と買えたはずなのに。。。

いかにセッティングの比重を心を鬼にしても大きくするか。まあムズカシイ。

5日はリアルタイムでオッズ形成をトレースしていないけれど、

本当に面白いなあ、と思うのは30分前オッズと5分前オッズを比較すると、

ほぼ高い確率で1人気馬が買いこまれる。ここで支持率が落ちるのは

ほんとうの1人気じゃないんだよね。で、5分前オッズで1人気が支持を集めても、

そっから有識者の穴馬探しが始まる。1人気から支持率を削り取って自分のものに

する馬はどれか、っちゅうこと。1人気に人気が集中していて、削り取った馬が

2人気だったりすると「皆さん、平凡な発想しかできないのよね」となる。

こういうレースがもっとも買いにくい、期待値の低いレース。

4人気、5人気できるだけ薄いところで支持を集める馬が見つかればいいが、

そう都合よくいくとは限らない。

で、直前になると目を皿のようにして、穴馬探しが始まるはずなのに、6人気以下が

どんどん離れていくレースが堅いレースとなる。

これも以前書いたけど、小倉のダ1000なんて、3分前ぐらいに5、6頭の穴馬が

そこかしこに台頭して、レース結果は1-2-3人気で終わるケースが多々ある。

これは短距離なんでスタート、ミスったら堅く収まるはずがない、と一般票が散るから。

そもそもダ1000を志向する人気馬なんて、鉄板の強さを誇るとは思えないもんね。

でも、意外と堅く収まる小倉ダ1000。

そんなふうに、インサイダー票と完全一般票の間の有識者票の動きも読むと面白い。

いったん人気サイドに盛り上がってからの揺り戻し。オッズ読みの最大の醍醐味、だわな。

ま、リアルタイムでオッズが追えない人はその精密さをトレースすることができない。

とすればリスクを考えて、購入レース数を絞って、収束を遅らせるしかない。

ただし、そうして経験値が積まれないと、上達するチャンスも失う、そういうしくみだね。

★最強の結論がコレ★「激走情報」ある限り、完全秘匿は不可能、というワケ

4日の日曜にも大下さんに「M型面白い!」という話をしたんだが、

集中投票において、以前「V字型」「継続型」という話を出したと思う。

V字型はある時間帯(分刻み)にぐっと買いこまれるが、すぐに元に戻る動きをするオッズ。

継続型はどんどん買われていって、時間につれて偏重が大きくなるケース。

実は前者には「弱いインサイダー」が含まれていて、情報が強力とはいえない場合が

よくある。当然ながら時間帯では後出しのほうが同じ動きでも規模が大きい。

だから、後出しほど信頼度が高い。

だからA、B、Cの3か所に動きが出てその組み合わせを志向したとき、最後の最後に

Dにも偏重が感知されればA、B、Cのうち欠点がある買い目を切ったらどう?という

ことにもなる。ま、ブログ主の場合は、全部フォローしようとして点数が増えて

回収率を下げちゃいますがね。もしくはA、B、Cのつもりが、あわててB、C、Dと

買ってしまい、最初のAと最後のDが激走ということもあるんでね。

これに対しM型は一見この逆の動き。買いこまれるの反対で、急に支持率が落ちるケース。

落ち幅が極端なケース。たとえば、放馬して除外寸前とか、そういうときの動きがまさにこれ。

でもでもそんなケースは超レア。急に支持率が落ちてクサイと思っていると、

最後の最後に買われたりする。つまり支持率急落はそのオッズを取った直前に

偏重が入っていたからなんだよね。某●●●じゃないので、各レースを切れ目なく継続的に

オッズ監視できるわけじゃないので、たとえば25分前、4分前、3分前の3か所で読もうと

すれば4分前、3分前には圏外だったのに、2分前には「おや?」という動きになる場合がある。

もちろん、結果に結びつくから、支持率急落もサイン、と見るわけだ。

VとMはどっちからどう見てそういうか、という話なんで、とりあえず反対の動きに見える

パターンとしておこう。

ちなみに継続型の中には、オンエアでだれかが推したとか、パドック(返し馬)が

誰にでもわかるほどよかったとか、インサイダーじゃない部分も含まれるよね。

最近よく見かけるのは、複勝の偏重で、2頭のペアがどっちが犯人か悩んでいるときに、

最後に犯人のほうが単勝も売れて、その結果激走するケース。

こんなん上位人気で発生すれば、インサイダーとは無関係な一般票でしょう。

