★混戦の桜花賞を切る★直前分析PART-1【ラップ編】
ここまではっきり書く、ということは、「これが正解!」という確信がない、
ということで。自分だけこっそり「正解」を見つけていたらヒミツですから(笑)
ただそうやって自信があるときこそ、馬券が外れる、というのもあるんで
どっちがいいかわかりません。
【ラップ編】と【血統編】を用意したわけだけど、関連しているんだわ。
均等じゃなく【ラップ編】のほうが基礎知識系。
同じ阪神のマイル戦、ジュヴェナイルフィリーズとチューリップ賞のラップを
比較してください。
前者は前傾ラップ、後者はスロー瞬発力型。
桜花賞が改装阪神で行われるようになって「魔の桜花賞ペース」は死語になり、
しっかり直線を走れる馬がジュヴェナイルフィリーズを勝ち、桜花賞を勝ち、名牝への
道をかけのぼっていくパターンが定着した。
つまり、この路線の阪神マイルは乱ペースになることは少なく、じっくり直線でという
パターンが増加したわけだ。
しかし、昨年の2歳G1は例のない前傾で、ここでの好走馬をどう見るか。だ。
マイルのチューリップ賞が桜花賞に直結し、1400のフィリーズレビューが直結しないのは
フィリーズレビューが平均ラップであることが多いから。まず、瞬発力が要求されることは
少なく、スピードの持続がテーマとなる。
それがマイルになると、瞬発力+スピードを変化してくるわけだ。
簡単にいうと1400が得意すぎる馬は、阪神マイルに向かない。ということ。
さてここまでのレース実績でそれをどれだけ見抜くか。
まず、ローブディサージュ。スロー瞬発力型のチューリップ賞で惨敗。
ファンタジーS好走を見ると1400型である可能性はないのか?
クラウンロゼ。中山マイルで重賞連勝。中山マイルも平均ラップ持続型。
もちろん坂があってそれなりの瞬発力でこなしているけど、長い直線はどうなのか未知数。
レッドオーヴァル。鮮やかな末脚を見せたのは、京都の1400紅梅S。直線平坦。
ラップは持続型。そしてチューリップ賞惨敗。出来だけか?
メイショウマンボ。1400のフィリーズレビューを勝っているので不向きか?と思えば、
マイルのこぶし賞をスローで差し切り。京都コースであることがひっかかるが、
万能型である可能性は、ある。
トーセンソレイユ。エルフィンSはやや平均ラップを鋭い末脚で馬群を割ってきた。
ただ適性うんぬんをいうにはデータが少ない。これも京都だったから、という言い訳は
じゅうぶんに想定できる。
クロフネサプライズ。ジュヴェナイルフィリーズでは前傾ラップで2着に粘り、
チューリップ賞ではスローを余裕の逃げ切り。もしかしてこれは「能力」?
ジュヴェナイルフィリーズ以降、桜花賞対策をしっかり積んできて、このプロジェクトに
武豊が掛け合わされたのだとしたら、意外と手ごわいかもしれない。
コレクターズアイテム。スロー瞬発力のアルテミスS(府中)を勝ち、同じ府中の
クイーンCで惨敗。仕上げの問題かもしれないが、気にかかるのはデイリー杯2着の競馬。
こういう「切れ」を期待される馬は、展開問わずこの脚を繰出すことはなかなか難しい。
ブエナビスタがどれだけ偉大だったか思い出してほしい。この馬が早熟とは思わないが、
道中じっとしていれば必ず弾ける、と出走させる側が期待しすぎると…。
スピード持続の実績はないが、スロー瞬発力で断然、とは言えない安定感と見た。
総合的にはクロフネサプライズがもっとも気になる馬なのだが、これが血統面で
死角?を抱えているので、その話はまた後日。
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