良識のある一般票。Targetではその「過程」が残らないので残念だけど、

すべての激走馬が痕跡を残すとは限らないから。

とにかく「インサイダー」の6文字に惑わされている時点でなーんもわかってない、

ちゅうこと。某●●●では緻密に場合分けしているみたいだからね。

ところが、もっと押さえておきたいポイントは、ふだん自分は

時系列的には多くても4か所ぐらいしかチェックしないけど、

チェックしている馬券種は多くない。

つまり情報を持っている側がこっちがチェックしていない馬券種で勝負していれば、

まず気配は感知できないわけだ。

だがしかし。

横で坂本さんや大下さんが、当たったハズレた、というわけでその度に

「○倍だよ」と言ってあげようとすると、自分がラスト1分で買ったときのオッズがまあ

見事に美しく変わる。7割がた「下がる」。

いかに知っている人が最後にドカンと買っているか。

もちろん当てるつもりで買っていくということは、三連単だけ買っているハズがないのである。

多くの場合、的中を担保する馬券を必ず押さえている。

もちろん例外もあるけど、そこにこそ「直前投票の真理」があるわけだし、

ハズしたくないインサイダーをトレースする極意があるんだと思う。

他人に激走馬をバラしたくないだけのために、締切に間に合わないバカは

どこにもいないはずだからね。

★こんだけ説明しても…★わかろうとしない奴には念仏!

検索ちゃん~最近あまりにくだらないので、めったにしか取り上げないけど。

簡単に言えば、何をどうしたいのかわからないってとこですけどね。

そんなに「インサイダー馬券」が気になるんでしょうか?

ま、このブログをちゃんと読んでいないからしょうがないけどな。

「インサイダー馬券が気になる」じゃなく

「どうやってインサイダー投票を見破るか」

なんだと思うけど、しかるべきソフトを使えばそれがわかる、ってどうしてそう短絡するんだろう。

夢見る少年少女か!って突っ込みたくなるね。

「成立しないインサイダー投票」…つまり3着以内に来ないケースをどう考えているか、

だし、

精密に「締切のベルと同時に大量買い」しているインサイダーをどう捕まえるのか、

不思議でしょうがない。

それよりも事前に組まれている「セット」を読むほうがずっと簡単だし、

オッズの動きとそれらセットのコラボでけっこうおいしい激走にぶつかるのにね。

っと、セットの話をするんだった。

今回3日間開催なので、膨大な数のセットが組まれている。

いちおう日本人騎手は最低3つ、外国人騎手は2つからチェックしたけど、

複数あればもうそれで「セット」という可能性があるからね。

もちろん、シングルのヤリもあるわけだけど、そんな見えにくいものより、わかりやすい

「組み合わせ」を追うほうが簡単でしょう。

横のセット(3日あると、チャンスはふだんの1.5倍?)は

・どっちかがんばれ

・期待薄のウマに、計算できる馬をおまけする

のいずれか。

これ当然、厩舎×騎手だけじゃなく、厩舎×馬主もあるから。

タテのセットは、ヨコより難易度が高いけど、

・次の大レースに乗せるから、ステップレースから感触をつかんでおいて

という勝負パターンが多い。

だからステップレースから「クサイ組み合わせ」に飛びついて失敗するケースもある。

ま、2回のチャンスをどっちも必死に獲りに行く、ケースは少ないので、連続形で意識すべし、だ。

それと新馬は

・レースに乗って感触を教えてほしい

というリクエストもあるんで、一流騎手でも初戦からイケイケとは限らない。

他の陣営が回避しちゃう少頭数レースはともかく、多頭数の1人気で血統馬に一流騎手

が配されているケースに何でもとびつくのはリスキーってことだよね。

ということで、「インサイダー」というキーワードに飛びつくのは何も知らない、かつ

安直な考えの人たちってことでよろしいみたい。

きっとブログ主がTargetを駆使していることすら、意識の片隅にもないんでしょう。

しかし「直前の動き」が即座に配信できるのなら、それだけで情報商材になるけど、

締切30秒前まで起こった驚異の事実を発見者以外が買い目として活用できるとは思えない。

自分で見つけて自分で撃ち落としてみな、っていうことよ。

★不的中馬券とPOG指名馬の将来性★いやあ、ためになる!!!

素人の「見立て」は往々にしてハズレることがあるが、その都度修正していけばいい。

ある方針でトライして、結果が思うように出なかったら検証して修正していけばいい。

そのうち「何か」がつかめる。

ということで先週の福寿草特別から、POGのハナシへ。

実は福寿草特別にはウチの馬が2頭出走。

1頭は1人気。前走で「位置を取りに行く」ケイバをしたために、馬がその気になってしまい、

今回も必要以上に前に行き、直線失速。

馬券的には、POG馬だから応援馬券を買う、のは陳腐なことは理解していて、

「馬券で当たるか、POGでポイントを稼ぐか」どっちかでいいスタンスで臨んだ。

結果的にはどっちもダメという散々だったが。

オッズを見たら「不安」のグリュイエールはマジカルエイト除外、ストレート9の

パターン。不本意ながら(POG的には応援馬券で)見事に不的中。

この前向きな気性は今後大きな障害になるよね。残念だけどしばらくは1勝馬のママ

でしょう。これを矯正できたら、藤原厩舎(+NF)がスーパーだということ。

もう1頭のロードユアソングはというと、末脚を活かすだけ、の勝つ気のないケイバで

3着。武らしい。

いまはまだ、でも次につながるよね。

この2頭とうちのPOG、今世代の初重賞馬のシャイニングレイと比較すると、

操縦性の良さは天地の差。この操縦性の良さ+ディープの底力で、

クラシック5着以内は期待できるかな、という感じだ。

「前に行きたがる」と「前につけられる」の差。

適度に前向き&確実な末脚は生涯賞金に大きく関連してくることだろう。

たぶん一般馬主としての期待はそこなんじゃないかと思う。

もちろんダメはダメなりにベストを尽くしてほしいわけだけどね。

2015年1月 7日 (水)

★常に「例外」を意識すること★早熟血統は種牡馬だけで判別できず

発想のきっかけは中山金杯のマイネルフロスト。

順を追っていくと、しっかり牧場で乗り込んでいてトレセンでの強い調教を

必要としないマイネル軍団の中で、高木厩舎に所属しているこの馬は

1月の2日・3日で坂路で2本「ずつ」乗っていて、この高木厩舎は美浦でも

大久保洋吉厩舎と並ぶハードトレ厩舎。

中山金杯のレースを作ったのは同じ軍団のマイネルミラノで、この馬も前走、

あまりに見事な勝利に「覚醒→ステゴ産駒→目標・15年有馬記念」とひらめいたほど。

ミラノを逃げさせての、前門の虎後門の狼作戦、と見ていたのに、フロストは伸びず6着。

どうした? 能力不足? 乗り方?

とりあえずブラックタイド産駒の成長力、に着目してみた。

Seichoubtd

どうなんだろう。4歳の勝率は確かに悪い。でもこれは初年度産駒のみのデータ。

でもこれを条件別に見ると1000万下、以上のクラスで複勝圏に入っていたのは、ほんの数頭。

デイリー2歳勝ちのテイエムイナズマの印象が強すぎるのか。

あとはサイモンラムセスとプラスペスカ(どちらも現500万)

まだデータが少ないとは言えるけど?

2歳戦ではおいしい種牡馬なのに、4歳では消し?

で全弟のディープインパクトのデータ。

Seichoudeep

まあ、輝かしいわ。輝かしすぎて、早熟に見えるほど。

6歳で複勝率20%もあれば優秀優秀。

次に示すのが6歳馬の種牡馬別戦績(2014年)。

Seichou6sai

おや?ステイゴールドだけ抜けて低い。

5歳時データではステゴ産駒は複勝率22%。

ところが6歳になると7%。

でも出走数は5歳だと26位。6歳だと5位。

つまりは5歳まで残ったウマたちは継続して賞金を稼ぎ続ける、ってこと。

3着以内に入らないまでも。

マイティスコール、ゴールドブライアン、スマートリバティー、ナカヤマナイト、

セイカプリコーンの5頭は14年の6戦以上して3着内は一度もナシ。

マイティスコールなんか15戦してますわ。(4着1回、5着2回)

ということはよくも悪くも個体差の要素が大きくて、それがデータの概要を左右する

ってことみたいね。

・真に成長力のある馬

・頭打ちになって登録抹消される馬

・健康でそこそこなので、全体の数字を下げても出走し続ける馬

これらを総合した数値がデータ、というわけ。

成長力があってクラスが上がっても勝ち負け、という馬はそうはいないので、

それこそ、個体識別が必要になってくるのか。合わせて馬主事情も関係してくる。

そこそこ賞金を稼ぐのなら厩舎に置いておきたいから。

ということで、最後に生産者別データ。

Seichou6sai_br

合格ラインの複勝率20%をクリアできている方々、健康なので使い続けている方々が

おぼろげながらわかるよね。

どういう馬主活動を志向しているか。

11位の某軍団(生産牧場として)の37%は目立つけどこれもたった4頭の選抜軍が残した実績。

オープンはデザートオアシス1頭だけだから。

血統データが危うさが垣間見れるよなあ。

★「進歩なし」は同じ人?★そ、95%は同じ人

ある意味、一種の「魔除け」かもしれないと思う。

「何か」を期待して覗いてみたけど、「見えない」話に終始していてつまらない。

でも、思うんだよね。

「見えない」って真っ暗か?ってね。

たぶん初心者から脱しない人って、手順がわからない。

山を登らない人に、登山口を教えても無意味。

ほんとうに富士山は遠くからよく見える山。

「きれいだな」と見ている人と、早起きして5合目で登り始めた人では立ち位置が

全然違うだろう。

金杯の日に来ていた大下さんの連れも、たぶん60前後なんだろうと思うけど、

「マルチはどうやって買うの」

おい、三連単、かい!

ふだんケイバはしないけど、金杯の日だから、1年の運試しをしてみっか、のクチ。

京都9Rで「この馬は藤原厩舎だからね」と言われて、それも大下さんに2回も言われて

「ふーん」と気のない返事。

で、「そこ(1人気)から買っているんだから、儲からない買い目が多いよ」と言われても

「………」

で、そのグリュイエールが5着に飛ぶ。「(軸の1人気)来ねえじゃんか!」

金杯で「ようやく当たった」

166倍だよ、と言うと

「そんなにつくの?」

三連単で、と言うと

「三連複」だって。

これから頑張る、という立ち位置でない人に何を言っても始まらない。

「愚かだね」なポイントが3分で発見できる。

これ、ブログの検索ワードを日々見ていても同じ。

3年半もブログを書いていると、いいかげん自分でも進歩があるんだけど、

検索ワードのレベルは不変。スタート地点からして間違っているものがほとんど。

この時期から「函館競馬・指定席」を気にしている人もいるけどなあ。

「馬券はどう買うと当たりますか?」って?

的中率の高い順に馬券種8種を並べてみて。

売上シェアの多い順に馬券種8種を並べてみて。

え?8種がわからない?

それで「どう買えば当たるか」聞いている?

そんな感じ。

こっちも楽だから「初心者」くくりをするけど、

競馬歴10年、でも初心者がいかに多いか。

目指すなら、そこを脱しないといけないけど、その前に馬券を当てたいのだそうだ。

「脱初心者」と「目の前のレース的中」と、ノータイムで後者を優先する人々に

何を言ってもムダでしょう。

だから「見えないだろうなあ」と思いながら、書きたい感覚的・主観的なハナシを

ふるのがラクなんだよな。

2015年1月 6日 (火)

★事前にレースを絞り込む堅い決意★「そうまで」は今度機会があったら、ね

今週はしばらくつかみどころのない話が続きそうだ。

有馬記念、激混み。

金杯、やや混みの函館競馬場。

あまり探偵が馬券を回収する雰囲気ではなかったけど…。

やはり気になる常連さんはジョージ氏だな。

1月4日、やや出遅れのブログ主は、大下さんの取ってくれた席にすべりこもうとすると

「今日は連れが来るんだ」

あわてて反対側に一席確保すると、それがまあジョージ氏の目の前。

自ら彼の眼前に位置どった形に。

そりゃ火花が散るのも無理はないか。

…と、思いきや、この日は後ろから声が聞こえてこない。

席にいないの?と思ってチラ見すると、ほぼ在席中。

当たってないのかな。

ま、1日終わって、京都10、中山11、中山12、京都12(たしかこの4レース)でいつもの掛け声が。

でこのうち2本が万馬券。こっちは、どうせ午前中負けていたんでしょうよ。

挽回できたか?と都合よく思っていたら、それを見透かしたかのように、

わざとらしく証拠を残していく彼。

だいぶ、その誘いに乗るかどうか迷いました。

けど、乗ってみる。

朝の出勤の時点で「京都9Rは買わない」の決断はなかなかすばらしいと思う。

その代わりに京都の3・4Rを買うって、じゃあ京都の1・2Rは買わないってコト?

少なくとも、回収率アップの工夫は事前にされている。

今回の「乗ってみる」はここまでにしておくけど、

「三連単の回収率アップ」を工夫していることはちゃんと見抜いた。

中山金杯、ユールシンギングを残しておくのは、人気にとらわれ過ぎた馬券師には

できない感覚だもんね。面白い。しばらく火花、散らしてみたい。

それより坂本さん、もっとしっかり、だよ(笑)

★異なるルートをたどり、結果は同じ…★でも次回も同じ、なのか?

しかし、あれこれ捻りだしてみるもんだ。

さっきの特定V4を未勝利+αの条件で絞り込んだら、複勝率は42%(過去2年)。

4ポイントも想定値を跳ね上げた。もっと積極的に買え、か。

さて、某ブログで、年末の有馬記念でオーシャンブルーを本命にしている方がいた。

これをネタにいったん記事を書きかけて、いったん頭の中を整理して、

組み立ててみるのだが、

・中山2500で8枠不利を知らないの?

まず、これだ。

じゃあ、知っていて、これを逆転する要素があればいい。

・ステイゴールド産駒はこのコース大得意

・2012年の2着馬

・池江厩舎がこだわってここへ使ってきた

逆転、します?

最初、13年の有馬は出たかったが賞金的に出られなかったので、

明けの中山金杯1着で賞金加算できたので、1年間待ち望んでいた、という見方があるな、

と思った。

自分は出られて満足、と思ったんだが、このブロガーは「ついにチャンスがやってきた」

ととらえたらしい。

ここまで来るとセンスの問題。

「オーナーが毎年有馬記念出たいよね」

ちょっと違えば

「今回2着なら、来年1着だよね」

でも出走しても、絡めるデキにないことがわかっていて、自重して金杯1着だったら?

はい、2015年のラブリーデイと同じ厩舎。

ラブリーデイも2013年には有馬記念出ていますけど?

たまたま、でしょう?

そう、言うか。

このブロガー、阪神JFではトーセンラークが本命。

阪神マイルで非エリートが勝つとなると、とんでもない年だろう。

ま、3着でも馬券は当たるが。

この厩舎でなぜ四位の起用?と記事にあったが、

目のつけどころは悪くない。

でも当初は小林(徹弥)だったんだな。ABで四位の投票馬が除外されたから、

入れ替えて頼んだわけだ。

そんだけ小林はダミーだったってこと。ちゃんと公共の電波でカラクリを話した

人物がいたよ。聞いて「そうだろうな」と自分は思ったよ。

これを「勝負気配だから四位」と見るか?

ここがセンス。詰めないで、「最終決断の直感」を働かせるのが早すぎると思う。

その前に詰める、ものがあるはず。

もちろん、逆方向に詰めては元も子もないがね。

でも、彼は強いので、日曜の金杯の本命がラブリーデイ。

複勝は200円。直前オッズを見ないから強い、とも言える。

最初ラブリーデイ?ないな、と思っていたのに、最終オッズの動きで、

あわてて買い目に足したブログ主とはあまりに違いすぎ。

どっちがどう、という問題ではないかもしれないけど、少なくとも ブログ主は

この差を追求しようとしているのは確かだと言っておく。

★まあ「求めない」淡泊さに何も返す言葉なし★三連複の的中率18%はへぼい、って?

積み重ねていくと、どう見えていくか、を率直にかつ感覚的に書くと、

初心者には「何を言っているかさっぱりわからん」状態になるのだと思う。

でも、勝負はそこから。

ブログ主は、噛んでふくめて、わかりやすく丁寧に書こうとは思ってないから。

もし、そうしたとしても、半分以上の人とは感覚を共有することは無理だと思う。

だからまあ、ぽつりぽつりと

「そのアプローチは違うな」と唐突に書くことになる。

「オッズ解析」…何をどう解析するんでしょうか?

どんなイメージなんでしょうか。

説明してもわからない、と思う。そしてそれが「絶対的な正解」とは言い切れない。

オッズ偏重のウソ・ホントは膨大な経験の上になりたつ、直感だったりする。

「どうしてその馬、買えるの?」

と聞かれて

「だってオッズ動いたもん」

それだけ。

逃げつぶれたり、追い込んで届かずだったり、それも多い。

でも、普通はなかなか買えない人気ゾーンの馬のオッズが動いたら、

嬉しい。オッズ派はこうあるべきでしょう。

また人間関係を読んで、最後の1分で、動くオッズを「予測」したりもする。

そろそろ、こいつら、やりそうだな、というわけだ。

「なぜ?」の答えが

「ただなんとなく」ではなく

根拠となる事実があるだけで、プレッシャーはぐんと軽くなる。

特定V4のケースで根拠となる軸馬の複勝率は38%前後。

残った2頭が人気サイドで収まる確率は50%ちょっと。

だから三連複の的中率は18~19%。

これで合成オッズ3.0なら、勝てません。

でも複勝の平均配当が230円では、複勝買ってもプラスになりません。

でも、三連複の的中率18%は頼りになると思うんだよな。

月曜、中山1Rからいきなり特定V4が炸裂(もちろんリアルタイムじゃないので結果論)。

配当は840円。

中山3Rでも結果から見れば見事な特定V4。こっちは1人気が飛んで、

三連複は9980円。

これを両方トライして、ちょうどいい回収率でしょう。

この2レースはいずれにしろ的中できる運命にある。

そしてこのパターンがきれいにハマるのは、未勝利戦だからじゃないか?

Targetがなくても、この作戦は可能ですけどね(笑)

2015年1月 5日 (月)

★流れに「寄り添う」前提としての設定読み★オッズ解析と表裏一体

最近痛切に感じるようになったのはレースごとの「色」。

素人さんは発走時刻やレース番号でしか判別できないかもしれないけど、

条件と距離と出走ニーズによって、こんだけオッズ構成が変わるものか、と思うんだよね。

特に3歳未勝利と古馬500万下の違いはとても大きい。

必死になりずぎて、失敗こく未勝利に対し、いかに効率よく稼ぐかを競い合う500万下。

当然穴があきやすいのは後者だよな。

これが条件が上がるにつれてメンバー判断で競争率が大きく変わってくる。

特にこの季節のダートOPなんて、ケイバに使える幸せ!てなもんで、

しっかり仕上げて勝ち切るのは二の次だからね。中山のメインなんて4~6枠あたりで

適当に流しておけば当たったのにね。

こういうレースは「せいぜいこのぐらいだろう」の予測を大きく超えていく。

大胆さがないと獲れない。なぜ月曜京都9R北野特別はわずか10頭立てかってね。

穴馬の余地がある少頭数と、堅くしか収まらない少頭数があるからさ。

京都4Rの8頭立てみたいなレースは、逆だけどね。なぜならダ1800だから。

基本は穴馬探しからのアプローチにしても、出走させる側の意図を読む努力がないと

いつまで経っても馬券は上達しない。

★適切にリベンジしていただいて穴馬券をいただく★いかに「流れ」が重要か

いやあ、今更ながらケイバ、面白いね。

さすがに今日は平日なんで、リアルタイムでは買えなかったけど、

まあ狙いがズバズバ当たる、というか、読み方が正しいんだろうね。

いかんせん、流れに合わせて打てない日だけに、どっちかでいいものを両方に張って

しまい、的中を逃したレースもいくつかあって、そこはやっぱり事前買いじゃ

だめだってことだろうな。

「この人たちが穴を開ける」がこれだけ読めれば、箸にも棒にもかからないってことは

起こらない。あとはほんの少しのさじ加減で、問題はそこだけどね。

とにかく当人の身になって考えれば、プロなんだから、それなりの実績は残すでしょう。

リアルタイムでできない日の「距離感」はこんなもんだな。

もちろん、1日べったり楽しめたほうがいいに決まってる。

遡って初日は、必死に流れに寄り添って頑張ったけど、

肝心のところで、狙い馬が4着・5着。

でも陣営は予定したらしく、失敗した騎手はどんどん巻き返してきた。

そこらを見落とさないためには「最初に決まるはずだった勝負」から見抜けていないと

ダメ。なんと小坂騎手なんて4人気を6着に負けさせておいて、16人気で2着に

食い込む離れワザ。10倍返しってところですか。必死になる理由があるからさ。

このぐらい極端だと狙い撃てるのはギャンブルのセンスになっちゃうか。

2015年1月 2日 (金)

★膨大な試行数がこの違いをあぶり出す★堅いレースはどこまでもカタイ

専門家、経験者でも…というレベルの間違ったケイバ常識。

前記事とのつながりで。

・軸馬が下位人気なので相手が手広く買える

・軸馬が上位人気なので、人気サイドに流しても始まらない

とりあえず、そう考えてみる?

という程度の発想で、まあ間違っている。

141228han04

このレースを思い出した。まあ、サンプルはいくらでもあるんだけど。

3頭で決まっちゃいそうだな、と思ったけど、単4人気に少し動きがあったので、

軽い気持ちで1人気から三連複を立ててみた。すると1-2-3人気があんまり安い

んで、三連単の6分の4戦法に落とし込んでみた。

地力に勝る10が結局差したけど3-10-1の目もあった。

10-3-8の目もあった。

でも緻密に配分しなかったので3.3倍×200円でトリガミになっちまった。

ちきしょー300円買うんだった、って嘆きます?

このレースで「10から買うんなら1や3は買えない」ってバカでしょう。

じゃあこんなレース、ケンだよ。

そこそこ。

なんでも先に自分のモノサシに当てはめて考えてしまう。

近未来に起こる結果に当てはめて考えるためには「オッズ」なんだわ。

2年ぐらい前は「堅いレースがわかるようになった」なんて感想だったけど、

もうそれも言わないからね。

(こんなレース当てるだけでしょ?儲からん。三連単960円を獲って、そんで

自慢するの?嘆くの?)

★専門家、経験者でもつい…というのがミソ★安定の意識は「投資」の発想?

年頭なので、繰り返しておくけど、考えていく順序ってものがある。

1.的中することが第一

2.的中を意識しすぎると、回収がおぼつかない

3.回収を意識しすぎると、今度は的中率が下がる

4.でもって、この両者のバランスがつかめない

5.合成オッズを意識しながら、勝負度合いと回収期待値を考える

こういう流れ。

これを手書き&アナログでやるのはなかなか難易度が高いだろうね。

さらには自分の試行をしっかり検証&反省することも重要だ。

示唆に富んだ場面だが、競馬予想TVである出演者が、

「この◎(上位人気)から、(人気サイドの)そのウマは買えないでしょう」と発言したら、

「それほどの人気でもないけど」というツッコミが発生。

これをあくまで感覚的に、合成オッズをとらえずに専門家?でも発想しているんだろう、

と思ったね。

その予想家の◎が複勝圏100%の自信なら、三連複1頭軸相手全部BOXでしょう。

あとは回収率100%を切ってしまうメが発生しないように資金配分をすればいいだけ。

もし点数が多くなりすぎるのなら、複勝1点に切り替えればいい。

で、的中率を担保せず、回収率ばっかり意識するから、「軸は合っていたのに抜け」

となる。

複勝率100%の自信、ってのがまずは怪しいけどさ。

自信がないから、なんちゃって、すれ違いざま、居合抜き馬券に徹するテもあるわ。

別に軸馬を定めなくてもいいけれど、どのぐらいの合成オッズで狙っているか、

知らずに買っても回収できないし、逃したチャンスの大きさを自覚せずに

熱くなるわけだ。

自分なら2倍を切った合成オッズで買っていれば熱くなりすぎだし、

10倍近い合成オッズになっていれば「的中を捨ててもいいんか?」な買い方といえる。

自分の買い目リスクを意識しながら打つのが上級者への道でしょうな。

それにしても

「馬券・儲かる買い方」なんていう検索が有効だと思っている時点で、

こんな基本的なことも難解に思えることでしょうに。

★裏付け、のち自信…★豊かな発想を支えるのも自分のコンディション

暮れに高橋さんの言った

「やっぱりデータは大事だね」が妙にひっかかっている。

即座に「使えるデータと使えないデータ」と反応したが、それはやってみないと

わからないことばかりだ。

大昔、こんなことをしていたことがあった。

「馬連BOXに必ず奇数馬番を1頭以上入れる」

あれ?偶数だったっけ?

単なる買い目を減らす工夫、安心するための工夫。

どうせムダな買い目を買ってしまうんだから、ということね。

そういう意味で、「上位騎手の得意な枠」だと喜んで買い目に加え、

「苦手な枠」だと積極的に買い目からはずす、ということも試行している。

もちろんサンプル数の多いケースだけだけど。

それで当たるか、というとまだ成功例はさほど多くないが、気分が落ち着く効果がある。

面白いのは、誰もニガテ、得意の枠を引かないレース、苦手の枠ばっかり引いている

レース、得意の枠ばっかり引いているレースと偏りがあることだ。

得意の枠を引いていてもシンガリ人気なら飛びつけないしね。

だからデータを知っていても、ちゃんと活用できるかどうかは別問題。

そうなんだが、これ試していないと面白さもわかんないんだよな。

中山ダ1800で1枠は不利枠。でも後藤ならよく持ってきているから消しちゃダメ。とかさ。

1年以上前に買ったとある競馬必勝本にダ中距離の攻略法が載っていて、

ある競馬場のコースで、1000万下は昇級馬はペースに戸惑うので買えない、と

書いてあった。

前走1着って数字が低いんだ、と調べたら、

前走2着勝率19.4%、前走3着勝率14.5%、前走4着勝率10.7%、

前走5着勝率8.2%とあり、昇級馬は7%しか勝率はない。複勝率もこの中では

5番目。

じゃあ、前走2着が買えるのかというと単回61円、複回78円で、

プラスになる前走順位はないんだよね。でもこの前走2着に枠順を掛け合わせて

みると、あーら不思議、4枠は複勝率57.7%で5枠は複勝率31.5%。

なんかちょっとクサイけど、中山ダ1800の全体傾向は、

1~3人気で4・7枠買いだから、しっかり符合する。52頭中、12勝。

ちなみに人気・穴とももっとも数字のいい8枠では35頭中、11勝。

複勝率は平均的だけど、ちゃんと勝ち切っている。

ケイバのデータなんか膨大なデータ分類をした末に、古かったり偏っていたりは

しょっちゅうだけど、大事なのは「発想」だと思う。

経験×発想=実績。

ま、発想に結びつかない経験は、単なる時間の浪費、ってね。

疑問を持って調べるためのTarget JV、それだけで感動しちゃいますけどね。

2015年1月 1日 (木)

★比率は100:1ならぬ1000:1でも?★1問1点100点満点とは想像しないの?

ここしばらく、ケイバにこれだけのめりこんでいるのは、

依存症なのか、ということが頭の片隅にある。

依存症かどうかといえば、その疑いは大きいだろう。

ただし、ケイバ依存症であってもギャンブル依存症じゃないんだよな。

正確にはJRAケイバ依存症。喜びなさい、JRAの皆さん。

ほかのギャンブルは怖くてやる気がしないよ。勝ち方が見えないから。

だって、そこにそんだけ時間を費やして経験値稼いでいないもん。

ちゃんとここを読んでいれば、その特殊性はわかる。

意外と?こういうアプローチはほかにないみたい、だよ?

それなら、とてもいい。

「事前に時間をかけて予想する」

この意味がわからない。

「事前に時間をかけて準備する」

ならわかる。

「なかなか予想が当たらない」

じゃなくて

「なかなか買った馬券(の買い目)が当たらない」

じゃあ、当たる馬券を買えばいい。

おいおい正月から、こんな簡単なことがわからない奴が出現するって、

何年このブログを続けてきたんだ?ってなる。(笑)

これ、何回書いたっけ?

いまだに朝イチのオッズに注目する奴がいるみたい。

時間軸あたりの売り上げ構成比はどうなっている?

ラスト10分でレースの総売り上げの何%が売り上がる?

売上の1%が進行したところで、突出したオッズと、売り上げの90%を過ぎてから

透けて見える「動き」とどちらが大きい?

そもそも異常オッズ検知ソフトってなんだよ。

どの時点で何を「検知」してどう行動するんだ?

もう少し、このブログを読んだら、勉強になるぞ。

うーん正月からなんか機嫌が悪いな。昨日からの雪が止んで

天気はわりと穏やかなんだけどな。

(しかし、超ぶっ飛んだタイトルだ。。。)

★時を巻き戻すことが無理だとしたら★前に進むだけ、ってハナシだよね、2015年!

き数週間前に知人と飲んでいて、あるカメラマンが、3000時間撮ったら、

見えてくるものがあるから、撮りまくれと若手にアドバイスしていたって話が出た。

ケイバに置き換えて3000時間って?

毎週欠かさず、朝イチから全レースを5年か。

とっくに過ぎてるってわけだな。

見えてしまったコトに対してリスペクトを払わないボンクラは、

何時間、ケイバとその周囲の人間を見ているんだろうね。

5年間で3000時間以上ということは、レース開催日以外にもケイバに携わって

文句を垂れているわけなんだろう。

断片しか見えない、は、ジョージ義行氏にも言えるだろう。

饒舌すぎる自己嫌悪は忘れるけど、ノーチャンスな人ってけっこう多いんだね。

ま、年末年始で、仕事がなくてヒマですってか。

うーん、(意図的に)読み手が感情的になるように書いているとしたら、それに乗る浅さは

アッパレとホメてあげる。

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